こんにちは!
古いノートパソコンでGoogle Chromeを使うとすごく重い気がする。
今回の記事をオススメしたい方
- 10年以上前のPCを使っている
- Google Chromeを使うとPCが重い
- 古いPCをまだまだ使いたい
僕が持っている10年以上前のノートパソコンでGoogle
Chromeを使うとファンが回り出してうるさくなり、PCの動作も重くなります。
古いノートパソコンだから仕方がないか...と思っていたけど、他のブラウザを使っても同じように重いのだろうか?
というわけで、今回は「古いノートパソコンでGoogle
Chromeが重い原因と他のブラウザを使うとどうなるか?」とういう内容をまとめています。
僕の古いノートパソコン
最初にGoogle Chromeを使うと重い僕の古いノートパソコンをご紹介します。
液晶の下の「FUJITSU」のロゴが見える通り、富士通製のノートパソコンです。
キーボードは汚れているわけではなくて、経年劣化で黄ばんでいます。
搭載CPUのステッカーが貼ってあるので、拡大して見てみます。
なんと!「Core2 Duo(intel製)」です。
今最新のintelのCPUはCore
iシリーズは12世代目ですが、このノートパソコンのCPUはCore
iシリーズの第1世代より古いということになります。
つまり軽く計算しても13年ぐらい前のCPU?
裏面のシールにこのノートパソコンの製造年が書いてあるので、そちらも見てみます。
おお...「2010-05」とあるので、2010年5月製造ということだと思います。
つまり今は2022年なので12年前のノートパソコンということですね。
ちなみに僕はこのノートパソコンを5~6年前にネットで中古で1万円以下で買っています。
このノートパソコンの主な仕様はこんな感じです。
仕様
品名:LIFEBOOK P750/A
型名:FMVNP2PL
OS:Windows10 Pro
CPU:Core 2 Duo SU9400 1.40GHz (2コア2スレッド)
メモリ:4GB
ストレージ:SSD 240GB
USBポート:USB2.0x3
LAN:有線LANポート、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)対応
ディスプレイ:12.1インチ
大きさ:幅282mm 奥行215mm 高さ29.9mm
重量:約1.13kg
搭載しているCPUの「Core 2 Duo SU9400」を調べてみると、なんと!2008年8月発売なので13年半前のCPUです。ここまで古かったか...。
ちなみにCPUはパソコンの頭脳なので、CPUがパソコンの性能を決める一番大事な部分です。
OSは「Windows10 Pro(32bit)」です。
このパソコンは最初はWindows7が入っていたのですが、無料で10に更新できたので中古で買った当時に7→10にしていました。ただ、このパソコンの性能では今のWindows10は少し荷が重いです。
搭載しているメモリ(主記憶装置)は「4GB」です。
Windows10で4GBのメモリだと一般的には不足気味ですが、一度にたくさんの作業をしようとしなければは問題なしです。
ちなみにメモリは机の広さや大きさにたとえられることが多いです。
搭載しているストレージ(補助記憶装置)は「SSDの240GB」です。
中古で買った時はもちろんHDDだったのですが、あまりにも起動や動作が遅いので数年前にSSDに変えています。SSDはデータの転送速度がHDD比べて20倍以上速いので、SSDにすることで古いパソコンでもかなり快適になります。
ディスプレイが12.1インチで重さが約1.13kgなので、非常に持ち歩きしやすいノートパソコンです。バッテリーも2時間以上持ったので僕も以前はよく持ち歩いていました。
たぶんビジネス用のモバイルノートパソコンとして作られたものなのかも。
僕の古いノートパソコンをまとめると、10年以上前に発売されたものなので性能は低く、Windows10の環境だと起動直後などに少し動作が重くなることがある。
ただストレージをSSDにしたりして工夫はしているので、軽い作業やWord・Excelを使うぐらいならば問題なし、という感じです。
Google Chromeを使うとどうなるか?
それでは本題に入ります。
この古いノートパソコンでGoogle Chromeを使うと以下の状態になってしまいます。
・パソコンが熱くなる(温度が上がる)
・ノートパソコンのファンが全開で回り出す(音がうるさい)
・パソコンの動作が重くなる
上から順番にパソコンの温度が上がって熱くなり→ファンが全開で回り出して→動作も重くなるという現象が起きます。
特徴的なのはファンがずっと全開で回り出すということです。
普通は少し経てば落ち着いてファンが静かになるのですが、Google
Chromeを使っている限り常にファンが唸りをあげています。これはおかしい。そしてうるさくて困る。
ちなみにGoogle
Chromeを終了させると途端にパソコンが落ち着くので原因は明らかです。
Google Chromeを使うと重い原因
パソコンが重いのには必ず何か原因がある!
ということで、Google
Chromeを使っている時にWindowsの「タスクマネージャー」を見て「どれぐらい負荷がかかっているのか」などのパソコンが重くなる原因を調べてみました。
「タスクマネージャー」を起動するには、まずWindows10の画面左下のWindowsマークをマウスで右クリックします。
メニューが出るので「タスクマネージャー」をクリックします。
「タスクマネージャー」が起動します。
ここで現在動いているアプリとバックグラウンドプロセスがどれだけCPUやメモリに負荷を与えているかを見ることができます。
負荷が高いものがリストの上に来ているので、見ればすぐに原因がわかります。
さっそくGoogle
Chromeを使っている時にタスクマネージャーを起動してパソコンへの負荷を見てみました。
メモリは足りていますが、CPUの使用率が99%になっています...。
(CPUをフル回転している状態)
このCPUへの負荷が高い状態だとパソコンが重くなって、ファンがうるさいのも仕方なしですね。
そしてよく見るとGoogle Chromeの機能の一部である「Software Report
Tool」の負荷が高いということがわかりました。
調べてみると、Software Report Toolを停止される方法があるようですが、セキュリティに問題がある&根本的な解決にならないので、個人的にはオススメしないです。
他のブラウザを使った場合との比較
この古いノートパソコンでGoogle
Chromeを使うと非常に重くてパソコンに負荷がかかるということがわかりましたが、他のブラウザを使うとどうなの?と疑問に思ったので、他のブラウザと比較してみました。
今回は「Google Chrome」「Firefox」「Microsoft Edge」で比較しています。
Yahoo!Japanを見た時の比較
3つのブラウザでそれぞれ同じ「Yahoo!Japan」のトップページを見た時の状態(タブは1つだけ開いた状態)を比較しました。
最初に「Google Chrome」の場合です。
ページの読み込みが終わった後もずっとCPUの使用率が70~99%ぐらいを行ったり来たりしています。
続いて「Firefox」の場合です。
ページを読み込むまではCPU使用率が高くなりますが、読み込み後は10%以下まで下がりました。今回比較した3つのブラウザの中で一番CPU使用率が低かったです。
最後に「Microsoft Edge」の場合です。
こちらもページを読み込むまではCPU使用率が高くなりますが、読み込み後は10%前後で落ち着きます。
YouTubeを見て比較
続いて3つのブラウザでYouTubeの同じ動画を720P(HD)の解像度で見た時の状態を比較しました。
13年前のCPUでYouTubeは見れるの?という疑問があるかもしれませんが、このパソコンの搭載CPUの「Core 2 Duo
SU9400」はHD動画の再生支援の機能があるらしいので、一応見ることはできます。
最初に「Google Chrome」の場合です。
動画は滑らかに再生されますが、CPU使用率は常に80~90%で非常に負荷が高いです。
続いて「Firefox」の場合です。
動画の再生が始まってしばらくはCPU使用率が80%を超えますが、すぐに落ち着いて50%前後になります。ただし動画がカクカクしてコマ送りになることがあります。
もしかしてFirefoxはYouTubeが苦手なのかも?
最後に「Microsoft Edge」の場合です。
こちらも動画の再生が始まってしばらくはCPU使用率が80%を超えますが、すぐに落ち着いて50%前後になります。Firefoxと違って動画は滑らかに再生されます。
ブラウザ比較まとめ
ブラウザ比較まとめ
- 3つのブラウザ共に読み込み時はCPUの負荷が高くなる
- Google Chromeは常にCPUの負荷が高い状態
- FierfoxとMicrosoft Edgeは落ち着くとCPUの負荷が低くなる
- FirefoxはYouTubeの動画がカクカクすることがある
- Firefoxは一番CPUの負荷が低い
比較をした結果、3つのブラウザ共にWebページの読み込み時やYouTube動画の再生開始時にCPU負荷が高いことがわかりました。つまり性能が低いCPU搭載のパソコンで「ブラウザを使うのは負荷が高い」と言えると思います。
FirefoxとMicrosoft
Edgeでは、読み込みが終わるとCPUの負荷が低くなるのに対してGoogle
Chromeは常時CPUの負荷が高いことがわかりました。
Firefoxは一番CPUの負荷が低いという結果が出ましたが、YouTubeと相性が悪いのか動画が滑らかに再生できないことがありました。
よって、古いノートパソコンでGoogle Chromeが重い場合は代わりにMicrosoft
Edgeを使うのがオススメです。
Windows10以降ならば標準で入っているので、すぐに使えるのも良い点です。
まとめ
ブラウザの比較をした結果、僕が使っている古いノートパソコンではGoogle
Chromeではなくて他のブラウザを使った方がパソコンへの負荷が低いとわかりました。
ただ決してGoogle
Chromeが悪いわけではなくて、日々進化して重くなっているWebサイトやWebサービスに古いCPUの性能では付いていけなくなっているのが原因だと思います。
(他のブラウザでも負荷が高いことに変わりはないので)
例えば、Excel2013を使うとこの古いノートパソコンでもサクサク軽快に動くので、Webブラウザの負荷がとても高いことがよくわかります。
古いノートパソコンはofficeソフトなどの軽めの作業用にして、Webサイトやサービスを使う時はスマホやタブレットを使った方が快適かもしれませんね。
古いノートパソコンも用途を限定して使えば、まだまだ使えるはず...
僕はWindows10のサポート終了までこのパソコンを使うつもりです。
もし古いノートパソコンを使い続けたい場合は、せめてHDDからSSDに換装するのがオススメです。それだけで驚くほど起動が速く快適になります。
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今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!