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モノクロGBのゲームなのに驚きのクオリティ!メトロイド2を遊んでみた感想&紹介【GB&Switch】

2024/09/04

こんにちは!


初代GBで発売されたメトロイド2を遊んでみた!

タイトルサムネイル


今回の記事をオススメしたい方
  • メトロイド2に興味がある
  • メトロイド2を遊んだ詳しい感想が知りたい
  • 2024年現在メトロイド2を遊べるゲーム機が知りたい
次はメトロイド2を遊んでみよう!

前回の記事で「スーパーメトロイドを遊んた感想」を書いた勢いそのままに今度はメトロイド2を遊んだ感想を書いてみよう!と思いつきました。

メトロイド2はスーパーメトロイドよりもさらに2年前の1992年発売の初代GB(モノクロ液晶)のゲームなので、今の時代に感想を書くのは難しいかもしれない...。でも、書いてみたい!

ちなみに僕はメトロイド2は過去に1回クリアしたことあるけれど、かなり記憶が曖昧になっている。

というわけで、今回は「超久しぶりにメトロイド2を遊んだ感想&紹介と今メトロイド2を遊ぶならばどのバージョンがオススメ?」などを書いています。

30年経っても色褪せない面白さ!スーパーメトロイドを遊んでみた感想&紹介【スーファミ&Switch】 | ひきこもりの生きる道

30年経っても色褪せない面白さ!スーパーメトロイドを遊んでみた感想&紹介【スーファミ&Switch】 | ひきこもりの生きる道

1994年発売の任天堂のアクションゲーム、スーパーメトロイドの紹介と実際に最後まで遊んでクリアした感想を書いた記事です。その他にも今スーパーメトロイドを遊ぶならどのバージョン(スーファミ、スーファミミニ、Nintendo Switch Online)がオススメか?などの内容も書いています。


メトロイド2とは?


緊急指令。サムス アランに告ぐ、メトロイドを全滅せよ。

このタイトルは、1992年に発売されたゲームボーイ用のアクションゲームです。 銀河連邦より主人公「サムス アラン」に与えられた任務は、惑星SR388の地底に潜む浮遊生命体「メトロイド」の全滅。サムスはビームやミサイルといった武器を使って、行く手を阻む敵と戦います。ジャンプ力をアップする「ハイジャンプブーツ」、敵などを凍らせる「アイスビーム」といった豊富なアイテムを活用して、惑星内をくまなく探索し、地底内のメトロイドを倒していきます。

引用元:GAME BOY Nintendo Switch Online 「メトロイドII RETURN OF SAMUS

メトロイドII RETURN OF SAMUS(以下メトロイド2)は1992年に任天堂より発売されたゲームボーイ(通称GB)用のアクションゲーム。メトロイドシリーズとしては2作目。2024年現在ではGBの他にSwitch(Switch Online)でも遊ぶことができる。


ゲーム内容は惑星SR388の地底を探索して、潜んでいるメトロイドたちを倒すことが目的の横スクロールのアクションゲーム。アイテムを入手して、主人公のサムスがパワーアップすることで出来ることが増えるのは3作目のスーパーメトロイドと同様だけど、今作はメトロイドを倒すことも行動範囲の広がる鍵となっている。


個人的には、初代GBというモノクロ&お世辞にも見やすいと言えない残像が多い液晶のゲーム機で、よくぞこれだけの本格的な探索型アクションを作ったな...と感心するゲーム。

初代GB全体
僕が実際に昔使っていた初代GB



ちなみに2017年にはニンテンドー3DSで「メトロイド サムスリターンズ」というメトロイド2の完全リメイク版も発売されている。

3DSのリメイク版
今回の記事では3DS版には触れていない



僕のメトロイド2との出会い

僕はメトロイド2が発売した1992年には既に初代GBを持っていて遊んでいたけど、当時はメトロイド2に興味を示すことはなかった


メトロイド2のカセット1



よく行っていたジャスコ(現イオン)の玩具コーナーでパッケージを見た記憶はあるし、「メトロイド、オモロイド...」というテレビで見た変なCMは小学生の僕に妙な印象を残していたけど、その程度だった。


そんな僕がメトロイド2に触れたのはメトロイドシリーズ3作目であるスーファミのスーパーメトロイドを2回目にクリアした2011年ごろで、スーパーをクリアした勢いそのままに「メトロイド2もやってみるか!」となった。

ちなみにメトロイド2は少し前にブックオフで一番GBのソフトが安かった時期(2000年代前半)にカセットのみの中古を210円~315円ほどで、購入して持っていた。


プレイ環境は既にGBASPなどが出ている時代だったけど、スーファミ+SGBを使ってテレビで遊んだ。

スーファミ+SGB
スーファミを使ってテレビでGBソフトを遊べるSGB



スーパーメトロイドを遊んだ直後だったので、メトロイド2はマップがない(自分の現在地を確認する方法がない)という事実に戸惑ったけど、モノクロのGBで出たとは思えないぐらい良くできているゲームなので、迷いに迷った末にクリアしたのを覚えている。


仮にメトロイド2の発売当時の1991年に小学生の僕が遊んでいたら、難しくて理解できずに先に進めなくなって、投げ出していた可能性が高いと思う。(初代GBの液晶が見づらくてアクションに向かなかったのもある)

それは同じぐらいの時期に任天堂のX(エックス)という当時としては画期的な3DシューティングをGBで再現していたゲームをワゴンで500円だったという理由で購入したけど、僕も弟も理解できずに楽しめなかったという苦い思い出があるからだ。

X(エックス)のソフト




ファミコンのゲームの続編がゲームボーイ?

なぜ、初代のメトロイドは据え置き機のファミコンだったのに続編のメトロイド2は携帯機のGBだったのだろうか?と疑問に思ったので、ファミコンとGBの性能について調べてみました。(※正確にいうと初代メトロイドはファミコンディスクシステムのゲーム)



ファミリーコンピュータとの比較

ファミリーコンピュータと比較してCPU・RAM・VRAMの性能で優れている。『X(エックス)』(1992年5月発売)などでは、このCPU性能を活かし、低fpsではあるが隠面消去を行ったワイヤーフレームによる完全な3DCGを描画していた。ファミリーコンピュータにも同様に3DCGを用いた『スターラスター』があるが、点とスプライトのみの描画であった。

一方で、画面解像度と色数、スプライト表示性能はファミリーコンピュータの方が優れていた。特に、ファミリーコンピュータはカラー表示ができたが、ゲームボーイはモノクロであった。従って、キャラクターのアニメーションではゲームボーイの方が優れているが、静止画の質はファミリーコンピュータの方が優れていた。

音源の面では、ゲームボーイの音源のパルス波(矩形波)やノイズはファミリーコンピュータとほぼ同等の音だが、ファミリーコンピュータでは疑似三角波とDPCM音源を鳴らせたのに対し、ゲームボーイでは波形メモリ音源を鳴らすことができた。また、ファミリーコンピュータの音源は全てモノラルだったのに対し、ゲームボーイの音源は全てステレオ再生可能だった。ただし、本体のスピーカーは1つのためモノラル出力であり、ステレオで聴くにはイヤホンジャックの利用が必要だった。

ゲームボーイ ファミリーコンピュータとの比較」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』 
(https://ja.wikipedia.org/)

アクセス日時:2023年7月23日 25:00(日本時間)


ファミリーコンピューターの仕様

CPU:リコー製RP2A03(MOS 6502にサウンド用DACおよびDMA転送機能を追加し、BCD演算機能を削除したカスタムチップ。1.79MHz動作。8bit[7]。)
ワーキングRAM:2kバイト(16kビットSRAM)
VRAM:2kバイト(16kビットSRAM)
表示画素数:横256ドット×240ライン(表示可能な範囲外を含む)

ファミリーコンピューター 仕様詳細」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』 
(https://ja.wikipedia.org/)

アクセス日時:2023年7月23日 25:00(日本時間)


ゲームボーイの仕様

CPU:シャープ製のLR35902がサウンドなどの機能と共に組み込まれている。動作クロック周波数は、4.19MHz。
RAM:8kバイト
VRAM:8Kバイト
画面:2.45インチSTN液晶(4階調モノクロ、160×144ドット)

ゲームボーイ 仕様」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』 
(https://ja.wikipedia.org/)

アクセス日時:2023年7月23日 25:00(日本時間)

どうやらGBはファミコンよりもCPU・RAM・VRAMというコンピューターの性能を左右するものが優れているらしい。つまり、GBの方がファミコンよりも高速な処理が可能で、一度に色んなことが行えて、たくさんの絵(グラフィック)が出せるということ。




ただし、アニメーション(動き)以外のグラフィックに関する画面解像度や色数(ファミコンはカラーだけどGBはモノクロ)はファミコンの方が優れている。

音は出力に関してはステレオに対応しているGBの方が上だけど、色んな音が鳴らせるという意味ではファミコンの方が優れているらしい。

話をメトロイドに戻して冷静に考えると、CPU・RAM・VRAMという基本性能とアニメーション(動き)というアクションゲームを作る上で重要な2点がファミコンよりも優れているGBで続編が出るのは別におかしな話ではないのかもしない。

FCとGBのカービィーのソフト
GB→ファミコン→GBの順番で続編が発売されたカービィ



ただ、子ども時代の僕はテレビで遊んでグラフィックがカラーで綺麗(GBよりは)なファミコンよりも携帯機でグラフィックがモノクロで液晶が見づらいGBの方が性能が上というのは、わからなかったので、当時はファコンのゲームの続編がなぜGBで出るの?と疑問に思った人も多い気がする。

今回遊んだハードは?

メトロイド2の発売当時のプレイ環境を忠実に再現するならば、初代GBで遊ぶのがいいのだろうけど、さすがに今のスマホに慣れた目であの見づらい液晶は辛いので、別の手段で遊ぶことにしました。

そもそも、持っている当時物の初代GBが動くという保証が全くない。

GBソフトのメトロイド2を遊ぶ方法

1.初代GB(モノクロ液晶)
2.GBポケット(小型化された初代GB)
3.GBC(カラー液晶)
4.GBA(カラー液晶)
5.GBASP(フロントライト付きカラー液晶)
6.スーファミ+SGB(スーファミを使ってテレビで遊べる)
7.スーファミ+SGB2(スーファミを使ってテレビで遊べる)
8.ゲームキューブ+GBP(ゲームキューブを使ってテレビで遊べる)
9.レトロフリーク(テレビで遊べる&HDMI接続で高画質)

GBソフトのメトロイド2を遊ぶ手段は主に以上の9つの方法があるけれど、僕は今回は7.スーファミ+SGB2と8.ゲームキューブ+GBPを候補に挙げた。理由はSGB2をあまり使っていないから使いたい、最近ゲームキューブを動かしていないから使いたい、というシンプルなもの。

スーファミ+SGB



ゲームキューブ+GBP
ゲームキューブの下に付いているのがGBP


そして、もしメトロイド2のソフトがバッテリーバックアップ電池切れでセーブできない状態ならば、本体やSDカードにデータを保存できる9.レトロフリークを使うことにしようと思った。

実際に7.スーファミ+SGB2と8.ゲームキューブ+GBPでそれぞれメトロイド2を起動して試してみた結果、サムスがオレンジの疑似カラーで表示されるGBPの方が遊びやすく感じたので、ゲームキューブ+GBPで今回は遊ぶことに決めた


ちなみに僕が持っているメトロイド2は普通にセーブできるので、まだバッテリーバックアップの電池は大丈夫そうだった。発売から既に33年経つのに信じられない...。

メトロイド2(バッテリーバックアップ)
ちなみに電池が切れるとデータが保存できなくなる



ひさしぶりに遊んでみた紹介のような感想

ここでは僕がひさしぶりにメトロイド2を遊んだ感想を書いています。

この記事を見てくれた方にメトロイド2を知って興味を持ってほしいので、紹介が半分、感想が半分という形の内容になっています。(※多少のネタバレ要素を含んでいるので、ご了承ください

感想を書いた人のゲーム経験
「GBからゲームを遊び始めて、ファミコン、スーファミと経験しているから、ある程度理不尽で不親切なゲームに耐性はある。アクションゲームは好きだけど、そんなに上手くない。メトロイドに関してはスーパーメトロイドの知識がベースとなっている。」

ストーリーも目的もわかりにくい

メトロイド2はスターシップから降りて、主人公のサムスが謎の惑星に放り出されたところから始まる

メトロイド2スクショ(スタート地点)



メトロイド2の目的(ストーリー)はシンプルで、惑星SR388に潜むメトロイド39体をすべて倒すことだけど、ゲーム中に一切の説明がないから、説明書を読まなかったり、中古でカセットのみで購入している場合は「このゲームは何をすればいいのだろうか?」と途方に暮れるかもしれない。もっとも容量が限られていた昔のゲームはメトロイド2に限らず説明不足なのは珍しくなかった。

メトロイド2スクショ(メトロイド表示)
画面右下に倒すべきメトロイドの数が表示されている



僕もカセットのみで購入して説明書を見られなかったから、地底の奥に進んで探索していけばいいというのは理解していたけど、最初はメトロイドを探し出して倒すという目的がピンときてなかった。

ちなみに僕はスーパーメトロイドのあとに遊んだせいで、なぜスーパーでは助けに行ったはずのメトロイドを2では全滅させようとしているのだろうか...?と最初は頭が混乱した。あとでシリーズのストーリーを理解して納得はしたけどね。

任天堂のゲームは良く出来ているからストーリーを理解していなくても楽しめるけど、メトロイド2に関しては、いきなり遊ぶと「メトロイドを倒す」というゲームの目的すらプレイヤーに伝わらない可能性があるのが気になる点ではある。(目的をわかっていないと迷ったり進行不能に陥りやすい)


ゲーム中にストーリーがわかるデモもテキストも一切ないけれど、ラスボス撃破後の展開はスーパーメトロイドに繋がっているので、スーパーを遊んだことがあると「おお、これがあの〇〇○か!」という感動がある。

操作はシンプルだけど、手に力が入る

基本操作は十字ボタンでサムスを動かし、十字ボタン下でまるまる、Aボタンでジャンプ(十字ボタン左右と同時に押すと回転ジャンプ)、Bボタン+打ちたい方向の十字ボタン(上下左右)でビームまたはミサイル、セレクトボタンでビームとミサイルの切り替え、スタートボタンでポーズ(ゲームをストップ)となっている。なんと!GBのボタン全部を無駄なく使っている。

初代GB十字キーとボタン



GBはボタン数が少ないから仕方がないけれど、個人的にはセレクトボタンでのビームとミサイルの切り替えがやりにくいと思った。

初代GBスタートとセレクト



他のシリーズと同様にゲーム中にアイテムを手に入れることで、丸まり状態でジャンプが可能になったり、ボムが使えるようになったり、連続ジャンプが可能になったりと、できることが少しずつ増えていく。ビームもアイテムを手に入れることで、威力が上がったり付加効果が付く。

スーパーメトロイドのサムスは最初はビーム以外は使えないのにメトロイド2では最初からミサイルと丸まることができるのは少し意外だった。いや、スーパーのサムスがむしろ最初無防備すぎるのかもしれない。

操作はシンプルで操作性も昔のゲームにしては良いと思うけど、僕はなぜかメトロイド2を遊んでいると手が痛くなった...。

手が痛い



2のステージは上下の移動が多いことと、ボスのメトロイドの動きが早いから焦って、手に力が入るせいからかもしれない(笑)

グラフィックはリアル路線

メトロイド2のグラフィックはモノクロGBのゲームでは珍しくリアル路線!

サムスはファミコンの初代と比べて等身が上がってカッコ良くなっているし、雑魚敵も種類が多く、メトロイドの姿も数パターンあるから、モノクロでも最大限にグラフィックの表現を努力しているのが伝わる出来。動きもこだわっていると思う


ただ、初代GBの液晶は見づらくて残像が多かったから、作り手の努力がユーザーに伝わったのはスーファミを使ってテレビの大画面で遊べるSGB(スーパーゲームボーイ)や液晶が質の良いカラー液晶になったGBC(ゲームボーイカラー)が発売されてからになってしまったような気がする。

メトロイド2スクショ(SGB)



実際に僕は初代GBを遊んでいた時は当時小学生だったのもあるけれど、GBのゲームでグラフィックの良し悪しをあまり感じたことがなかった...。

ちなみに今遊ぶならば、サムスと敵はオレンジや黄色、ステージの壁や床は青系の色、画面下のライフなどの各種表示バーが白の疑似カラーで表現されるGBCの配色が遊びやすくて、グラフィックも見やすく表現されるので、個人的にはオススメ。

GBCでメトロイド2
カラー液晶になって見やすくなったGBC



頭に残る音楽と効果音

メトロイド2の音楽と効果音は頭に残る!


ゲーム中の音楽はエリアチェンジをすると曲調が変わるのが印象的だし、効果音(SE)もビームの効果音は爽快、ダメージを受けた時の音は不快、メトロイドの鳴き声は不気味に感じるので、本当に良く出来ていると感心する。特に僕はダメージを受けた時の「ダダン」がとにかく不快で(褒め言葉)遊んでいる時はなるべく敵に当たりたくないな...と本気で避けて慎重になっていたぐらい。

メトロイド2スクショ(敵ダメージ)



スーパーメトロイドも音楽や効果音は素晴らしいけれど、2の方が強烈に印象に残るのは、モノクロのGBでグラフィクの表現力が劣る分、音で表現や演出を補っていたのかもしれない。


タイトル画面を放置しておくと、デモは流れないけれど、レーダー音やピコピコ音や爆発音と共に音楽が流れ出して、曲が3回変わるのに今回初めて気づいて、やっぱりメトロイド2は音楽にこだわっているゲームだったんだな...とあらためて感じた。

メトロイド2スクショ(タイトル画面)



ちなみに初代GBは本体のスピーカーはモノラルだったけど、音はステレオ出力なので、イヤホンを差して聞くと音楽がステレオで聞こえるという仕様があった。僕は当時からこの仕様を知っていて、イヤホン差して聞くとゲームボーイのゲームは音が良くなる!と子どもながらにテンションが上がっていた。

GBでも雑魚敵の種類が多くて、ボスは苦戦する

メトロイド2はモノクロGBのゲームなのに雑魚敵の数が全35種類と豊富なので、すごく作り込まれているなぁ...と感心する。(ちなみにGB版の公式サイトで敵キャラのイラストと紹介が見れる)

雑魚敵は主に生物系、植物系、機械系の3つの種族がいて、さらに地面にいる、空中にいる、壁に貼り付いているの3つの生態に分けることができる。動きも個性的で、固くてなかなか倒せないやつ、特定の方向からしかダメージを受けないやつなど、対処法がそれぞれ違うので、慣れるまで結構苦戦する。


僕は凍らせて動きを止める効果のあるアイスビームを手に入れるまでは、雑魚敵を楽に倒せなかった。正直初期装備のビームが弱すぎる。

メトロイド2スクショ(初期装備ビーム)
初期装備のビームが弱すぎて泣ける...



メトロイド2のボスはラスボスも含めて全てメトロイドだけど、通常のメトロイドはアルファ、ガンマ、ゼータ、オメガと4段階の姿が存在する。序盤のアルファとガンマは割と楽に倒せるけれど、終盤のガンマとベータは万全の状態でないと会いたくないぐらい苦戦する...。

メトロイド2スクショ(メトロイドと遭遇)



メトロイドにはミサイルしか効かないのが非常に厄介。しかも非常に素早くて、サムスに向かって体当たりをしてくるので、僕は「近くに来るんじゃねー!」とミサイルを連射して、それが外れまくって弾数がなくなるということがよくあった。(こっちに向かってくる対象に飛び道具を当てるのは難しい)


特にアルファとガンマはミサイルを大量に当てる必要があるし、特定のタイミングで当てないとミサイルを無効にしてくるから、ミサイルの残り弾数が多くないと倒すのが困難!

ただし、メトロイド戦はいつでも引き返せるようになっているので、ミサイルの弾数が少なかったり、途中で尽きた場合は出直すのもアリ。ただし、与えたダメージは蓄積しない仕様なので、また一からメトロイドと戦う必要があるのは辛いけれど...。

よく「家に帰るまでが遠足」と言ったりするけど、メトロイド2はセーブポイント少ない&回復ポイントが少ない影響で、メトロイドを倒して消耗しきった時にステージの針や雑魚敵にやられてゲームオーバーということが多いので、セーブするまでは油断ができない。

探索アドベンチャーよりアクションが強めのゲーム性

メトロイド2はGBのゲームだけど、ステージを探索して新たなアイテムを入手することで、サムスがパワーアップして進める場所やできることが増えるというシリーズでお馴染みのゲーム性は健在。


惑星SR388に潜むメトロイド39体を倒すという目的なので、必然的にボス戦が多くなり、個人的には探索アドベンチャーよりはアクションとしての色のほうが強い気がする。

今回はミサイルとまるまるが標準装備なので、「スパイダーボール」というスーパーメトロイドにはなかった壁や床や天井にくっついて移動できるアイテムを入手したタイミングが、一気に行動範囲が広がる。壁にくっついて移動して、上(天井)まで進むと何があるんだろうか?と調べるのが新鮮な楽しさだった。

メトロイド2スクショ(スパイダーボール)



メトロイド2の独自の要素はステージに置いてあるメトロイドの抜け殻。それがあると近くに成長したメトロイド(ボス)がいるというサインなので、「おお、どこだ?」というドキドキワクワクが味わえる。もっとも僕は後半のメトロイドが強すぎるから「今は会いたくねぇ...」と殻を見るたびに避けまくっていたけど(笑)

メトロイド2スクショ(抜け殻)



前半は行ける場所が限られている中でメトロイドを探し倒してパワーアップしつつ行動範囲が広がる、後半は残り少ない強敵のメトロイドを倒しつつ、ラストに向け行動範囲が狭くなっていくという考えられた作りに感じた。


スーパーメトロイドを遊んだ後だと、ゲーム性やアクションとして見劣りしないのか?というのは気になるところだろうけど、ハードの性能やグラフィックの差を考慮してもメトロイド2は決してスーパーに劣っていないゲームだと個人的には思う。

回復するのが大変

メトロイド2は回復が大変なゲーム!

メトロイド2はボス(メトロイド)が強い以外はそこまで難易度が高い要素はないけれど、とにかくエネルギーやミサイルの回復ポイントが限られているのが辛い。そのせいでゲームオーバーが多発する


ステージにある「ビックエネルギーボール」に触れるとエネルギー、「ミサイルバッテリー」に触れるとミサイルがそれぞれ満タンまで回復するようになっているけれど、この2つが少なすぎる&隠されているので、結果的に回復するのが困難になっている。一番上の天井にこの2つが隠されているのを見つけた時は「何かの悪ふざけか?」と思ったぐらいに隠されている。

メトロイド2スクショ(回復ポイント)
序盤の回復ポイントはわかりやすけれど...



僕は今回中盤までは回復ポイントを探すのを諦めて、最初のメトロイドが出現するわかりやすい回復ポイントかマザーシップまで戻って回復していた。(実はマザーシップでも回復できる)それはエネルギーが少ない時に下手に迷ってゲームオーバーになるのを避けたかったから。

メトロイド2スクショ(マザーシップ)



敵を倒すとエネルギーやミサイルを落とすことがあるので、倒しやすい敵を倒して回復するという昔のゲームにありがちな、いわゆる稼ぎをして回復するという手段もあるけれど、エネルギーの小と大(大のほうが回復量が多い)とミサイルを落とす敵はそれぞれ決まっているので、特定の敵を狙う必要があって面倒。

さらに敵が落とすミサイルは5発しか回復しないので、ミサイルを敵で稼ぐのは現実的ではない。メトロイド戦でミサイルが必須で撃ちまくるのにこれでは全然足りない!


ちなみにエネルギーは「エネルギータンク」を入手する、ミサイルは「ミサイルタンク」を入手することでそれぞれ最大値がアップするようになっている。ミサイルタンクは割と簡単に手に入る印象だけど、エネルギータンクは個数が少ない&隠されているので見つけるのが大変!

回復を困難にして、難易度やプレイ時間を調整していたのは昔のゲームあるあるかもしれないけれど、個人的にはメトロイド2ほど回復に関してのストレスが溜まるゲームも珍しいと思う。サムスのエネルギーが少ない時に鳴る「ピコンピコン」の音が本当に怖い...。

ビーム4種はどれも一長一短

メトロイド2のビーム4種はどれも一長一短!

メトロイド2の攻撃手段はビーム(5種類)、ミサイル、爆弾(まるまり状態の時に出せる)、スクリューアタック(回転ジャンプで攻撃)と4つだけなので、シンプル。

ただし、ビームは1種類しか持つことができないので、どれを入手して使うべきなのか迷う。

僕は最初、スーパーメトロイドのようにオプションで自由に切り替えできたり、後に手に入るビームのほうが上位互換だと勝手に思っていたけど、途中から「1種類しか持てない&初期装備を除く4種類のビームの性能はどれも一長一短」ということに気づいて「えー!そうなの?」と戸惑った。

ビーム4種類の特徴

アイスビーム
・序盤に手に入る
・敵を凍らせて動きを止められるから便利
・威力は弱い
・最初に入手できる

ウェイブビーム
・ビームが波動状、波打つように飛ぶ
・範囲が広い&破壊力が強い
・敵に当てやすい
・2番目に入手できる

スペイザー
・ビームが3発同時に発射できる
・範囲広い
・プラズマビームとほぼ同時に入手できる

プラズマビーム
・壁などもすり抜けて攻撃できる
・威力が最強
・範囲が狭く、敵に当てにくい
・スペイザーと手とほぼ同時に入手できる

僕はアイスビーム→スペイザー→プラズマビーム→ウェイブビーム→アイスビームの順番で使っていた。(最後は進行上の流れでアイスビームにする必要がある)

メトロイド2スクショ(ビーム4種)



アイスビームは「敵を凍らせて動きを止めれる」から便利!と思って使っていたけど、中盤にほぼ同時に出てきたスペイザーとプラズマビームは威力は強いけれど、使いにくいと感じた...。特にプラズマビームは威力は最強だけど、敵に当てにくいから使い勝手が悪すぎるので、変えて後悔した。

その後「このプラスマビームで最後まで戦うのかよ...」と思っていたら、後半に4つのビームを入手できるエリアが出てきた。そして、メトロイド2のビームは完全上位互換ではなくて、自分の好きなものを選ぶ選択制であることに初めて気づいた。

4つのビームを入手できるエリアであらためて、それぞれのビームを使ってみたら唯一入手できていなかった「ウェイブビーム」が威力はそこそこだけど、敵に当てやすく使い勝手がとても良いということに気づいた。仮に順番通りにウェイブビームを入手できていたら、もっと楽に攻略できていたかも?


4つビームがそれぞれ一長一短で、自分が好きなビームを使えば良いというスタイルは面白いけれど、説明不足すぎるから、この仕様に気づかずに使いにくいプラズマビームを最強だと信じて使っていた人が多そうな気がする。(たしかに威力は最強なんだけどね...)

マップがないから手探りプレイ

メトロイド2はマップがないのでルートを覚えて遊ぶしかない!

今のゲームはRPGもアクションもマップ(地図)とオートマッピング(自分が行った場所が自動で書き込まれるマップ)があるのが当たり前だし、同じ91年に発売されたウィザードリィー外伝1にもオートマッピングがあったのにメトロイド2はマップがないという事実に驚いた...。

ウィザードリィ外伝1



マップで自分の現在地が確認できないということは、現実の道を覚えるように自分の頭や感覚で、ルートを覚えて惑星SR388の地下迷宮を進まなくてはならないということ。マップのパターンが多くないから似たような場所が多い&モノクロGBのゲームでルートを覚えるのは結構大変。僕はやらないけれど、紙にマッピングして遊んだ人もいるのかもしれない。

方眼紙に手書きでマッピングするのもあり?



僕は初回プレイ時はこのマップなしの仕様に相当苦しめられたけど、2回目の今回は「ある法則」に気づいたのであまり迷わなかった。それは地下迷宮は意図的に似たエリアと特徴的で覚えやすいエリアが配置されていて、ある程度の法則性があるということ。

その法則に気づいて、進んでいけば迷わないし、簡単に戻ることもできる。そして「今行けるエリアにいるメトロイドをすべて倒す→○○が起きる→進めるエリアが広がる」という進行パターンにも気づければ、どこに進めばいいのかわからない...ということも起きなかった。

マップがないのは、手探りで自分の感覚を当てにしてゲームを遊ぶという楽しい体験ができるとも言えるし、今の便利なゲームに慣れた人にとっては、ただ不便で遊びにくいだけかもしれない。

僕はメトロイド2はマップなしのゲーム設計なんだと思って受け入れるけれど、やっぱりマップはあった方が格段に遊びやすいとも思う。

ただ、ネットの攻略サイトでマップを見てしまうと解答を見るのと一緒なので、ゲームの楽しさは半減してしまう気もする...。

ラスボスが強すぎないか?

ラスボスがタフすぎて困った!

いよいよメトロイド2も大詰めというわけで、ラスボスと戦っていたら、ミサイルを50発以上打ち込んでも倒せない...これはさすがにタフすぎておかしい。ちなみに初回に戦った時のことは記憶から抜けてしまって覚えていない。

ミサイル50発以上



何か他の倒し方があるはずだ!と思いつつも、それがわからないから、ひたすらラスボスの攻撃をかわしてミサイルを打ち込む...でも倒す前にエネルギーやミサイルが尽きてゲームオーバー、すぐに再戦、それをひたすら繰り返していたら2時間以上経ってしまった。


そしてラスボスとはいえ、なぜこんなにダメージを受けるのか...と思っていたら、そうだ!受けるダメージが半減するアイテム「バリアスーツ」を取ってないからだ。でも、今さら戻って探すのも面倒なので、気にせずラスボスと戦い続けた。

2時間以上戦い続けるとさすがに慣れて、ミサイルを80発~100発ぐらい打ち込んだところで、ついにラスボスを撃破して勝利!これでいいのか?と疑問が残るゴリ押しの倒し方だったけど、とりあえずクリアできたのでホッとした。

クリア後にネットでラスボスについての情報を調べていたら、やっぱりもっと簡単に倒す方法があったらしい!どうやら、ミサイルを打ち込んだ時にラスボスが一瞬止まるのがヒントみたいだ。

でも、こんな倒し方を説明なしで普通は気づかないだろう...と思った。

今回のクリアタイムは?

僕の2回目のメトロイド2のクリアタイムは7:29だった。

メトロイド2スクショ(クリア画面)



ラスボスで2時間以上苦戦していた時間とゲームオーバーしてセーブできなかった時間を含めると10時間弱かな?偶然にも直前にクリアしたスーパーメトロイドとほぼ同じ。

遊んでいた期間は約1ヶ月ほど。最初の1週間でメトロイドを残り12~13体の中盤以降まで進めていたんだけど、スーパーメトロイドの感想記事を書くことに時間を使っていたら、1ヶ月空いてしまった。だから実質遊んでいた期間は約10日ともいえる。

カレンダー



初回プレイ時のクリアタイムは覚えていないけれど、今回は迷わずにスムーズに進めることができたから、かなり早くなったとは思う。初回プレイ時は迷いに迷って、無駄に時間を使ってしまったからね...。

メトロイド2は容量が少ないGBのゲームだけど、アクションとしては十分なボリュームがあるし、39体のメトロイドを倒す!という目的が明確だから、クリアまでのモチベは保ちやすい。段々とメトロイドの数が減らしていくのが刺激的で飽きない!

たぶん、忘れた頃にまた遊びたくなるんだろうなぁ。

サムスの紹介だと思ったら、スーツの機能説明だった...

スーパーメトロイドの感想記事の時に「サムスの紹介が説明書に全くない」と書いたけど、メトロイド2の説明書(VC版説明書では24ページ)にサムス紹介があった!

サムス紹介

身長:1m90cm 体重:90kg

1.HELMET(頭部)
2.OXYGEN SPPLY EQUIPMENT(口元、酸素供給装置)
3.WEAPONS HAND(右腕、ビームとミサイルが撃ち分けできる)
4.HIGH JUMP BOOTS(両足)
5.INFRARED RAY SCOPE(シールド、両目)
6.NORMAL SUIT(上半身)
7.LEFT HAND(左腕)
8.BARRIER SUIT(下半身)


サムスの紹介がある!と思って詳しく見てみたけど、サムスのスーツの機能紹介だった...。

3DS版メトロイド2取扱説明書(24ページ)
引用元:3DS版メトロイド2取扱説明書



サムスは初代から中の人が人間の女性という設定で、2000年以降のシリーズでは人間の姿でもゲーム中に出て来ることもあるけれど、メトロイド2の時点ではここまでサムスに関する説明がないとは驚いた。

同じく説明書のストーリーの中でもサムスに関しては「銀河連邦の依頼を受けた宇宙戦士」という記述しかない。昔のゲームは主人公=プレイヤーみたいなところがあったから、今みたいに凝った設定にはあえてしていないのかもしれない。

とりあえず、このサムスの設定からわかることは、口元に酸素供給装置が付いているから少なくとも中に人間が入っているということ。

そして、スーツの身長は190cmと大谷翔平ぐらいのサイズだから、身体にピッタリとしたタイプではなくて、装甲が厚い宇宙服みたいなタイプなのかな?(スーパーメトロイドのCMでは長身ではない細身の女性がサムスのスーツを着るシーンがある)

スーパーメトロイド以上に説明書の情報が重要!

メトロイド2はゲーム中に説明が一切にないから説明書を読んだほうが良い!


スーパーメトロイドはスーファミのゲームで洗練されているから、まだ手探りでも遊ぶこともできたけれど、GBのゲームである2はストーリー、ゲームの目的、アイテムや敵、セーブの方法など、ほとんど全てを説明書を見ないと正しく理解するのが難しいと思う。


僕は中古のカセットのみで購入していたから、最初はタイトル画面の「STARTのあとの1~3の数字」の意味(セーブスロットが3つあって、3つのデータの中から選んで始められる)がわからずにこれは何?メトロイド2はセーブできるのか、それともパスワード制なのかすら、そこから読み取れなかった...。

メトロイド2スクショ(データ選択画面)



もちろん僕の理解力不足もあるだろうけど、昔のゲームということを加味してもこのタイトル画面のデータ選択の作りは不親切すぎないかな?

逆に説明書は現在の基準で見ると、ビックリするぐらい丁寧に色んなことが書いてあるのでで、少しネタバレがすぎないか?と思ってしまう。

もっとも昔はネットで検索することもできなかったから、説明書が貴重なゲームの情報源だったので、作り手も最低限必要なことは書いておきたいという思いがあったのかもしれない。昔は攻略本も地元の本屋を探し回って、購入するしかなかったから...。(子どもは注文なんて手段は使わないだろうし)

説明書なしの中古を購入して遊ぶのはメーカーは想定してないから、自己責任ではあるけれど、ネットがない時代にメトロイド2を説明書を読まずに遊んだ人は困ったのかもしれないなぁ...。

今は任天堂が3DSのVC版の説明書を公開してくれているので、メトロイド2は説明書を軽く見てから遊ぶことをオススメします。

モノクロの画面のGBで探索型アクションは狂気を感じる

メトロイド2を91年の発売当時にクリアできた人はすごいと思う!

メトロイド2は「携帯機でモノクロ液晶の初代GBのゲームだから~」という言い訳や妥協や諦めの一切ない、丁寧に作り込まれたゲームだと思う。むしろ逆に残像が多くて、液晶が見づらい初代GBでこれだけ本格的な探索型アクションを作ってしまったことに狂気を感じる...。

初代GBでメトロイド2
今となってはよく遊んでいたな...と思える液晶



初代GBは画面解像度が低いためにプレイヤーと敵キャラが大きくなってしまい、マップが狭くなる場合が多いので閉塞感が強く、アクションは難しくなりがちだった。僕は初代GBで当時遊んでいたロックマンワールド1と2がすごく難しく感じたことを覚えている。

ロックマンワールド1と2



おそらくプレイヤーがメトロイド2を遊びやすくなったのは、スーファミ+SGB(スーパーゲームボーイ、94年発売)でテレビで遊べるようになったり、GBC(ゲームボーイカラー、98年発売)で疑似カラー+見やすい液晶で遊べるようになってからだと思うので、僕は発売当時の91年に初代GBでメトロイド2をクリアできた人を尊敬してしまう。きっと我慢強くて、諦めない人に違いない。


メトロイド2は「ゲーム中にヒントが一切ない、ビーム4種類が選択制、セーブポイントが少ない、マップがなくて迷いやすい、メトロイドやラスボスが強い」など、当時も今も遊びにくい不親切な要素が多い。(ヒントに関しては説明書をよく読めば解決するけど)


僕は同時期に発売された任天堂のマリオランド2(92年発売)やゼルダの夢を見る島(93年発売)をリアルタイムで遊んでいるけれど、マリオランド2はラストのワリオ城が高難度、夢を見る島はダンジョンの謎解きに詰まるなどの苦戦する要素はあったものの、2つとも最後までクリアしていたので、メトロイド2ほどは難しくは感じなかった。

メトロイド2と同時期のGBのマリオとゼルダ



やっぱりメトロイドは日本よりも海外人気が高いゲームなので、海外で好まれるの難易度調整になっていのだろうか?実際にメトロイド2は日本より北米で2ヶ月早く発売されているという事実がある。

ゲームキューブ+GBPで遊んだ感想

ゲームキューブ+GBP(ゲームボーイプレーヤー)で遊ぶメトロイド2はとても快適だった!

ゲームキューブ+GBPで遊んだ感想まとめ

・テレビの大画面だと遊びやすい
・ゲームキューブは起動が早いので快適
・ゲームキューブの「サー」というファンの音が気になる
・液晶テレビにS端子接続で遊んだけど、画質は特に気にならなかった
・HORIのデジタルコントローラーを使ったので遊びやすかった
・GBPが原因での遅延は特に感じなかった
・やっぱりGBCの配色(疑似カラー)は良い
・メトロイド2のバッテリーバックアップ(セーブ)はクリアまで持った

やっぱりテレビの大画面だとアクションゲームは遊びやすいし、音楽もステレオになるから音が良い!ゲームキューブも据え置き機にしては珍しく起動が爆速なので電源入れると即遊べるから快適!僕はHORIのデジタルコントローラーを使っていたので、通常のゲームキューブコントローラーと違って、十字キーの操作もしやすかった。

HORIデジタルコントローラー



僕は液晶テレビにゲームキューブをS端子で接続したけど、GBPで初代GBのゲームを遊ぶと画面が小さくなることもあって、画質は良し悪しはあまり気にならなかった。(大画面のテレビで遊ぶ場合は粗さが気になりそうだけど)


ゲームキューブのファンの「サー」という音は少し気になるけれど、うるさいほどではない。

ゲームキューブ左側面のファン
ゲームキューブの左側面には排熱用のファンがある



GBPは遅延があるということが有名で、僕もその昔ブラウン管で使っていた時は微妙な動きの引っ掛かりが気になったりしたけれど、メトロイド2に関してはあまり遅延を感じなかった。

今メトロイド2を遊ぶには?

2024年8月現在、メトロイド2はゲームボーイ版とNintendo Switch Online版という2つの遊ぶ手段があるので、それぞれの特徴と違いをまとめてみました。

ちなみにゲーム内容は、2つとも1992年に発売されたメトロイド2なので、全く同じです。

オススメまとめ
「今からメトロイド2を遊ぶならば、Switch Online版が安く遊べるのでオススメ。既にGBソフトを遊べる環境があるならばGB版もありかも」

ゲームボーイ版

メトロイド2ソフト右斜め向き



ゲームボーイ版まとめ
「オリジナルのメトロイド2。パッケージや説明書が欲しい人や初代GBで遊びたい人はこちら。ただし中古価格は高騰気味」

機種名:ゲームボーイ

発売日:1992年1月21日

メディア:ROMカセット

その他:初代GB、GBC、GBA、スーファミ本体一式+SGB、ゲームキューブ本体一式+GBPなどが必要

購入価格の目安:カセットのみ1,800円~、箱説明書付き11,000円~(メルカリ調べ:調査日2024.7.23)


特徴
・最初に発売されたオリジナル版メトロイド2
・初代GBを使って当時と同じ環境で遊べる
・初代GB、GBC、GBA、スーファミ、ゲームキューブ、レトロフリークなど好きな環境で遊べる
・バッテリーバックアップ(セーブ)の電池切れが心配
・箱(パッケージ)と紙の説明書がある
・中古価格が高め
・画質は遊ぶ環境によって変わる
・GBのゲームに対応したゲーム機を購入する必要がある(持っていない場合)
・レトロフリークを使えば高画質&セーブの不安がなくなる

1992年に最初に発売されたオリジナルのメトロイド2。パッケージ版として発売されているので、カセットと箱と説明書を手元に置いておける唯一の存在

初代GBにメトロイド2を挿入した状態



そして今でも初代GBがあれば1992年発売当時と同じ環境で遊ぶことができる。メトロイド2はあの黄緑(黄色?)の初代GBの液晶で遊んでこそ味が出るのかもしれない。

初代GB液晶アップ



欠点は中古価格が高めだということ。2024年7月現在メルカリでソフトのみが1,800円~、箱説付きは11,000円~となっている。どうしてもGB版が欲しい場合は3DSのVC版の説明書が任天堂の公式サイトで公開されているので、ソフトのみの中古をオススメしたい。



GB版メトロイド2を遊べるハードの購入価格と遊びやすさもまとめてみました。

初代GB、GBC、GBA、GBASPは中古価格が5,000円以上と高額になっていて、今メトロイド2を遊ぶと快適ではない(画面が小さい&バックライトがないので見づらい)のでオススメできない。

GBシリーズの本体




スーファミ本体一式は+SGBは中古価格が5,000円以下とお手頃で、メトロイド2をテレビの大きな画面とスーファミのコントローラーで快適に遊べる。今からGB版メトロイド2を遊ぶために購入するならば一番オススメできる。

スーファミ&コントローラー+SGB




ゲームキューブ+GBPはメトロイド2はGBCの疑似カラーで遊べるのは良いけれど、ゲームキューブの標準のコントローラーは十字キーが使いにくい欠点がある。そして中古価格が10,000円を超えるのが辛いところ。

ゲームキューブ&コントローラー+GBP




レトロフリークはHDMI接続で高画質&メトロイド2をGBCの疑似カラーでテレビの大画面で遊べる、データも本体やSDカードに保存できるので、すごく便利!ただし、25,000円(新品)するので、レトロゲームマニア向けだと思う。

レトロフリークの箱




ちなみにスーファミやゲームキューブを赤白黄のRCA(コンポジット)端子がないテレビや液晶モニターに接続したい場合はは、画質は向上しないものの、RCA TO HDMI変換コンバーターを使う手もある。

【レビュー】RCA to HDMI変換コンバーター【レトロゲームに最適】 | ひきこもりの生きる道

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レトロゲームをHDMIしかないテレビで遊びたい!そのために「RCA to HDMI変換コンバーター」という商品を買って試してみました。徹底レビュー




Nintendo Swicth Online版

Switchオンライン
引用元:Nintendo Switch ONLINE公式サイト



Nintendo Switch Online版まとめ
「いつでもどこでも遊ぶことができる。高画質&便利機能ありで、月額306円で遊べる。一番安くメトロイド2を遊ぶ手段」

機種名:Nintendo Switch Online(Nintendo Switch)

配信日:2023年2月9日

メディア:ダウンロード

その他:(テレビで遊ぶ場合のみ)テレビ、Nintendo Switchドッグ、HDMIケーブル、Nintendo Switch ACアダプター

利用料金:Nintendo Swicth Online(1ヶ月306円)で遊び放題


特徴
・月額306円で遊ぶことができる
・どこでもセーブでいつでも中断できる
・巻き戻し機能で少し前からやり直せる
・テレビでもSwitch本体のみでも遊ぶことができる
・いつでもどこでも遊ぶことができる
・7日に一度オンライン認証が必要
・説明書がない
・画質はTVモードは1080p、携帯モードは720pと高画質
・Joy-Conに十字キーがない
・色合いや動作はGB版と微妙な違いがある

Nintendo Switch Onlineに加入して、Switchに「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」をダウンロードすることで、メトロイド2を遊べるようになる。


Switch OnlineはSwitchのゲームのオンラインプレイをするために月額306円で加入するサービスだけど、その他にファミコン、スーファミ、ゲームボーイの懐かしゲーム140タイトル以上が遊び放題になる特典もある。メトロイド2も遊び放題になるうちの1本。


Switch Online版の最大の特徴はSwitchのTVモードと携帯モードを使うことによって、メトロイド2をテレビでもGB版のようにSwitch本体だけでも遊べること。その時の気分や状況に合わせて、テレビで遊んだり、Switchの液晶で遊んだり自由に選べるのが嬉しい。

Switch(メトロイド2)



Switch Onlie版は「どこでもセーブ」でいつでも中断セーブしてして再開できるので、セーブポイントが少ないメトロイド2を遊ぶには最適!

さらに設定でゲーム画面をゲームボーイ(黄緑色の画面)、ゲームボーイポケット(モノクロ色の画面)、ゲームボーイカラー(疑似カラーの画面)と3種類から選ぶことができるので、初代GB風の画面でも遊べるし、僕がオススメのGBCの疑似カラーの画面でも遊ぶことができる。

画面切り替えモード
引用元:任天堂公式サイト



欠点はSwitchの標準のコントローラーのJoy-Conに十字キーがないことだけど、元がGBのゲームなので、アナログスティックやボタンで十字キーを代用しても影響は少ない気がする。

Switchアナログスティックとボタン



Nintendo Switchを持っているならば、特別なこだわりが無い限りはGB版よりもこちらのSwitch Online版をオススメしたい。安くて、高画質で便利機能ありなので、とにかく遊びやすい!僕もGB版を持っていなければ、こちらを選んでいたと思う。


Switch本体に関する詳しい記事も書いているので、そちらもどうぞ。

購入してから6年半!今さら本格的にNintendo Switchを遊んだ感想【レビュー】 | ひきこもりの生きる道

購入してから6年半!今さら本格的にNintendo Switchを遊んだ感想【レビュー】 | ひきこもりの生きる道

Nintendo Switchを購入後6年半経ってから本格的に遊んだ感想を書いています。発売日に購入したのにあまり遊ばなかった理由や6年半経ってから本格的に遊び始めた理由、Switchの外観や機能の紹介、Switchは据え置き機なのか?携帯機なのか?Proコンは必要?などについても書いています。




まとめ

今回は1992年発売の初代GBのゲームであるメトロイド2を遊んだ感想を書いてみました。

メトロイド2を今遊ぶと「マップがないので迷いやすい、回復ポイント&セーブポイント少ない、ラスボスが強い」などの不親切で遊びにくい部分が多けれど、個人的にはモノクロの初代GBで作られたとは思えないぐらい良く出来た探索型アクションだと思います。


シリーズで一番オススメというわけではないけれど、スーパーメトロイドなど他の遊びやすいメトロイドを遊んだ後で、ゲーム性が古いことを覚悟の上で遊んでみてほしい...そんな一作。

スーパーメトロイドとメトロイド2
スーパーメトロイドでメトロイドの楽しさを知ってから2を遊んでほしい



今ならSwitchのNintendo Onlineに加入すれば気軽に遊ぶことができるので、是非試してみてください。

今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!



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