こんにちは!
スマホ版は今一番お手軽に遊べるクロノ・トリガー!
今回の記事をオススメしたい方
- クロノ・トリガーが好き
- クロノ・トリガーのスマホ版について知りたい
- スマホ版と他のバージョンとの違いが知りたい
僕は家庭用ゲームからスマホへ移植されたゲームはタッチパネル操作が合わなくて苦手なんだけど、今一番お手軽にクロノ・トリガーを遊べる手段はスマホ版なので、食わず嫌いをせずに購入して遊んでみることにしました。
スマホ版のゲーム記事を書くのは初めてなので、果たして上手く書けるだろうか?
というわけで、今回は「クロノ・トリガー(スマホ)の紹介」「スマホ版を遊んだ感想」「古いスマホやタブレットでも動くのか検証」「コントローラーを接続したり、テレビ出力して遊んだ感想」「ほかバージョンとの違い」などを書いた記事です。
DS版の記事も書いています。

2画面&タッチパネルに対応!クロノ・トリガー(ニンテンドーDS)を紹介【追加要素あり】 | ひきこもりの生きる道
追加要素と2画面&タッチパネルに対応した2008年発売のクロノ・トリガー(DS)の紹介記事です。2024年にあらためて遊んだ感想(レビュー)やスーファミ版やPS1版との比較やネットでの中古価格について書いています。
クロノ・トリガー(スマホ)とは?
クロノ・トリガー(スマホ)とはスクウェア・エニックスより2018年2月28日に配信開始されたiPhone/Android用のRPG。内容は2008年発売のニンテンドーDS版をベースにスマホのタッチパネル操作に最適化して新たに中断セーブやクラウドセーブにも対応したバージョン。
スマホ版の最大の特徴はゲーム機いらずで、手持ちのスマホでクロノ・トリガーが遊べること。
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今までのバージョンと違ってゲーム機いらず |
さらにスマホ以外にもiPad/iPod touch/AppleTV、Androidタブレット、Amazon
Fireタブレット/AmazonTVなど幅広いデバイスで遊べるのも特徴のひとつ。
スマホ版は正確にはiPhone版は2011年12月9日、Android版は2011年12月22日に配信開始されているけれど、2025年1月現在購入できるのは2018年に配信開始されたクロノ・トリガー(アップグレード版)となっている。
ちなみに現在は配信終了しているけれど、過去にはフィーチャーフォン(いわゆるガラケー)版もあったらしい。
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スマホ版クロノ・トリガーはで各ストア(iPhoneはApp Store、AndroidはGoogle
PlayとSQUARE ENIX MARKET、Amazon FireはAmazon Appstore)定価1,600円(セール時は50%OFFで800円)にて購入できる。
他のスマホアプリと同様にゲームデータをダウンロードして遊ぶ形式なので、DL版のみでパッケージ版は存在しない。(そのため現金では直接購入できず、クレジットカートやプリペイドカードを使って購入する必要がある)
年末年始など、年数回行われるセール時には販売価格が800円になるので、スマホ版はクロノ・トリガーを最も安く遊ぶ方法でもある。
ただ、僕のように過去に他のバージョンを購入して遊んでいる人にとってはセール時の価格ぐらいが妥当に感じるのかもしれない。
クロノ・トリガーとは?
ドラゴンボールの鳥山明氏、ドラクエの堀井雄二氏、FFの坂口博信氏の「ドリームプロジェクト」が制作に参加したゲーム。
主人公クロノと仲間たちが過去(中世や古代や原始時代)や未来を行き来する壮大なタイムトラベルストーリー。
グラフィックはスーファミ後期の技術が極まった美麗な2Dのドット絵、光田康典氏による冒険心が掻き立てられるような音楽、ゲーム性はオーソドックスなレベル制のRPGながらも戦闘はFFでお馴染みのATB(アクティブタイムバトル)で緊張感もあって、仲間同士の連携技があるのが特徴的だった。
クリア後にレベルやアイテムなどを持ち越して、最初からゲームを始められる「強くてニューゲーム」やラスボスを倒すタイミングでエンディングが変わる「マルチエンディング」があることでも有名。
クロノ・トリガー(スマホ)を購入したきっかけ
スマホ版を購入したきっかけ
- 家庭用ゲーム→スマホの移植版のゲームが苦手
- タッチパネルの操作が合わない
- ブログ記事を書いたことでスマホ版に興味を持った
- 50%OFFセールがちょうど開催されていた
- Google PlayクレジットでAndroid版を購入した
僕は家庭用ゲームからスマホに移植されたゲームは苦手だ。
それはコントローラー操作を前提に作られたゲームをスマホのタッチパネルで操作すると、どうしても操作性が悪くストレスを感じるから。
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コントローラー生まれのゲームをタッチパネルで操作するのは無理がある |
過去にはドラクエのスマホ版を購入して遊んでみたけど、タッチパネルの操作が合わなくてやめてしまった。
それでは、なぜ今回クロノ・トリガー(スマホ)を購入したかというと、最近クロノ・トリガーの記事をスーファミ版、PS1版、DS版と立て続けに書いているうちにスマホ版にも興味を持ったから。
そして僕が興味を持った時期がちょうど2024年12月で、スマホ版の50%OFFセールがタイミング良く始まったこともあって「ブログの記事を書くために購入するか!」となった。
僕はAndroid版を購入したけど、その理由はGoogle
Playクレジットを持っていてそれを使いたかったからという単純なものと、安定しているiPhoneよりも色んな機種があって色々と試せるAndroidの方が面白いと思ったから。
今回メインで遊んだスマホはこの機種!
僕が今回クロノ・トリガー(スマホ)の感想を書くためにメインで遊んだスマホはRakuten Hand(P710)という機種。
機種名Rakuten Hand(P710)ディスプレイサイズ / 種類 約5.1インチ / 有機EL解像度 HD+ / 720 × 1,520CPUQualcomm Snapdragon 720G / オクタコア 2.3GHz + 1.8GHzOSAndroid10内蔵メモリ(RAM / ROM)4GB (RAM) / 64GB (ROM)
Rakuten
Hand(P710)は2020年発売の楽天モバイルの独自スマホで、楽天モバイルが加入者を増やすためのキャンペーンでかなり安くバラ撒いていた機種なのもあって、結構多く出回っていると思う。
とはいっても、僕は1回しか外でRakuten Handを使っている人を見たことはない。
CPUはSnapdragon
720G(メモリは4GB)という発売当時でもミドルレンジ(中間の性能)扱いのもので、性能は決して高くないけど、重い3Dのゲームでなければ遊ぶのには問題はないと思う。
液晶は5.1インチと今となっては小さめなのはネックだけど、サブ機としては扱いやすい機種なので、僕は数年愛用している。
そして、気になるRakuten Hand(P710)でのクロノ・トリガー(スマホ)の動作は...
アプリを同時に複数起動して、メモリが不足していると音がブツブツいう時があるけれど、基本的にはサクサクと快適に動いてくれた。
クロノ・トリガー(スマホ)を遊んだ感想
ここでは僕がRakuten Hand(P710)でAndroid版クロノ・トリガーを遊んだ感想を書いています。
主にタッチパネル操作の快適性や家庭用ゲーム機での最後の移植版であるDS版との内容の違いについて、詳しく書いています。
スマホ版を遊んだ感想
- グラフィックは綺麗になって16:9(横長)になった
- ロード時間なしでサクサクとテンポ良く遊べる
- 移動時の操作はタッチパネルでも快適
- メニューは直感的に操作できる
- 戦闘画面の操作はひと手間増えてしまった
- AUTOで戦闘が自動&1.5倍速になる
- セーブは最大20個まで作れる
- いつでも中断セーブ&オートセーブができる
- クラウドセーブを使って複数端末でセーブが共有できる
- 音楽や効果音はDS版と大差ない
- ゲームの説明が不足していないか?
- DS版の追加要素は一部を除いて収録されている
- ムービーのON/OFFができなくなった
- 一部ムービーが流れなくなった
- オープニングムービーがゲーム起動時に流れなくなった
- おまけは仕様変更&見られるものが減ってしまった
※クロノ・トリガーのゲーム内容に関する感想はスーファミ版の記事をどうぞ
グラフィックは滑らかになって、16:9(横長)になった!
クロノ・トリガーはDS版までは4:3の画面比率だったけど、スマホ版は最近主流の16:9のような横長の画面比率になったので、より画面が広く感じるようになった。
スマホの画面全体にクロノ・トリガーが表示されるのが嬉しい!(ただし、機種によっては画面全体に映らない可能性あり)
グラフィック自体はスーファミ版から同じものだけど、スマホの高解像度の液晶に対応したドットが目立たない滑らかで明るいものになっている気がする。
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上がスーファミ版で下がスマホ版 |
テキストやメニューなどのUIも高解像度対応されて見やすくなっているし、グラフィックは事実上のHDリマスター版とも呼べるのかも?
ロード時間もないし、テンポ良くサクサクと遊ぶことができる!
スマホ版もPS1版のようなロード時間や変な処理落ちもないので、スーファミ版やDS版のようなクロノ・トリガー本来のテンポ良さで楽しめる。戦闘(操作に癖があるけど)もストーリーもスピーディーにサクサクと進む!
ただし、僕が持っているGalaxy S5やNexus7(2013)という10年前のスマホやタブレットで遊ぶと、画面切り替え時の暗転が長かったり、処理落ちのように動作がカクついたりする。(遊べないほど酷くはないけれど)
クロノ・トリガー(スマホ)は意外と端末のスペックを必要とするのかも?
移動時の操作はタッチパネルでも意外と快適!
スマホ版の移動時の操作
クロノを動かす(コントローラーでは十字キーやスティック)
画面に指を置くと出るバーチャルパッドを移動したい方向にスワイプする
マップを見る(コントローラーではボタン)
フィールド画面で右下の「MAPボタン」をタップする
メニューを開く(コントローラーではボタン)
右上の「MENUボタン」をタップする
街やダンジョンに入る(コントローラーではボタン)
フィールド画面で街やダンジョンの名が出ている時に画面をタップする
人に話しかける/宝箱を開けるなど(コントローラーではボタン)
吹き出しの「!」が出ている時に画面をタップする
はい/いいえなどの選択肢(コントローラーではボタン)
選びたい選択肢のボタンをタップする
画面に置いた指をスライドさせて操作するバーチャルパッドは操作性が悪いイメージがあるけど、クロノ・トリガーはスマホの横画面との相性も良くて割とスムーズにキャラを動かせる。
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せっていで移動をあるき→ダッシュに変更しないと移動が遅いので注意! |
ただし、シンボルエンカントの敵は交わしにくいし、ゲーム中の場面によっては操作しにくくてストレスを感じることがある。
人や宝箱に近づいた時に「!」の吹き出しが出て、タップするタイミングがわかりやすいのは良いけれど、吹き出しが出る範囲が狭くて合わせにくいので、慣れが必要かもしれない。
移動時の操作はDS版のタッチペン操作よりはタッチパネルに最適化されて快適だけど、コントローラーには敵わない。でも、必要十分でもある。
メニューは直感的に操作できるけど、微妙にモッサリしている!
スマホ版のメニュー画面の操作
前の画面に戻る(コントローラーではボタン)
メニュー画面右下の「戻るボタン」をタップ
メニュー画面を閉じる(コントローラーではボタン)
メニュー画面右下の「Xボタン」をタップ
画面を左右にスクロールさせる(コントローラーでは十字キーやスティック)
メニュー画面の左右矢印をタップする/メニュー画面を左右にスライドする
画面を上下にスクロールさせる(コントローラでは十字キーやスティック)
メニュー画面を上下にスライドする
選択/決定(コントローラーではボタン)
選択したい項目(メニューやアイテムなど)をタップする
タッチパネルはATMのメニュー操作で使われていることでもお馴染みなので、ゲームのメニュー操作との相性も良い。「選択/決定したい項目をタップ、画面を上下左右にスライドさせてスクロール、戻るボタンで1つ前に戻る、Xボタンでメニューを閉じる」とたったこれだけで直感的にわかりやすく操作できる。
こちらもDS版のタッチペン操作よりはタッチパネルに最適化されていて快適だけど、過去のバージョンと比べて微妙にメニュー画面がモッサリしていているのが気になった。
戦闘画面の操作はひと手間増えて、煩わしくなってしまった!
スマホ版の戦闘画面の操作
仲間のコマンド切り替え(コントローラーでは十字キーかスティック)
切り替えたい仲間のアイコンをタップ
技/連携技の切り替え(コントローラーでは十字キーかスティック)
切り替えたい技の(1~3人技)のアイコンをタップ
戦闘から逃げる(コントローラーではボタン)
戦闘画面左上の逃げるボタンをタップ
オート戦闘をON/OFF
画面左側または右側にある「AUTOボタン」をタップ
選択/決定(コントローラーではボタン)
選択したいボタン(技やアイテム)をタップして、選択範囲(敵や味方)を決めてタップ
前の画面に戻る(コントローラーではボタン)
技やアイテムウィンド右上の「戻るボタン」をタップ
DS版までは仲間のコマンドを十字キーの左右で瞬時に切り替えられたのにスマホ版では仲間のアイコンをタップして切り替える必要がある。つまりひと手間増えてしまった...。
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上がスーファミ版で下がスマホ版 |
さらに技もDS版までは1ページに現在使える1人技~3人技が表示されていて、それを十字キーの上下で選ぶことができたのにスマホ版では1人技、2人技、3人技がそれぞれ別ページになってしまったので、こちらも技のアイコンをタップして切り替える必要がある。
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上がスーファミ版で下がスマホ版 |
この仲間のコマンドと技をアイコンをタップして切り替える手間が増えたことで、コマンド入力がかなり煩わしくなってしまった。今自分がどの仲間のどの技ページを開いているかも判別しにくい。
技やアイテムを選んで、使う仲間や敵のグラフィックをタップして決定する(技の場合は範囲も指定する)操作もやりにくいし、一度、技やアイテムを選択してからキャンセルしようとすると、戻るボタンを押す必要があるのも面倒だと思った。
クロノ・トリガーはFFでもお馴染みのリアルタイムに進行するATBなので、コマンド入力が煩わしくて時間がかかるようになると敵に攻撃されやるくなるのも困る。個人的にはATBとタッチパネル操作の相性は最悪だと思う。
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この操作性だとアクティブとバトルスピードを早くするのは現実的ではないと思う |
戦闘から逃げる場合は画面左上の「逃げるボタン」をタップする必要があるけれど、クロノ・トリガーはそこまで逃げるを多用しないから問題ないと感じた。
その他には細かいけれど、仲間のHP/MPが表示されるウィンドの大きさがさすがに小さすぎないか?とは思った。(HPは仲間の近くにライフケージとしても表示されてはいるけど)
僕が戦闘の操作で一番気になったのはポーズ(一時停止)ができなくなったこと。
戦闘モードをウエイトにしてアイテムや技の画面を開けば時間が止まるのでポーズの代用はできるけれど、なぜATBなのにポーズをなくしてしまったのか謎だ..。それとも僕が気付かないだけで、やり方があるのか?
スマホ版の戦闘画面のタッチパネル操作は他機種版と比べると快適ではないけれど、クロノ・トリガーはそこまで難易度が高いゲームではないし、シビアなコマンド入力は求められないので、遊んでいるうちに慣れてしまうのかもしれない。でも、僕は気になった。
AUTOを使えば戦闘が自動&1.5倍速であっという間に終わる!
スマホ版から追加された戦闘中のAUTOを使えば自動&1.5倍速で仲間全員が物理攻撃をするので、戦闘がとても楽になる。(AUTOは戦闘中に自由にON/OFFできる)
ただしAUTOはひたすら物理攻撃をするだけなので、ボスや強い雑魚敵(物理攻撃が効きにくいなど)に使うとかえって苦戦してしまうので注意。僕は明らかに弱い敵とか、敵の数が残り1~2体になったタイミングで使って時短&楽をしている。
スマホ版はタッチパネル操作のせいで戦闘中のコマンド入力の手間が増えているから、AUTOを上手く使うのがストレスなく遊ぶコツのような気がする。
セーブデータを最大20個作れるようになった!
クロノ・トリガーの各バージョンのセーブデータの個数はスーファミ(3個)→PS1(メモリーカードを複数枚使えば何個でも)→DS版(3個)だったけれど、スマホ版はなんと20個まで作れるようになった。
DS版は「なんで3個しかないんだよ!」と愚痴を書いていた僕としては嬉しいけれど、冷静に考えると20個も使わない気もする。
でも、少ないよりは多いほうが便利だし、セーブをたくさんできることで遊びやすくなったり、色んな遊び方(変わったエンディングを見るためや〇〇を仲間にするかどうかでセーブを分けるなど)をできる可能性が広がるのは良いと思う。
いつでもセーブ(ちゅうだん)&オートセーブができるようになった!
・オートセーブセーブポイントでの「セーブ」やメニューからの「ちゅうだん」のほか、マップ移動時には自動でセーブがされます。クラウドセーブにも対応しています。
DS版までのクロノ・トリガーはセーブポイントかワールドマップでのみセーブができたけれど、スマホ版はさらに戦闘中以外のメニューが開ける場所で、いつでも中断セーブができるようになった。(ただし再開は最後に出入りした場所からとなる)
これは素晴らしい改善点だと思う。いつでもやめられると思えば、気楽に隙間時間に遊ぶことができる!
さらにセーブやちゅうだんをせずにゲームを終えても、最後に出入りした場所で自動的に中断セーブされる仕様(オートセーブ)なのも、便利で感心した。
スマホはどうしても他のアプリの通知やエラー落ち、突然の電話などで予期せぬゲームの中断が起きることがあるから、オートセーブという救済措置があると本当に助かる。
スマホとタブレットなど複数端末でセーブを共有できる!
スマホ版はクラウドセーブにも対応しているから、同じアカウントでログインしているスマホやタブレット同士でセーブデータを共有できる(サーバーにセーブデータをアップ&ダウンロードできる)。
たとえば、外出時にスマホで遊んだデータの続きを帰宅後にタブレットの大画面で遊ぶことができる。
クラウドセーブはスーファミ時代を考えると、すごい!未来が来たんだ...と思える技術で便利だけれど、実際に使って複数端末で遊ぶ人は少数派のような気もする。
注意点としてはiPhoneとAndroidのデータは共有できないということ。
iPhoneは同じAppleアカウントでログインしている端末(Apple製品)同士でのみ、Androidは同じGoogleアカウントでログインしている端末同士のみがデータを共有できる。
音楽や効果音はDS版と差がない気がする。
サウンドはコンポーザー・光田康典氏の監修のもと、全曲を再収録しました。
各ストアのゲーム内容の説明には「光田康典氏の監修で全曲再収録した」とあるけれど、これはDS版の時に再収録したものを使っているのか、スマホ版で新たに再収録したものなのか、どちらの意味ともとれるので真相は不明。
個人的な感想としては、DS版から続けてスマホ版を遊んでも音楽や効果音にほぼ変化を感じないので、同じ音源を使っているか、近い音源を使っているのだと思う。
つまり、スマホ版の音楽と効果音も安心できるクオリティー!
※使っているスマホの内蔵スピーカーの性能による差は出る
ゲームの説明が不足している気がする!
クロノ・トリガー(スマホ)はDL版だから、いわゆる紙の説明書はない。そしてスマホ版のスクエニの公式サイトにもPDFなどで見れる説明書が用意されているわけでもない。
一応、クロノ・トリガーには「町長のやしき」という初心者のために「移動、メニュー、武器防具、戦闘、セーブポイント」などについて会話形式で教えてくれる場所が存在していて、ちゃんとスマホ版に対応した説明をしてくれる。でも、これは必要最低限だと思うし、町長のやしきは訪れるのが必須の場所ではないからスルーされがちな気がする。
ほとんど説明がない状態で、初めてスマホ版でクロノ・トリガーに触れる人は理解できるのだろうか?
ムービーのON/OFFができなくなった!
スマホ版を最初に起動した時にせっていを見て気づいたけれど、DS版にあったゲーム中のムービーをON/OFFにする機能がなくなった。
つまりスマホ版では強制的にムービーが挿入されることになる。
ムービーはゲーム中にそこまで多く挿入されるわけではないから、影響は少ないけれど、DS版であった機能が後発のスマホ版ではなくなっているのは残念に感じた...。
スマホ版はDS版と同じで、空き時間に少しずつ遊ぶ人が多そうだから、ムービーをカットする需要はあると思うけど、なぜ無くしてしまったのだろうか。
一部のムービーが流れなくなった!
仲間であるロボと最初に出会うシーンで流れるはずのムービーが流れない...最初は僕の記憶違いかと思ったけど、どう考えても少し前に遊んだDS版では流れていたはず。おかしい!
また、ロボ初登場時のムービーは何故か未収録となっている。『クロノ・クロス』へと繋がる内容のムービーは世間の評価と『クロス』未プレイのユーザーへの配慮のためか、これも未収録。
ネットで調べてみると、Steam版クロノ・トリガーの情報で「ロボ初登場時のムービーが未収録」という情報を発見した。Steam版とスマホ版は一部を除いて同じゲーム内容だと思われるので、どうやらスマホ版でも一部ムービーが未収録になっているらしい。
とりあえず、スマホ版でもロボ初登場シーンのムービーが流れないことは確認できた。
オープニングムービーがゲーム起動時に流れなくなった!
スマホ版ではゲーム起動時にPS1版やDS版でお馴染みのあの気合が入ったオープニングムービーが流れずにタイトル画面が表示されるので、最初は驚いた。
スマホ版ではカットされたのか?と思ってしまったけれど、タイトル画面でしばらく待っているとオープニングムービーが流れた。どうやら起動時には流れなくなっただけらしい。
ゲーム起動時にいきなりムービーは煩わしいと思って、仕様変更したのだろうか?でも、スキップできれば問題ない気もする。謎の変更点だ。
スマホ版のおまけは見れるものが減って、仕様が変わってしまった!
DS版のギャラリーとスマホ版のおまけの比較
DS版のギャラリー
映画館(ムービー)
美術館(イラスト)
音楽室(サウンド)
道場(技と連携技の確認)
モンスターデータ
アイテムデータ
エンディング
宝の地図(宝のありかを確認できる)
スマホ版のおまけ
ムービー
イラスト
サウンド
エンディング
スマホ版のおまけはDS版のギャラリーと比較して見れる内容が減ってしまった。(PS版のおまけと比較しても減っている)
しかも、クリア前でもゲームの進行と連動して見れる内容が増えていった(エンディングと宝の地図を除く)DS版と違って、スマホ版は一度ゲームをクリアしないとおまけが一切見れなくなっている。
見られる内容が減ってしまったのもそうだけど、僕はクリア前でも自分のゲームの進行と合わせて見れる内容が増えていくDS版が好きだったので、スマホ版のおまけの仕様にはガッカリした。
でも、スマホ版のおまけはあとからアップデートで追加されたものらしいので、全くないよりは改善されたと言えるのかもしれない。
タブレットや古めのスマホで遊んでみた感想
ここでは僕が持っているAndroidのスマホやタブレットでクロノ・トリガー(スマホ)がどのように動作するのかを検証しています。
果たして10年前の機種でも快適に遊べるのだろうか?
機種名
P40HD
発売年
2022年
メーカー
TECLAST
CPU
UNISOC T606
メモリ
12GB
画面サイズ/解像度
10.1インチ/1920x1200
OS
Android 13
重量
530g
iPhoneとの比較
iPhone6sぐらいの性能
クロノ・トリガー(スマホ)の動作や操作感
- 動作はスムーズで快適
- 音飛びが発生することがある
- キャラのドット絵が綺麗に見えない(滲んでいる)
- タブレットを持って遊ぶのは重い
- 大きくて見やすいけれど、大きすぎてタッチ操作しにくい
P40HDは2022年発売のTECLASTといういわゆる中華メーカーの中では割と有名なところのタブレット。今回検証する機種の中では一番新しい。
OSもAndroid13でメモリも12GBと多いけれど、CPUの性能的にはiPhone6s並と今となっては控えめ。10.1インチと大画面なので、とても使い勝手が良いタブレット。
クロノ・トリガー(スマホ)を遊ぶと、音飛びが起きる場合があるけれど(起きる条件は不明)動作はスムーズで快適。画面が大きくて見やすいけれど、530gと重いタブレットを手で持ちつつタッチ操作をするのは無理があると感じた。
P40HDの液晶の質のせいもありそうだけど、10.1インチの大画面で見るクロノ・トリガーのドット絵のグラフィックは高画質化の滲み(ぼかし)のせいで、小さい画面のスマホほど綺麗に見えない。
機種名
Xperia Z5 Compact
発売年
2015年
メーカー
ソニー
CPU
Snapdragon 810
メモリ
2GB
OS
Android 7
画面サイズ/解像度
4.6インチ/1280x720
重量
138g
iPhonenとの比較
iPhone6に近い性能
クロノ・トリガー(スマホ)の動作や操作感
- 動作はスムーズで快適
- 起動に時間がかかることがある(Google Play Gamesを読み込むのが重い)
- 軽くて疲れない
- 音が良いと感じた(内蔵スピーカーの性能が良い?)
Xperia Z5
Compactは2015年にソニーから発売されたスマホ。Compactという名の通り今回検証する機種の中では画面サイズも一番小さい4.6インチ。
OSはAndroid7でメモリは2GB、CPU性能はiPhone6に近いので2015年当時としては性能が高めだった。ソニーなので「ノイズキャンセリングイヤホン、ハイレゾ音源、PS4のリモートプレイ対応」などの独自機能も充実している。
クロノ・トリガー(スマホ)を遊ぶと、起動に時間がかかる(クラウドセーブのためのGoogle
Play Gamesの読み込みが重い)ことあるけれど、ゲームの動作はスムーズで快適。そして今回遊んだ機種の中では一番音が良いと感じた。
4.6インチの画面は今となっては小さいけれど、クロノ・トリガーを遊ぶには必要十分だし、画面が小さい分スマホも軽いので、手が疲れにくいという利点もある。
機種名
Nexus7 (2013)
発売年
2013年
メーカー
ASUS
CPU
APQ 8064 QuadCore 1.5GHz
メモリ
2GB
OS
Android 6.0.1
画面サイズ/解像度
7.02インチ/1920x1200
重量
290g
iPhonenとの比較
iPhone5に近い性能
クロノ・トリガー(スマホ)の動作や操作感
- カクカクしてコマ落ちしている
- 起動時間が長い(Google Play Gamesを読み込むのが重い)
- 画面切り替えの暗転が長いことがある
- 少し重いけど、タッチパネル操作をするにはちょうど良い大きさ
- グラフィックは綺麗に見える
Nexus7(2013)は2013年にASUS(Googleと共同開発)より発売されたタブレット。今から10年以上前の機種なので今回検証する中では一番古い。
OSはAndroid6.0.1でメモリは2GB、CPU性能はiPhone5に近いので今となっては辛いけれど、ほんの数年前までは現役で使えていたほど性能のバランスは良い機種だった。
クロノ・トリガー(スマホ)を遊ぶと、起動に時間がかかる、ゲーム中の画面切り替えの暗転が長いことがある、常時ゲームの動きがカクカクしてコマ落ち(処理落ち)するなど、快適とは言えないけれど、これらを気にしなければ十分遊べる。
Nexus7(2013)は7.02インチ/1920x1200なので、画面サイズと解像度のバランスがちょうど良いのかグラフィックは綺麗に見える。7.02インチ/290gは少し重いけれど、タブレットを手で持ってタッチ操作でゲームを遊ぶにはちょうど良い大きさ&重さのような気がする。
検証結果
クロノ・トリガー(スマホ)は10年前のAndroid7のスマホ(iPhone6相当の性能)以上の性能があれば快適に遊べることがわかった。
個人的には余裕を持って、iPhoneは6s以降、できれば最新のiOSに対応したiPhoneXR以降の機種、AndroidならばAndroid10以降の機種で遊ぶことをオススメしたい。
※各ストアでは「iPhoneはiOS11.0以降、AndroidはAndroid5.0以降対応」となっている
コントローラー接続やテレビ出力を試した感想
ここではクロノ・トリガー(スマホ)をコントローラー使って遊んだ感想やテレビ出力をして遊んだ感想を書いています。
果たしてコントローラーで快適に遊ぶことができるのか?
なお、接続するコントローラーは持っている人が多いという理由でPS4のデュアルショック4とNintendo
SwitchのProコントローラの2つをBluetooth接続で試しています。
・快適な操作性よりプレイしやすく操作性を一新。タッチ操作はもちろん、ゲームパッドでも快適にプレイできます。
ちなみにクロノ・トリガー(スマホ)はiOS版、Android版共にゲームパッド(コントローラー)に対応しているという記述が各ストアにある。ただし、ゲーム中にキーコンフィグなどのオプションがないので、割り当てられているキー配置で操作するしかない。
ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4)対応機器以下に記載されているOS、またはそれ以降のOSを搭載したデバイスは、ワイヤレスコントローラー(DUALSHOCK 4)のBluetooth接続とUSB接続に対応しています。一度ワイヤレスコントローラーを接続すると、そのコントローラーを使用して、対応するゲームやアプリケーションを操作できるようになります。
- Android 10
- iOS 13
- iPadOS 13
- macOS Catalina
- tvOS 13
PS4のデュアルショック4(DUALSHOCK4)にはiPhoneならばiOS13以降、AndroidならばAndroid10以降に対応しているというPS公式の情報がある。
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PSボタンとSHAREボタンを同時押しでスマホとペアリングできる |
SwitchのProコントローラーはネットの非公式な情報ではiOS16以降は対応しているという情報がある。
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シンクロボタンを押すことでスマホとペアリングできる |
テレビ出力に関しては持っているMHL変換ケーブルに対応しているXperiaZ5
Compactのみを試しています。
機種名
P40HD(10.1インチの画面のタブレット)
OS
Android13
PS4 デュアルショック4
- 遅延は感じずに快適に操作できる
- タッチパッドがマウスとして認識する(スライドでカーソル移動、押し込むでクリック)
- キー配置はスーファミ版に近い
キー配置
L1/R1
フィールドでマップを表示/戦闘中の仲間アイコンと技アイコンの切り替え
L1+R
戦闘中に逃げる
◯
決定
☓
キャンセル
△
メニュー画面を開く/戦闘時にAUTOをON/OFF
□
戦闘時にHP/MPウィンドとコマンドウィンドを左右の入れ替え
十字キーと左スティック
キャラやカーソルの移動
PSボタン
ホーム画面に戻る
Nintendo Switch Proコントローラー
- 遅延は感じずに快適に操作できる
- キー配置はスーファミ版に近い
キー配置
L/R
フィールドでマップを表示/戦闘中の仲間アイコンと技アイコンの切り替え
L+R
戦闘中に逃げる
A
決定
B
キャンセル
X
メニュー画面を開く/戦闘時にAUTOをON/OFF
Y
戦闘時にHP/MPウィンドとコマンドウィンドを左右の入れ替え
十字キー/左スティック
キャラやカーソルの移動
HOMEボタン
ホーム画面に戻る
キャプチャーボタン
ホーム画面に戻る
P40HDはOSがAndroid13と新しいせいか公式に対応情報のあるデュアルショック4だけではなくて、SwitchのProコントローラーもBluetoothで接続して使うことができた。
両方とも遅延は特に感じないし、キー配置も戦闘中の仲間アイコンと技アイコンの切り替え操作を除けば、スーファミ版に近い配列なので快適に違和感なく操作できる。
P40HDは手で持ってタッチ操作するには重すぎるので、スタンドに置いてコントローラーで操作するのが画面の大きさも活きて快適に感じた。
機種名
Nexus7 (2013)【7インチ画面のタブレット】
OS
Android 6.0.1
PS4 デュアルショック4
遅延が酷くてまともに操作できない
Nintendo Switch Proコントローラー
- 遅延は感じずに快適に操作できる
- 接続すると音が出ないことがある
- キー配置が少し変だった
キー配置
ZR/ZL
フィールドでマップを開く/戦闘中に仲間アイコンと技アイコンの切り替え
ZR+ZL
戦闘中に逃げる
L
メニューを画面を開く/戦闘中にauto切り替え
A
決定
B
キャンセル
X
戦闘中のウインドの位置変更
十字キー/左スティック
キャラやカーソルの移動
Nexus7
(2013)はOSがAndroid6.0.1と古く、デュアルショック4もProコントローラー共に正式に対応していないけれど、Bluetoothで接続することはできた。
ただ、デュアルショック4は遅延が酷くまともに操作できず、Proコントローラーは遅延なく快適に操作できるという結果に分かれた。もっともProコントローラーもキーの配置が少し変だった。(Lボタンでメニュー画面を開くなど)
さらにProコントローラーを接続していると、クロノ・トリガーの音が出なくなることがあるので、正式に対応していないとバグや誤動作を引き起こしやすいのかもしれない。
機種名
Rakuten Hand(P710)【5.1インチ画面のスマホ】
OS
Android10
PS4 デュアルショック4
- 遅延は感じずに快適に操作できる
- キー配置はスーファミ版に近い
- タッチパッドがマウスとして認識する(スライドでカーソル移動、押し込むでクリック)
キー配置
L1/R1
フィールドでマップを表示/戦闘中の仲間アイコンと技アイコンの切り替え
L1+R
戦闘中に逃げる
◯
決定
☓
キャンセル
△
メニュー画面を開く/戦闘時にAUTOをON/OFF
□
戦闘時にHP/MPウィンドとコマンドウィンドを左右の入れ替え
十字キーと左スティック
キャラやカーソルの移動
PSボタン
ホーム画面に戻る
Nintendo Switch Proコントローラー
遅延が酷くてまともに操作できない
今回メインで遊んだスマホのRakuten
Hand(P710)には両方ともBluetoothで接続はできたけれど、正式に対応しているデュアルショック4は遅延なく快適に操作できて、Proコントローラーは遅延が酷くてまともに操作できないという結果になった。
どうやらAndroid10の時点ではNintendo
SwitchのProコントローラーは正式に対応していないみたいだ。
僕は最初「スマホの小さい画面のゲームをコントローラーで遊んでも仕方がないでしょ」と思っていたけど、やってみると意外と良かった。
考えてみると、デュアルショック4やゲーム機のコントローラーにスマホを装着するためのスマホホルダーが売られているので、小さい画面でもコントローラーで遊びたい需要はあるらしい。(PS4や5のリモートプレイ用かもしれないけど)
機種名
Xperia Z5 Compact【4.6インチ画面のスマホ】
OS
Android7
PS4 デュアルショック4
- 遅延は感じずに快適に操作できる
- キー配置はスーファミ版に近い
- XperiaはAndroid7でもデュアルショック4に対応している
- PSボタンとタッチパッドは押しても反応しない
キー配置
L1/R1
フィールドでマップを表示/戦闘中の仲間アイコンと技アイコンの切り替え
L1+R
戦闘中に逃げる
◯
決定
☓
キャンセル
△
メニューを画面を開く/戦闘時にAUTOをON/OFF
□
戦闘時にHP/MPウィンドとコマンドウィンドを左右の入れ替え
十字キーと左スティック
キャラやカーソルの移動
Nintendo Switch Proコントローラー
遅延が酷くてまともに操作できない
テレビ出力(MHL変換ケーブルを使用して接続)
- 解像度1280x720で全画面に出力された
- 画質は少し荒く感じる
- ほんの少し遅延を感じる(ミラーリングはそんなものらしい)
- もちろんコントローラーを使って遊べる
- コントローラーとの相性は抜群
- コントローラーを使えばまるで据え置きゲーム機のような感覚で遊べる
- テレビ出力時、映像はスマホとテレビ両方から出て、音はテレビのみから出る
XperiaZ5
Compactはデュアルショック4とProコントローラー共にBluetoothで接続することができたけれど、Proコントローラーは遅延が酷くてまともに操作できず、デュアルショック4は遅延を感じずに快適に使えるという結果になった。
ちなみにデュアルショック4のキー配置はPSボタンとタッチパッドが使えない以外はP40HDと同じだった。
なぜ、Z5
CompactはAndroid7なのにデュアルショック4に対応しているかというと、PS4のリモートプレイをするために同じソニー製のXperiaがデュアルショック4に独自に対応していたという経緯があるから。(以前はPS4のリモートプレイはXperiaの独自機能だった)
テレビ出力はZ5
CompactにMHL変換ケーブル(micorUSBからHDMIに変換するケーブル)を使って、フルHDの22インチのモニターに接続して試してみた。
このケーブルは最大1080p(1920x1080のフルHD)で映るはずだけど、Z5
Compactの画面解像度が1280x720のせいかモニターにも1280x720でしか表示されなかった。それでも画質は少し荒さを感じるものの、22インチの画面に映しても十分綺麗だった。音もちゃんとモニターから鳴った。
もちろんテレビ出力時にもデュアルショック4は接続できるので、テレビ出力+コントローラーで遊ぶとまるで据え置きゲーム機で遊んでいるような感覚を味わえた。
ただし、テレビ出力をするとほんの少しだけ遅延を感じる。どうやらスマホのテレビ出力はミラーリングといって、スマホの画面に映したあとにテレビに出力するので、どうしてもテレビに映るものは遅れる=遅延が起きてしまうらしい。
テレビ出力時にはタッチパネル操作でも遊べるけれど、ケーブルが邪魔なのでスマホを持っての操作はしにくいと思った。(普段から充電中にスマホを使うような人は気にならないかも)
コントローラー接続とテレビ出力まとめ
スマホやタブレットでも正式に対応しているコントローラーを接続すれば、スーファミに近いキー配置で快適に操作することができる。
デュアルショック4を使うならばAndroidはAndroid10以降、iPhoneならばiOS13以降の機種がオススメ
Proコントローラーを使うならばAndroidはAndroid13以降、iPhoneならばiOS16以降の機種がオススメ
個人的にはクロノ・トリガー(スマホ)のためにわざわざコントローラーを購入するよりは、既に持っているコントローラーをスマホにも使う形にする方が良いと思う。
テレビ出力をすれば、テレビやモニターの大画面でクロノ・トリガーを遊べるようなって、コントローラーを使えばまるで据え置きゲーム機で遊んでいるような気分を味わえる。
ただし、スマホのテレビ出力(ミラーリング)は微妙な遅延を感じるし、iPhoneならば専用ケーブル、Androidならば対応しているスマホと専用ケーブルが必要なので、敷居が高く面倒。
※Wi-Fiを使った無線のミラーリングならば手軽にできるけど、遅延が酷いのでゲーム向きではない
iPhone5~14まではLightningに対応したDigital
AVアダプタがあればテレビ出力できる。
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iPhone15以降はTypeCをHDMIに変換するアダプタが必要。
AndroidのType C端子のある機種は「DisplayPort Alternate
Mode」に対応している機種のみTypeCをHDMIに変換するアダプタを使えばテレビ出力できる。(対応機種はこちら)
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Androidのmicro USB端子のある機種はMHL変換ケーブル (HDMI to microB)
を使えばテレビ出力できる。(対応機種はこちら)
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iPhoneと「DisplayPort Alternate
Mode」に非対応のAndroidのスマホでもアプリを使ってテレビ出力できるケーブルもあるみたいだけど、詳細は不明。他のケーブルより値段は高め。
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スマホ版と他バージョンとの比較
クロノ・トリガーにはスマホ版以外にもスーファミ版、PS1版、ゲームアーカイブス版、ニンテンドーDS版、Steam版と5種類のバージョンが存在しているので、ここではそれぞれの違いを比較しています。
スーパーファミコン版
1995年3月11日発売
オリジナルのクロノ・トリガー、全てのバージョンのベース
購入価格の目安:箱と説明書付き 中古2,000円~2,970円、ソフトのみ
中古380~700円 (調査日2024.11.9)
PS1版
1999年11月2日発売
新規アニメーションムービー、おまけ(音楽、ムービー、イラスト、資料など)の追加
その他
PS1、PS2、PS3本体でプレイ可能、音楽や効果音がスーファミ版と違う、ロードが長い&処理が重い、何個でもセーブを作れる(メモリーカード使用のため)
購入価格の目安:1,450円~2,420円(調査日2024.11.25)
ニンテンドーDS版
2008年11月20日発売
PS1版の追加要素を収録、メニューなどがDSの2画面に合わせた作りになった、アニメーションムービーのON/OFFが可能、新規イベント「竜の聖域」と「次元のゆがみ」とミニゲーム「次元の闘技場」の追加
その他
ニンテンドーDSシリーズ本体とニンテンドー3DS本体でプレイ可能、中古価格が高め
購入価格の目安:4,111円~5,100円(調査日2024.12.12)
ゲームアーカイブス版
2011年9月28日発売
PS1版と同内容
その他
PS3とPSVitaのストアで購入可能、PS3、PSP、PSVitaでプレイ可能
定価 1,257円(税込)※ダウンロード専用
スマホ版(iPhone/Android)
2018年2月28日
ニンテンドーDS版がベースで「竜の聖域」と「次元のゆがみ」も収録、ただし「次元の闘技場」は未収録
その他
iOS11以降のiPhoneやiPadとAndroid
5.0以降に対応、端末のスペックに合わせたグラフィックやインターフェースに対応、タッチパネルとゲームパッドの操作に対応、オートセーブ、クラウドセーブ機能の追加
定価 1,600円(税込)※ダウンロード専用
Steam(PC)版
2018年2月28日
スマホ版と同内容、最大1920x1080の高解像度に対応
その他
ゲームパッドとキーボードの操作に対応、オートセーブ(マップ移動時に自動セーブ)に対応
定価 1,980円(税込)※ダウンロード専用
クロノ・トリガーの目的別オススメバージョン
クロノ・トリガーを気軽に遊びたい
→既に持っているスマホやPCで遊べるスマホ版やSteam版
クロノ・トリガーの追加要素が気になる
→DS版かスマホ版かSteam版
オリジナルのクロノ・トリガーが遊びたい
→スーファミ版
ゲーム機でコントローラーを使って遊びたい
→スーファミ版、PS1版、ゲームアーカイブス版、DS版
スマホ版はタッチパネル操作のせいで操作性は落ちるけれど、ゲーム機いらずでスマホだけあれば遊べるお手軽さは魅力的。普段あまりゲームをしない人や懐かしのクロノ・トリガーをひさしぶりに遊んでみたいという人にはオススメ!
タッチパネル操作は嫌!コントローラーで遊びたいという人はスマホ版をスルーして、素直にスーファミ版、PS1版、ゲームアーカイブス版、DS版の家庭用ゲーム機版の選んだ方が幸せになれると思う。
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クロノ・トリガー(スマホ)の情報まとめ
クロノ・トリガー(スマホ)のまとめ
「タッチパネル操作は好みがわかれるけれど、手持ちのスマホで気軽にクロノ・トリガーが遊べる。セーブ機能の充実で遊びやすくなっているのが嬉しい!DS版の追加要素も一部を除いて収録されている。」
機種
iPhone(iOS11.0以降)/iPad(iPadOS11.0以降)/iPod toutch(iOS11.0以降)/Apple
TV(tvOS 11.0以降)
Android(Android5.0以降)
Amazon Fire/Fire TV
発売元
スクウェア・エニックス
発売日
2018年2月28日
メディア
ダウンロード
定価
1,600円(セール時50%OFFで800円)
特徴
- 横画面&タッチパネルで操作する
- スーファミと同じグラフィックだけど、16:9対応で高画質化している
- セーブの個数が20個
- オートセーブ、中断セーブ、クラウドセーブ機能が追加された
- 一部を除いて(通信対戦要素)DS版の追加要素も収録されている
- 対応スマホと出力ケーブルがあればテレビで遊ぶこともできる
- PS4のデュアルショック4やSwitchのProコントローラーに対応している
まとめ
今回は2018年発売のクロノ・トリガー(スマホ)についての記事を書いてみました。
今回の記事のまとめ
- 手持ちのスマホと1,600円だけで遊べる一番お手軽なクロノ・トリガー
- iPhoneやAndroidだけではなくて、iPadやタブレットでも遊べる
- クロノ・トリガーはコントローラー操作が最適だけど、タッチパネル操作もそこまで悪くない
- セーブの仕様(セーブ個数が最大20個、中断セーブ、オートセーブ、クラウドセーブ)が遊びやすくパワーアップしている
- スマホ版はその気になればコントローラーを使ったり、テレビ出力して遊べる
- DS版の追加要素は一部を除いて収録されている
スマホ版は、今や誰もが持っているスマホだけあればクロノ・トリガーを購入して遊ぶことができるというお手軽さが最大の特徴です。
ゲーム機を購入するほどではないけれど、クロノ・トリガーを遊んでみたい、昔スーファミ版を遊んだけど懐かしくてもう一度触れてみたいという人にはスマホ版は良い選択肢だと思います。
気になるスマホ版のタッチパネル操作はコントローラーには劣るけれど、遊べないほど酷くはないし、慣れでなんとかなるかも...というのが個人的な感想です。
一番の進化ポイントはセーブ周りの仕様がいつでも中断できるようにスマホに合わせて超進化していること。このおかげで隙間時間に少しずつ進めても快適に遊ぶことできる。
そして対応スマホや対応コントローラーを使えばコントローラーで遊んだり、テレビ出力できるのもスマホ版の良い点。でも、そこまですると、スマホ版の一番の特徴のお手軽さが失われてしまう気がしました。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!
※当記事に掲載されているクロノ・トリガーのスクリーンショットは株式会社スクウェア・エニックスの著作物です。