こんにちは!
ヴァルキリープロファイルの通常版とバグ修正版を比較してみた!
今回の記事をオススメしたい方
- PS1のVPのバグについて知りたい
- PS1のVPのバグ修正版について知りたい
- PS1のVPの発売当時の話が知りたい
ドラクエ7とSO2の通常版とバグ修正版についての記事に続いての第3弾!
「同じくエニックス(現スクウェア・エニックス)発売でSO2と同じトライエース開発のヴァルキリープロファイルも通常版とバグ修正版を持っていた!」
ヴァルキリープロファイルもその昔よくフリーズすることで有名なゲームで、こちらもこっそりと修正版が出ていると言われていました。
「同じくエニックス(現スクウェア・エニックス)発売でSO2と同じトライエース開発のヴァルキリープロファイルも通常版とバグ修正版を持っていた!」
ヴァルキリープロファイルもその昔よくフリーズすることで有名なゲームで、こちらもこっそりと修正版が出ていると言われていました。
というわけで、今回は「VPのバグについての説明と通常版とバグ修正版の比較」をしている記事です。
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ヴァルキリープロファイルとは?
『ヴァルキリープロファイル』(VALKYRIE PROFILE)は、エニックス(現スクウェア・エニックス)が1999年12月22日に発売したPlayStation用ゲームソフト。「ヴァルキリープロファイル」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)アクセス日時:2022年10月14日 1:30(日本時間)
ヴァルキリープロファイル(以下VP)とは「ヴァルキリープロファイル」シリーズ1作目として発売されたゲームです。ジャンルはRPG。
「北欧神話をモチーフとした世界観で、主人公は女神ヴァルキリー。仲間であるエインフェリアを集めて天界に送るのが目的。ダンジョンが横スクロールのアクションのような感じ(ジャンプもできる)で、戦闘はタイミングよくボタンを押して攻撃することでコンボを繋ぐようなシステム」などの特徴があって、世界観もゲームシステムも独特なRPGでした。
個人的にはエインフェリアが仲間に入る前に語られる、それぞれのキャラクターの物悲しいエピソードが強烈に印象に残っています。
僕はこのゲームもトライエース開発のゲームということで、発売日に購入していました。
(スターオーシャン1作目からのトライエースファンだったので)
なお、VPは「ヴァルキリープロファイル -レナス-」というタイトルでPS5/PS4/PSP/スマホでも発売されていますが(PS5/PS4版は2022/12発売予定)が、今回はPS1のヴァルキリープロファイルの記事です。
VPのバグとは?
VPのバグ・トライエース作品の例に漏れず、フリーズが頻発する。・特に、戦闘終了後に○ボタン連打をすると高確率でフリーズする。・不必要なボタン連打が危険であることは言うまでもないが、大魔法を使うだけでフリーズするガノッサなどは、もはやどうしようもない。・ストーリー中で大きな存在感を見せ、隠しダンジョンで満を持して仲間になるレザード・ヴァレスでさえもフリーズする状況を持っている。・戦闘を繰り返していくと、突然戦闘勝利ボイスを喋らなくなるようになり、このままゲームを続けるとAエンドのイベント中にフリーズする。
こちらのサイトにも他の細かいバグも載っていますが、VPのバグは主にフリーズ(ゲームが突然止まる現象)バグです。ネットで検索してもバグの話は、ほぼフリーズ関係です。
戦闘終了後に○ボタンを連打するとフリーズするとか、戦闘中の見せ場である派手な演出の大魔法を使うとフリーズするキャラがいるとか、もはや悪い冗談みたいです(笑)
VPの発売当時にファミ通(ゲーム情報誌)で連載していた「ドキばぐ」という漫画の中で、VPの戦闘シーンでフリーズしたのを「ピーと音がしたのはお湯が沸いたのかな?」とネタにもされていました。(ソースはないので僕の記憶ですが)
それぐらい人によってはフリーズが頻発していたようです。
なぜフリーズバグは起きたのか?
VPの開発元のトライエースのゲームはクオリティーは非常に高いけど、バグが多くて、特にフリーズが起きやすいことでも有名でしたが、VPも例外ではなかったようです。
発売日は1999年11月25日を予定していたが、後に12月9日へ変更となり、最終的には12月22日に変更された。「ヴァルキリープロファイル」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)アクセス日時:2022年10月15日 2:30(日本時間)
僕も当時VPが発売日を延期して何回も変えていたのは覚えていたのですが、調べてみたところ、こんな短い期間で2回も変えていたとは驚きました。たぶん開発がギリギリの状況でバタバタしていたんでしょうね...。
だとすると、バグが取り切れてなかったのも納得の状況なのかもしれませんね。
当時の発売元の対応はどうだったのか?
VPの発売当時(1999年)は今のようにゲームがネットを通じてアップデートできる時代ではなかったのもあって、発売元の対応は何もありませんでした。
バグの注意喚起や修正版への交換対応もなかったと思います。
でもネット上では2000年代初頭の頃からVPのフリーズの件は有名でした。公式が発表しなくても好きな人たちで情報を共有できるのがネットの利点なんでしょうね。
当時、通常版を遊んでいてどうだったか?
僕は発売日にVPの通常版を購入して遊んでいたので、その当時の状況を書いてみました。
当時遊んでいてどうだったか?
- 発売当時は少ししか遊ばなかった
- 発売から5年以上経ってからクリアした
- PS2で遊ぶとロードが高速化した
- PS2で遊ぶとフリーズがそれなりに発生した
- PSoneで遊ぶとほぼフリーズは発生しなかった
すごく勿体ない話ですが、僕はVPを発売当時は少ししか遊びませんでした。その少しだけ遊んだ記憶で印象に残っているのはPS2で読み込み速度を高速に設定すると、VPの戦闘開始時のロードが超高速になったことです。(ちなみにPS2はVPの発売から3か月後の2000年3月4日に発売でした)
PS2で遊んでいた時は読み込み速度を高速にしていたことが災いしたのか、戦闘開始・終了時などに多くはないですが、フリーズはそれなりの頻度で起きていました。その他のバグは戦闘時に特定のキャラクターの音声がなくなってしまうことがよくありました。
発売から5年以上経ってから、PSoneという小型化されたPS1本体でクリアまで遊んだのですが、この時はフリーズがほとんど起きませんでした。PS2で遊んでフリーズした時の印象が強くてフリーズに怯えながら遊んだのに(笑)
フリーズバグは使うゲーム機本体の状態によって発生率が変わるのかもしれませんね。
通常版とバグ修正版を比較してみた(見た目編)
発売日に購入した通常版のVPとバグ修正版であるアルティメットヒッツ版のVPの見た目(ジャケットや説明書やディスク)を比較してみました。
最初にジャケット(パッケージ)を比較してみました。
上が通常版で下がアルティメットヒッツ版です。ぱっと見てわかる違いはアルティメットヒッツ版は表面(右側)が黒枠に包まれているデザインになっているぐらいです。僕は通常版の方が好みです。
ジャケットの裏面を拡大してみました。
大きな違いは一部の記載されている内容が違う(通常版はストーリーの詳しい説明があるなど)のと、発売日の表記が通常版(エニックス)アルティメットヒッツ版(スクウェア・エニックス)になっているぐらいです。
それにしてもアルティメットヒッツ版の定価1,500円+税はすごく安いと思う。
ディスクを比較してみると、発売元の表記が違うだけで、デザインは一緒です。
説明書は通常版のものは失くしてしまったので、アルティメットヒッツ版のみの紹介です。
帯は説明書と反対に通常版のものだけを紹介します。「デュアルショック対応」と大きく書いてあることに時代を感じます。
通常版とバグ修正版を比較してみた(中身編)
通常版とバグ修正版は本当に中身(データ)が違うのだろうか?と疑問に思ったので、ここでは中身であるディスクのデータの違いを比較しています。
ディスクの中身の違いを比較する
- PC(Windows)のCD/DVDドライブにゲームディスクを入れる
- エクスプローラーでゲームディスクのファイル更新日時を見る
こちらはPCでゲームディスクのファイル更新日時を比較して、同じ日時ならばデータが同じで更新されていない、違う日時ならばデータは更新されている(アップデート(修正)されている)と見分ける方法です。
昔の2chで「同じゲームのバージョン違いを見分けられる方法」と言われていました。
最初にVPの発売日1999年12月22日に購入した通常版のディスクのファイルの更新日時を見てみます。
ファイル更新日時は「1999/12/9~」でした。なんと!発売日の13日前の日時です。ここから開発が本当にギリギリだったのが透けて見えます。
アルティメットヒッツ版のファイル更新日時は「2000/3/16~」でした。通常版とは違う更新日時になっているので、やっぱり何かしら修正されていると思われます。
発売日から4か月後の日時ということは、修正版が出荷されるようになったのは結構後になってからなんですね...。
バグ修正版はどの部分が改善されているのか?
バグ修正版はフリーズが発生しにくくなっているらしい...と言われているぐらいでネットには具体的にどの部分が改善されているかの情報がありませんでした。
例としてはYahoo!知恵袋に「初期版と後期版(修正版)のVPを買って遊んだら、後期版はフリーズしなかった」という情報がありました。
他のバグが多いゲームはネットに細かすぎるぐらい情報があるのにVPに限ってはないというのも不思議ですね。
バグ修正版は3バージョンある
実はVPのバグ修正版は3種類のバージョンがあるようです。
ただし、バージョンはあくまで見た目の違いで、中身(データ)は一緒だと思われます。
最初に今回の記事で修正版として紹介している、2006年7月20日発売の「アルティメットヒッツ版」です。一番新しいバージョンで価格が1,500円と安かったのも特徴です。
リンク
続いて、アルティメットヒッツ版の1年半ほど前の2005年2月3日に発売された「PSone books版」です。
リンク
最後に通常版の後期に出荷された「通常版(後期出荷版)」も中身は修正版になっているようです。
リンク
2000年3月中旬以降に出荷されたもの(データの更新日時より)は修正版になっていると思われますが、ドラクエ7やSO2と違ってパッケージや帯で見分ける方法がないので、買ってディスクのデータを見なければ見分けができません。
通常版とバグ修正版の中古価格を比較してみた
VPの通常版とバグ修正版の中古価格がどれぐらい違うのか比較してみました。
今回も中古ゲームの価格が安めのブックオフオンラインで比較しています。
最初に通常版です。発売当時に60万本以上売れていて沢山出回っている割にはワンコインでは買えない528円でした。他でも、なぜかVPは高めで500円~1,000円ぐらいが相場です。
引用元:ブックオフオンライン |
続いてバグ修正版であるアルティメットヒッツ版の中古価格は、こちらも同じ528円でした。うーん、価格差がない。
引用元:ブックオフオンライン |
最後にこちらもバグ修正版であるPSone books版の中古価格も見てみると...やっぱりこちらも528円でした。
結果としてブックオフオンラインではVPは3バージョンとも中古価格の差はなくて同じ、ということになりました。
メルカリを見ても3バージョンとも500円~1,000円ほどで販売されているので、やっぱり価格差は、ほとんどないと思われます。
通常版とバグ修正版の中古価格に差がない理由
VPの通常版とバグ修正版の2バージョンの中古価格に大きな差がない理由を考えてみました。
中古価格に差がない理由
- バグ修正版の存在が知られていない
- バグ修正版で改善された部分の詳細が不明
- ヴァルキリープロファイルがメジャーとマイナーの中間だから
- 移植版が何回も発売されているから
バグ修正版の存在があまり知られていないというのと、ネットでVPのバグ修正版について調べても曖昧な情報しか出てこないので、わざわざ修正版であるアルティメットヒッツ版やPSone books版を買う価値が見出せないと思います。だとすると、通常版との中古価格に差がないのも納得です。
ヴァルキリープロファイルは発売当時60万本以上売れていて、続編も出ていますが、誰もが知っている超有名ゲームではないし、かといって熱狂的なファンがいるマイナーゲームでもないです。このようなメジャーとマイナーの中間のゲームはバージョン違いが存在していても中古価格が上がらない気がします。
VPはPSPやスマホやPS4/PS5(2022.12月発売予定)で定期的に移植版が発売されてきたので、それもPS1のVPにあまり価値がなくなり、修正版の中古価格が変わらない一因だと思います。
まとめ
今回はPS1のヴァルキリープロファイルのバグがある通常版とフリーズバグが修正されているらしい修正版の比較をしてみました。
VPは移植版が定期的に発売されてきたので、あえて今からPS1版を選ぶ必要はありませんが、オリジナル版が良いという人はバグが修正されて安定している「アルティメットヒッツ版かPSone books版」を購入するのがオススメです。
中古価格も通常版と変わらないので、購入しやすいです。
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!