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30年経っても色褪せない面白さ!スーパーメトロイドを遊んでみた感想&紹介【スーファミ&Switch】

2024/09/04

こんにちは!


約10年ぶりにスーパーメトロイドを遊んでみた!

タイトルサムネイル


今回の記事をオススメしたい方
  • スーパーメトロイドに興味がある
  • スーパーメトロイドを遊んだ詳しい感想が知りたい
  • 2024年現在スーパーメトロイドを遊べるゲーム機が知りたい
最近、急にスーパメトロイドが遊びたいなぁ...と思いました。

僕はスーパーメトロイドを過去に2回クリアしたことがあるから、せっかくだから今回はブログで感想を書くことを意識して遊んでみよう!となりました。

そうすれば、短期間でクリアするまで遊ぶモチベーションも湧いて一石二鳥!

過去にアクションゲームでは、NINJA GAIDENシリーズ3作の感想は書いたことがあるけど、今回も上手く自分の感想を表現できるだろうか...。

というわけで、今回は「10年ぶりにスーパーメトロイドを遊んだ感想&紹介と今スーパーメトロイドを遊ぶならばどのバージョンがオススメ?」を書いています。


スーパーメトロイドの前作メトロイド2の感想記事も書いています。
モノクロGBのゲームなのに驚きのクオリティ!メトロイド2を遊んでみた感想&紹介【ゲームボーイ&Switch】 | ひきこもりの生きる道

モノクロGBのゲームなのに驚きのクオリティ!メトロイド2を遊んでみた感想&紹介【ゲームボーイ&Switch】 | ひきこもりの生きる道

1992年発売の任天堂のアクションゲーム、メトロイド2の紹介と最後まで遊んでクリアした感想を書いた記事です。その他にも今メトロイド2を遊ぶならどのバーション(ゲームボーイ、Nintendo Switch ONLINE)がオススメか?などの内容も書いています。

スーパーメトロイドとは?

謎の生命体メトロイドをめぐる新たな戦い!多彩なアクションで惑星ゼーベスを探索せよ。

このタイトルは、1994年に発売されたスーパーファミコン用のSFアクション・アドベンチャーゲームです。パワードスーツの女戦士サムス・アランを主人公とするシリーズの第3弾。かつて主人公サムスが戦闘を繰り広げた惑星ゼーベスを舞台として、奪われた謎の生命体「メトロイド」をめぐり、宇宙海賊との死闘が始まります。マップの途中で発見できるさまざまなアイテムを装備することにより、行動範囲と攻撃手段が広がっていきます。

引用元:Super Famicom Nintendo Switch Online 「スーパーメトロイド

スーパーメトロイドは1994年に任天堂より発売されたスーパーファミコン用のアクションアドベンチャー。メトロイドシリーズとしては3作目。2024年現在ではスーファミ以外でもSwitch(Switch Online)などで遊ぶことができる。


ゲーム内容は全てのエリアが繋がっているステージ(要塞惑星ゼーベス)を探索しながら進んでいく、横スクロールアクション。さらに同じ任天堂のゼルダのようにアイテムを入手することで、主人公のサムスがパワーアップして出来ること増える=行けるエリアが広がるというアドベンチャー要素も含んでいる。

個人的には「主人公が宇宙服のような全身スーツを着ている、メイン武器がビーム(飛び道具)、難易度が高い横スクロールアクション」という共通点から、アクションのゲーム性はロックマンと似ていると思っている。

ロックマン11パッケージ



ただし、日本ではロックマンの方が知名度が高いものの、実は初出はメトロイド(1986年)の方がロックマン(1987年)よりも先だったりする。

自分のスーパーメトロイドとの出会い

僕は同じ任天堂のゲームのマリオやゼルダは1990年代から親しんで遊んできたけど、その当時はメトロイドには全く興味がなかった

スーパーメトロイド(パッケージ)



10代の僕はドラクエやFFなどRPG風の剣と魔法が出てくる世界観のゲームが好きで、メトロイドのような宇宙SFものには魅力を感じなかったからだと思う。正直パッケージのデザインからも全く面白そうには見えなかった(今見ると良いデザインなんだけどね...)

ただ、スーパーメトロイドが任天堂のゲームで赤いパッケージだというのは何となく認識していた。その理由はスーパーメトロイドが僕がよく行っていたジャスコ(現イオン)の玩具コーナーのワゴンに入って安く売られていたから...。

ワゴン



そんな僕がメトロイドに興味を持ち始めたのは1999年にニンテンドウ64で初代スマブラ(任天堂オールスター大乱闘スマッシュブラザーズ)を遊んで、メトロイドの主人公のサムスを知ったことだった。

初代スマブラ(パッケージ)
マイナーキャラに光を当てたスマブラは偉大かも..



その後、2000年代前半(2005年ぐらい?)に近くのTSUTAYA系列のお店で大量のファミコンやスーファミソフトが200~300円で投げ売りされていることがあって、その時にカセットのみのスーパーメトロイドを購入して遊んでみることにした。

20代の僕はPS2以降の演出やロードの長いゲームに嫌気が差していたので、スーパーメトロイドの余計な演出なしで、テンポ良くノンストップ進むゲーム性に感心して「まだゲームも捨てたものじゃないな..」と思ったのを覚えている。

今回遊んだハードは?

最初はスーファミ版を遊ぼうと思ったけど、結構前に購入した「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(通称スーファミミニ)」にもスーパーメトロイドが収録されていることを思い出して、じゃあスーファミミニで遊ぼう!ということになった。

スーファミミニ
単独だとわかりにくいので、本物のスーファミと重ねてみた



理由はスーファミミニをほとんど使っていなくて勿体なかったから(笑)それだけ!

ちなみにスーファミミニとは、スーファミが手のひらサイズになってマリオやゼルダなどのスーファミを代表するゲームが21タイトル収録されているゲーム機。HDMIに対応しているので、現在のテレビにも接続しやすく画質もキレイ。

スーファミ版とスーファミミニのスーパーメトロイドに内容の差はなくて、全く同じ。

約10年ぶりに遊んでみた紹介のような感想

ここでは僕が10年ぶりにスーパーメトロイドを遊んだ感想を書いています。

この記事を見てくれた方にスーパーメトロイドを知って興味を持ってほしいので、紹介が半分、感想が半分という形の内容になっています。

感想を書いた人のゲーム経験

GBからゲームを遊び始めて、ファミコン、スーファミと経験しているから、ある程度理不尽で不親切なゲームに耐性はある。アクションゲームは好きだけど、そんなに上手くない。メトロイドに関してもあまり詳しくない。

ストーリーを理解しなくても面白いゲーム

スーパーメトロイドは「研究施設からベビーメトロイドがさらわれて、サムスが要塞惑星ゼーベスへ救出に行く」というところから始まる。

ちなみにプレイヤーが操作する主人公の名前はサムスで、タイトルのメトロイドはクラゲみたいな姿の未知の宇宙生命体のこと。(ゼルダの伝説の主役はリンクというのと同じ)

メトロイドのイメージはクラゲ



スーパーメトロイドはメトロイドシリーズ3作目ということで、最初のデモでメトロイド1(ファミコンディスク)とメトロイド2(ゲームボーイ)のストーリーが語られる。このデモは力が入っていて見ごたえがあるものになっている。ただし、最初の設定で日本語字幕スーパーにしていないと、英語だけになって、内容がわからなくなるので注意。

スーパーメトロイドゲーム画面字幕スーパー



僕は最初に遊んだ時にその事を知らずに日本語なしでデモを見たので、ストーリーを全く理解せずに遊んでいた。説明書にも詳しいストーリーが載っているけど、僕はカセットのみの中古を購入して遊んでいたので、説明書を見ることもできなかった...。

スーパーメトロイドカセットのみ
中古カセットのみで購入する意外なリスク...



もちろん、ストーリーを理解して遊べばより楽しいけれど、任天堂のゲームはマリオやゼルダもそうだけど、あくまでゲームを遊ぶプレーヤーが主役だから、ストーリーを理解していなくても問題なく遊べるし、面白いというのが素晴らしい部分だと思う。

スーパーメトロイドに関しても「何か目的があって、未知の惑星を探索しているんだろうな...」という認識で遊んでいても全く問題ない。最初に遊んだ時の僕もそんな感じだった。

そして、シリーズ全体のストーリーの流れを理解していれば、ラストのサムスとベビーメトロイドの関係性に泣ける展開があるのも上手いなぁ...と思う。

探索してアイテムを入手してパワーアップするゲーム性

スーパーメトロイドはレベルなどの成長要素がなくて、ステージを探索して新たなアイテムを入手してパワーアップするごとに進める場所やできることが増えていくゲームなので、同じ任天堂のゼルダの伝説と非常に似ていると思う。

神々のトライフォースパッケージ
ゼルダ好きとメトロイド好きは被る?



ゼルダとの違いは、よりアクション性が強いこと、ゼルダはフィールドや街などの色んなロケーションがあるのに対して、メトロイドはゼルダのダンジョンが全て繋がったような薄暗いステージ(一応7つのエリアに分かれてはいるけど)をひたすら進む展開になっていること。

全体マップ(ゲーム画面)



最初は基本アクション(ジャンプ、しゃがむ、ビーム、ダッシュ)しかできないサムスがステージを探索してアイテムを入手してパワーアップしてできることが増える過程が楽しいし、ワクワクする。

スーパーメトロイドゲーム画面アイテム入手



ステージには特定のミサイルでないと開かない扉、丸まらないと進めない隙間、スーツがパワーアップしないと進めない高温地帯、溶岩、水中など、上手く色んな仕掛けが用意されているのもよく出来ているなぁと感心する。僕はサムスがパワーアップした後の「これでどこに行けるようになるのだろうか?」と考える時間がとても好き。

ピンクの扉
この扉は何をすれば開くのだろうか...と試すのが楽しい



前半は出来ることが限られる分、雑魚敵に苦戦しつつひたすら進む、後半は雑魚敵は楽になるけど、今度は出来ることが増えた分、次に進むルートがわからなくなって迷う...と前半と後半でゲーム性が少し変わるのも面白いと思う。

たとえ迷って進むルートがわからなくなっても、各所に取っても取らなくてもいい「体力の最大値が増えるエネルギータンクや各種ミサイルの最大数アップ」が用意されているので、未知のルートを探しつつ、サムスを強化するのも楽しみのひとつ。

操作はシンプルだけど難しい

基本操作は十字ボタン(十字キー)でサムスを動かし、Aボタンでジャンプ(十字ボタン左右と同時に押すと回転ジャンプ)、Bボタンと十字ボタンでダッシュ、Xボタンでサムスの銃口が向いている方向(上下左右と斜め上下)にビーム(またはミサイル)となっているので、アクションゲームとしてはシンプルな操作となっている。

スーファミコントローラー
十字ボタン、XとAボタンを中心に使う



そしてゲーム中にアイテムを手に入れることで、アイテムアイコンで選べるミサイルやボムの種類が増えたり、サムスが丸まるアクションやチャージビームやジャンプ力がアップしたりするので、段々と操作が複雑になってくる。できることが少しずつ増えるのは初心者にも優しいと思う。

ただし、ジャンプする時の足場が狭かったり、届きにくかったり、ダメージを受ける針や溶岩などの意地悪な仕掛けも多いから、操作はシンプルだけど、難易度は高めに感じる。

僕はグラップリングビームという特定の天井にぶら下がるための操作のタイミングがシビアに感じて何回やっても慣れない。

スーパーメトロイドゲーム画面グラピングビーム



恥ずかしい話だけど「Lボタン+Xボタン(斜め下に銃口を向ける)、Rボタン+Xボタン(斜め上に銃口を向ける)、Yボタン(アイテムアイコンキャンセル)」の3つの操作を使うと便利で遊びやすくなるということに3回目のプレイで初めて気づいた。

上下斜めに素早くビームを打てればより敵を倒しやすくなるし、アイテムアイコンを選択している時に即座にビームを打ちたい時にYボタンのキャンセルを使うとすごく楽!

マリオやゼルダを超えるグラフィックと音楽

スーパメトロイドのグラフィックは洗練された2Dのドット絵で、今見ても決して見劣りしない完成度が高いものだと思う。1(ファミコンディスク)や2(ゲームボーイ)と比較すると、グラフィックが信じられないほどパワーアップしている。




タイトル画面のデモやオープニングのデモをを見る限りは、当時としてはかなりグラフィックに力を入れていたのだろうけど、ゲーム中に一切に無駄な演出やデモはなくて、テンポ良くゲームを遊べるのも個人的には大好きなポイント

音楽や効果音(SE)もスーファミの音源の良さを最大限に活かしていて、音楽は不気味かつ神秘的で壮大。効果音はゲートが開く時の音やアイスビームで敵が凍る音、ボムの爆発が広がる音などがすごく気持ち良く鳴るので、癖になって何度も聴きたくなる。

1994年とスーファミの後期に発売されたせいもあるだろうけど、スーパーメトロイドのグラフィックと音楽はマリオワールド(1990)やゼルダの神トラ(1991)を遥かに上回る出来だと思う。

スーファミのマリオとメトロイドとゼルダ



敵は見た目も動きも曲者だらけ

スーパーメトロイドの敵は虫や謎の宇宙生物みたいな姿のやつが多いから、とにかく気持ち悪い!(褒め言葉)

蚊



雑魚敵は小さいのから大きいのまで多彩かつ独特な動きをするから対応が難しくて、サムスが弱い序盤は僕は毎回苦戦する。新しいエリアに進むと敵が強い・固い、攻撃が効かないというのは当たり前。

そしてこのゲームは未知のルート探索やアイテム探しをして、何回も同じ場所を行ったり来たりすることが多いので「雑魚敵が邪魔!」とイライラすることも多い。(雑魚敵はきちんと対処するのが結果的に一番楽だけど)



ボスは身体が大きくて攻撃&体当たりをしてくる、特定の部分しかダメージを受けないというタイプが多いから、動きのパターンを読まずに強引に攻撃しようとすると余計に苦戦して、何回もゲームオーバーすることになる。僕はひさびさに遊んでみて、やっぱりボスが強いな...と感じた

ちなみにこのゲームはセーブポイントで回復しないし、エネルギーやミサイルチャージ(回復ポイン)も少ないので、雑魚敵が無限に出るポイントで敵が落とすエネルギーやミサイルを稼いで回復するのがメインになると思う。

便利なマップがあっても迷う不思議

スーパーメトロイドは未知の惑星を探索していくゲームなので、スタートボタンを押すことで見れるマップが超重要!

スーパーメトロイドゲーム画面マップ



マップを見ることで、自分の現在地と目的地、まだ行っていない場所を把握することができる。実は前作メトロイド2までは、このマップ機能はなかったので、自分の現在地も目的地も知ることができなかった。僕はスーパーメトロイドを遊んでからメトロイド2を遊んだので「え!マップがないのか...」と衝撃だった。

スーパーメトロイドのマップはサムスが行ったことがある場所を自動で記録する「オートマッピング」があって、さらに各エリアに必ず1つ用意されている「マップコンピュータ」からエリアの全体図(セーブポイントやボス、エネルギー&ミサイルチャージの部屋の位置も表示される)を取得することができる。



これだけ高機能なマップがあると「迷うことはないでしょ?」と思うかもしれないけど、マップコンピュータからは取得できない隠し部屋があるし、位置はわかっても「そこまでの行き方がわからない」ということが起きるので、ゲームとしては上手く成立している。

迷う



さらに自分の今いるエリアの地図しか見れない仕様なのも不便だけど、ゲームとしては面白くするためのスパイスになっていると思う。


恥ずかしながら、僕は初めて遊んだときはどこに行けばいいかわからなくなって、数時間以上も迷ったことがある。特にラストエリアへの行き方は散々迷った末に「こんなの気づくわけないだろう...」と思った。(ちなみに今回も途中まで忘れていた)

ただ、メトロイドシリーズは次に行く場所がわからなくなって迷うのも楽しさの1つかもしれないけどね。迷えば迷うほど探索できるとも言えるから。

迷わないようにする方法はマップを当てにしすぎずに怪しいと思った場所を色んな方法で調べてみることと、今は先に進めないけど、何かありそう..という場所を覚えておくこと


考えてみると、今は現実でもスマホでGoogleマップを見て、自分の現在地をGPSで正確に把握しつつ目的地を目指すことが多いし、ナビやルート案内もあるから、この時代のゲームよりも現実のテクノロジーの方が便利になってしまったということか...。





ゲーム内に文字のヒントがないから説明書が重要!

スーパーメトロイドは新しいアイテムを入手した時に英語テキストの説明がある程度で、ゲーム中にほぼ文字での説明やヒントがない。というか人との会話すらない。

同じスーファミの任天堂ゲームのマリオワールドやゼルダの神々のトライフォースでも、今のゲームのようなチュートリアルほどではなくても、文字のヒントや説明が多少はあるから、ノーヒントのスーファミのゲームは珍しいと思う。

僕は最初にスーパーメトロイドを遊んだときは中古のカセットのみを購入したから、余計に情報不足で苦戦したけど、手探りで色々と試すのが楽しくもあった。

その後、箱説付きのものを入手して、今回は説明書を読みつつ遊んでいたんだけど、ゲーム中と正反対に説明書の情報量の多さに驚いた

スーパーメトロイド説明書



説明書には操作方法はもちろん「ストーリーや要塞惑星ゼーベスの説明、入手できるアイテムの説明、ゲートの開き方、雑魚敵やボスのイラストやドット絵と詳しい説明」など、かゆいところに手が届くように色んな情報が載っていた。

スーパーメトロイド説明書もくじ



昔のゲームは容量が限られていたから、その分説明書に詳しい情報やヒントを載せる傾向はあったと思うけど、ここまでゲーム中と説明書の温度差が激しいゲームも珍しい気がする..。


正直、説明書を読むのと読まないのでは、遊ぶ時の難易度が変わってしまうレベルだと思う。開発者の本来の意図は極力ヒントなしで遊んで欲しいけど、それでは難しすぎるから説明書で補足している...そんな感じなんだろうか?

スーパーメトロイドはノーヒントで説明書を見なくても遊べる良く出来たゲームなので、今から遊ぶ人はあえて説明書を読まずに遊ぶのも良いのかもしれない。

※現在、スーパーメトロイドの説明書はニンテンドークラシックスーパーファミコン公式サイトで自由に見ることができます。

3回目のクリアタイムとアイテム回収率は?

僕の3回目のスーパーメトロイドのクリアタイムは7:56(ゲームオーバーした時間も含めれば9:00~10:00未満)で、アイテム回収率は77%だった。

スーパーメトロイドゲーム画面アイテム回収率
クリアタイムが早いと特別なデモが見られるらしい



遊んでいた期間は約1週間。最初の頃は特に面白いから一度に3時間ほど遊んでいた。エリアの構造やルートを忘れてしまうから、短い期間で一気に遊ぶのがオススメ!

今回は5時間以内クリアを目指していたけど、思った以上に時間がかかってしまった。序盤は割とサクサク進んでいたと思うけど、中盤以降に無駄な行動が多かったのが良くなかった

でも、自己最速タイム(初回プレイは15:00ぐらいかかった)だし、怪しい場所も調べまくったからアイテム回収率も過去最高なので嬉しい!


アイテムはかなり入念に見つけたはずなのに、それでも8割未満なのが恐ろしい...。あと2割以上のアイテムがいったいどこにあるのだろうか。

スーパーメトロイドゲーム画面アイテム
未回収のアイテムはどこにある?



スーパーメトロイドは最速クリアタイムを競う、アイテム回収率100%を目指す、必須アイテム以外は取らずにクリアなどの色んなプレイスタイルで何周も遊べる魅力があるのも良い部分。

僕はいつかアイテム回収率100%は達成してみたいけど、忘れた頃に再プレイしてクリアするだけでも満足。

主人公のサムスは女性だけど...

スマブラで有名になった時期から、メトロイドの主人公の「サムスは実は女性」というのは知られるようになったと思う。


僕は最初隠し設定なのかな?と思っていたけど、初代からサムスが女性という設定はあったみたいだし、スーパーメトロイドのゲームオーバー画面のスーツが破れる演出でサムスの性別がわかるようになっているから、任天堂としては隠すつもりはないらしい。

アザーエムパッケージ
アザーエムはサムスが女性であることが強調されていた



ちなみに1994年のスーパーメトロイドの発売当時のCMをYoutubeで見たところ、女性がお馴染みのスーツを着てサムスの姿になる演出があったので驚いた。

これだけ隠すつもりがないのに隠し設定みたいに言われてしまうのは、ゲーム中でサムスが女性であることを全く活かしてないからだと思う。(ゲームでは珍しいケース)説明書でもサムスのキャラクター紹介は一切ないし、パッケージにもスーツを着た姿しか載っていない。これでは隠してなくてもほとんどのプレーヤーには伝わらない。

スーパーメトロイド説明書の中身
サムスの紹介が一切ない...



僕は最初サムスはあのスーツのせいで、女性以前に人間じゃなくてロボットだと思っていたぐらい。考えてみると、スーパーメトロイドは人間との会話が一切ないメタルギアソリッド以上のハードな単独潜入だから、そう思うのも仕方がない(笑)

ただ、メトロイドシリーズを深く知るようになると、ベビーメトロイドとの関係性はサムスが女性だからこそなのかな...?と思うようになったりするから面白い。

スーパーメトロイドはマニアックすぎる問題

スーパーメトロイドは1994年に任天堂から発売されたとは思えないぐらいマニアックなゲームだと思う。ゲーム性や難易度もそうだけど、パッケージデザインなどの見た目も当時のゲームのメインターゲットの子どもに売ろうとしていたようには見えない...。

スーパーメトロイドパッケージ拡大



マリオやスーパードンキーコングやカービィなどの当時の子供向けのゲーム以外の「F-ZERO、パイロットウィングス、シムシティー、糸井重里のバス釣りNO.1」などの一般向けの任天堂のゲームと比較してもスーパーメトロイドはマニアックで異彩を放っている。

任天堂のスーファミ一般向けタイトル



メトロイドは初代から日本より海外で受けていたという話があるから、任天堂も海外を受けを狙って作った結果マニアックになったのかもしれない。実際にオープニングデモは英語が標準でオプションで日本語字幕を付ける形になっているし、オープニングを除くゲーム中に日本語は一切出てこない


オプションには当時の任天堂のゲームとしては珍しくコントローラーのキーコンフィグ(キーの役割を自由に変更できる)があるし、手に入れたアイテム(装備)を付け外しできるようになっているし、アイテムアイコンをキャンセルする方式をオートとマニュアルで選べる謎の細かい設定が用意されている。

スーパーメトロイドゲーム画面キーコンフィグ
昔の任天堂のゲームでキーコンフィグできるのは珍しい



敵のデザインもリアルで気持ち悪い(褒め言葉)、ボスがパターンを読まないと倒しにくい初見殺しのタイプが多いのに唐突に現れる。セーブポイントも多くない、回復ポイント(エネルギー&ミサイルチャージ)が少ないなど、マニアックで難易度が高い要素がたくさんある。


ただし、マニアックな面を持ちつつも説明書の情報量が多かったり、意図的に弱い敵が大量に出るポイント配置して、エネルギーやミサイルを稼ぎやすくしていたり、タイトル画面を放置しておくとゲーム中のヒントの映像が見れたり(存在に気づきにくいけど)など、任天堂ならではの細かいバランス調整が光っている。

スーパーメトロイドゲーム画面稼ぎポイント
弱い敵が大量に出る稼ぎポイントが用意されている



海外向けを意識したマニアックな作りと任天堂の細やかなバランス調整がスーパーメトロイドを名作にしたのかもしれない。

好きなアイテムは?

僕がアイテム(装備)はアイスビームとスペースジャンプ

アイスビームは手に入るのは中盤ぐらいで、敵を凍らせるようになると一気に倒すのが楽になるので、毎回手に入れるとホッとするアイテム。

スーパーメトロイドゲーム画面アイスビーム



スペースジャンプは手に入るのは終盤で、回転ジャンプ中に連続ジャンプができるようになって、一気に行動範囲が広がるので、これで色んな場所を調べられる!と嬉しくなるアイテム。

スーパーメトロイドゲーム画面スペースジャンプ



スクリューアタックと合わせて攻撃しながら連続ジャンプするのも爽快!

スーファミミニで遊んだ感想

スーファミミニでスーパーメトロイドを遊んだ感想

・コントローラーのケーブルが長くて快適
・HDMI接続とUSBアダプタを電源として遊べるのは便利
・アナログテレビに設定してもスーファミ版よりも綺麗
・中断とリプレイからの巻き戻しは使わなかった
・スーファミ版との違いは感じなかった

スーファミミニはコントローラーがスーファミと同じだから、操作しやすくて最高だった。

スーファミとスーファミミニのコントローラー




そしてコントローラーのケーブルも実物のスーファミのコントローラーより長いのが嬉しいし、HDMIケーブルでテレビと接続できて、電源はスマホの充電で使っているUSBアダプタを使えるので、便利で快適だった。本物のスーファミは専用の映像ケーブルとACアダプタを用意するの地味に煩わしい。

HDMIケーブルとUSBアダプタ



画面設定は「アナログテレビ」という昔のブラウン管のにじみや走行線を再現したモードで遊んでいたけど、それでも当時の環境よりは格段に綺麗だよな..と思った。(720pだから当たり前)

スーファミ版と比較して、色合いや動作の違いや操作の遅延は多少はあるのだろうけど、僕があまり感じなかった。感じるほど、サムスを上手く操作できないというのもあるけど(笑)

今スーパーメトロイドを遊ぶには?

2024年6月現在、スーパーメトロイドはスーパーファミコン、ニンテンドークラシックミニスーパーファミコン、Nintendo Switch Onlineと3つの遊ぶ手段(ハード)があるので、それぞれの特徴と違いをまとめてみました。

ちなみにゲーム内容の3つとも1994年に発売されたスーパーメトロイドなので、全く同じです。

説明書はニンテンドークラシックミニ スーパーファミコンの公式サイトでPDF版が公開されているので、どのバージョンを購入しても説明書は見ることができます!

今遊ぶには?まとめ
「Switchを持っているならSwitch Online版が一番安くてオススメ。ソフトや箱説が欲しい場合はスーファミ版、他の収録タイトルに興味があるならばスーファミミニもありかも」

スーパーファミコン


スーファミ版ソフト一式

スーファミ版まとめ
「オリジナルのスーパーメトロイド。実物のソフトやパッケージや説明書が欲しい方はこちら。ただし、現在中古の価格が高騰気味」


機種名:スーパーファミコン

発売日:1994年3月19日

メディア:ROMカセット

その他:スーファミ本体の他にテレビ、コントローラー、ACアダプタ、映像ケーブルが必要

購入価格の目安:カセットのみ2,700円~、箱説明書付き9,000円~(メルカリ調べ:調査日2024.6.21)


特徴
・最初に発売されたオリジナル版スーパーメトロイド
・スーファミのコントローラーを使って遊べる
・バッテリーバックアップ(セーブ)の電池切れが心配
・紙の説明書がある
・中古が高騰していて簡単に手が出ない
・3つの中で画質は一番悪い(味があるともいえる)
・スーファミ本体一式を購入する必要がある(持っていない場合)
・レトロフリークを使えば高画質&セーブの不安がなくなる

1994年に最初に発売されたオリジナルのスーパーメトロイド。唯一パッケージ版として発売されているので、ゲームソフトして手元に置いておける存在

スーファミ本体とスーパーメトロイド



スーファミ版なので、一番スーパーメトロイドに適したスーファミのコントローラーで遊ぶことができる。テレビとの接続は赤白黄のRCA(コンポジット)やS端子で接続することになるので、他のバージョンよりボケた画質になってしまうけど、それがオリジナルの味でもある。

スーパーメトロイドカセットの中身
バッテリーバックアップの電池切れが心配ではある



最大の欠点は中古価格が高騰していること。2024年6月現在メルカリでソフトのみが2,000円以上、箱説付きが9,000円超えしている信じられない状況なので、気軽に購入する気になれない。

もし、それでもスーファミ版が欲しい場合は、説明書のPDFが任天堂の公式サイトで公開されているので、ソフトのみの中古をオススメしたい。


レトロフリークという互換機を使ってスーファミ版を遊べば、他のバージョンのようにHDMIで高画質化して、バッテリーバックアップの電池の心配もなくなるけれど、レトロフリークは25,000円以上するので、なかなか手が出ないと思う。

レトロフリークのパッケージ



ちなみに赤白黄のRCA(コンポジット)端子がないテレビや液晶モニターを使っている場合は、画質は向上しないものの、RCA TO HDMI変換コンバーターを使う手もある。





ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン

スーファミミニパッケージ



ミニスーファミ版まとめ
「スーファミのコントローラーでHDMI接続で高画質で遊ぶことができるが、スーパーメトロイドだけを遊ぶために購入するのは割高」

機種名:ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン

発売日:2017年10月5日

メディア:内蔵ゲーム

その他:接続するテレビ、専用コントローラー、HDMIケーブル、USB(USB A-MicroB)ケーブル、5V/1.0A /5W出力できるUSBアダプタが必要

購入価格の目安:中古本体一式6,000円~


特徴
・スーファミのコントローラーで遊べる
・HDMI接続なので画質が最大720pと綺麗
・今の液晶テレビで遊びやすい
・いつでも中断セーブできる
・リプレイ機能で少し前からやり直せる
・画面(画質)を3種類から選べる
・スーパーメトロイドだけ遊ぶことを考えると割高
・説明書がない
・色合いや動作はスーファミ版と微妙な違いがある

2017年に発売されたニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン(以下スーファミミニ)の収録タイトルとして遊ぶことができるスーパーメトロイド

スーファミミニはHDMI接続で電源はUSBアダプタを使うので、今のテレビで遊びやすく、出力解像度は720pと本物のスーファミよりも高画質になっている。コントローラーもスーファミと同じものが再現されているので、違和感なスーパーメトロイドを遊ぶことができる。


さらにゲーム中にリセットボタンを押すことでいつでも中断セーブすることが可能で、リプレイ機能を使えば少し前に戻ってやり直すこともできるという、昔のゲームを遊ぶのには便利な機能もある。

スーファミミニ リセットボタンで中断
リセットボタンを押すことでいつでも中断可能!



画面設定も「アナログテレビ、4:3、パーフェクトピクセル」と3種類から選ぶことができて、特に昔のブラウン管の色のにじみや走行線を再現したアナログテレビモードが嬉しい。

スーファミミニ画面設定



ただし、スーファミミニは昔のゲームをエミュレーターで再現したものなので、色合いや動作がスーファミ版と微妙な違いがあり、スーファミで過去に遊んだことがある人は違和感があるかもしれない(僕はあまり気にならなかった)。

欠点は2024年6月現在スーファミミニを中古で購入すると、約6,000円~なので、スーパーメトロイドをだけを遊ぶことを考えると割高になること。

スーファミミニに収録されている他の20タイトルにも興味があって、Switchを持ってなければ、十分に元を取れるだけの価値はあるけれども。

スーファミミニパッケージ裏面




Nintendo Swicth Online

Nintendo Switch Online
引用元:Nintendo Switch Online



Nintendo Switch Online版まとめ
「いつでもどこでも遊ぶことができる。スーファミミニと同じく高画質&便利機能ありで、月額306円で遊べる。一番安くスーパーメトロイドを遊ぶ手段」

機種名:Nintendo Switch Online(Nintendo Switch)

配信日:2019年9月6日

メディア:ダウンロード

その他:(テレビで遊ぶ場合のみ)テレビ、Nintendo Switchドッグ、HDMIケーブル、Nintendo Switch ACアダプター

利用料金:Nintendo Swicth Online(1ヶ月306円)で遊び放題

公式サイト

特徴
・月額306円で遊ぶことができる
・どこでもセーブでいつでも中断できる
・巻き戻し機能で少し前からやり直せる
・テレビでもSwitch本体のみでも遊ぶことができる
・いつでもどこでも遊ぶことができる
・7日に一度オンライン認証が必要
・説明書がない
・画質はTVモードは1080p、携帯モードは720pと高画質
・Joy-Conに十字キーがない
・色合いや動作はスーファミ版と微妙な違いがある


Nintendo Switch Onlineに加入して、Switchに「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」をダウンロードすることで、スーパーメトロイドを遊べるようになる。

Switch OnlineはSwitchのゲームのオンラインプレイをするために月額306円で加入するサービスだけど、その他にファミコン、スーファミ、ゲームボーイの懐かしゲーム140タイトル以上が遊び放題になる特典もある。スーパーメトロイドも遊び放題になるうちの1本。


Switch Online版の最大の特徴はSwitchの携帯モードを使うことで、スーパーメトロイドを家でも外でもいつでもどこでも遊べるようになること。昔はテレビに繋がなくては遊べなかったゲームがSwitchだけで、いつでも気軽に遊べるのは嬉しい進化。

Switchの携帯モードで遊ぶスーパーメトロイド



スーファミミニと同様にどこでもセーブで中断可能で、巻き戻し機能で少し前からやり直せる便利機能もある。画面も同様に「アナログテレビ、4:3、パーフェクトピクセル」と3種類から選ぶことができる。

欠点はSwitchの標準コントローラーのJoy-Conに十字キーがないこと。人によってはアナログスティックでの操作に違和感があるかもしれない。

SwitchのJoy-Con左側
スティックかボタンを十字キー代わりに使うことになる



Switch本体に関する詳しい記事も書いているので、そちらもどうぞ。

購入してから6年半!今さら本格的にNintendo Switchを遊んだ感想【レビュー】 | ひきこもりの生きる道

購入してから6年半!今さら本格的にNintendo Switchを遊んだ感想【レビュー】 | ひきこもりの生きる道

Nintendo Switchを購入後6年半経ってから本格的に遊んだ感想を書いています。発売日に購入したのにあまり遊ばなかった理由や6年半経ってから本格的に遊び始めた理由、Switchの外観や機能の紹介、Switchは据え置き機なのか?携帯機なのか?Proコンは必要?などについても書いています。


スーファミ版の中古が高騰しているスーパーメトロイドを月額たった306円で遊べてしまうのは、素晴らしいとしか言いようがないので、Switchを持っているならばスーパーメトロイドはSwitch Onlineで遊ぶのが一番オススメ。安くて、快適で、画質も綺麗!

一点だけ「ネット環境がない場所では7日間しか遊べない」というのが気になったけど、今は殆どの人が家のWi-Fiに繋ぎつつ、Switchを遊んでいると思うので、問題はなさそう。

Q.『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』『ゲームボーイ Nintendo Switch Online』はインターネット環境のない場所でも遊べますか?

A.インターネット環境のない場所でも、最大7日間は『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』『スーパーファミコン Nintendo Switch Online』『ゲームボーイ Nintendo Switch Online』をお楽しみいただけます。起動できない場合は、再度インターネット接続をお試しください。





まとめ

今回は1994年発売のスーパーファミコンのゲームであるスーパーメトロイドを遊んだ感想を書いてみました。

僕はメトロイドよりも同じ任天堂のマリオやゼルダの方が長年慣れ親しんでいて、シリーズとして見ればその2つの方が好きだけど、ゲーム単体で見るとスーパーメトロイドが好きだなぁ..とあらためて思いました。

マリオゼルダメトロイドのスーファミ版



実際にスーパーメトロイドは定期的に遊びたくなるし、遊ぶと敵やボスが強くて、マップには迷わされるけど、毎回やっぱり面白いなぁ..よく出来ているなぁと感心させられている。

ゲームの名作の定義って人それぞれだし、よくわからないけど、僕にとっては定期的に遊びたくなって、遊ぶたびに感心するゲームが名作なのかもしれない。


もし、この記事を読んでくれた人がスーパーメトロイドを遊んでみようか!と思ってくれたら、嬉しいです。

今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!