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NHK「みんなでひきこもりラジオ」でツイートが読まれた話【体験談】

2022/05/03
こんにちは!

「みんなでひきこもりラジオ」って知っていますか?

「ひきこもり当事者でラジオを聴くのが好き」
「みんなでひきこもりラジオについて知りたい」
「みんなでひきこもりラジオに参加してみたい」
今回の記事はそんな方に興味を持っていただけると思います。


先日、放送されたNHKの「みんなでひきこもりラジオ」という番組でなんと!僕のツイートが読まれました。

今回は「みんなでひきこもりラジオ」についての紹介、僕が好きな理由、ツイートが読まれた時の気持ちと状況の分析+αを書いてみます。

fancycrave1によるPixabayからの画像

みんなでひきこもりラジオとは?

"ひきこもりをテーマに毎回リスナーからメッセージを募り、そのメッセージを中心に進行していく生放送のラジオ番組
NHKの栗原望アナウンサーがMC。
ひきこもりを否定も肯定もせず、ただ当事者の声を受け止め寄り添うスタイル。
Twitterで「#ひきこもりラジオ」を付けてツイートすれば、番組で読まれることもありリスナーがリアルタイムで参加できるのも特徴。"

僕が独自の紹介文を書いて説明してみましたが、もっと簡単に言うなら「ひきこもり当事者・経験者向けのリスナー参加型のラジオ番組」です。

詳しくは公式サイト読むらじる。で過去の番組内容の文字起こしを見ていただくと雰囲気が伝わると思います。

ちなみに僕は去年9月に知ってから聴いているんですが、回を重ねるうちに番組の持つ雰囲気がすごく好きになっています。


こちらの記事で色んな聴き方を紹介しています↓
自分に合った聴き方はどれ?NHK「みんなでひきこもりラジオ」のオススメの聴き方
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NHKラジオの番組「みんなでひきこもりラジオ」の色んな聴き方(受信方法)とオススメの参加方法をまとめています。
https://hiki-di-fi-employment.blogspot.com/2021/11/nhk-hikiradio.html

僕がみんなでひきこもりラジオを好きな理由


まず、僕がひきこもりラジオを好きな理由をいくつか挙げてみます。

リスナー参加型の番組だから


テレビのひきこもり特集は「専門家と併せてテレビが取材した当事者が出演する」というのが定番ですが、ひきこもりラジオはラジオであることを活かして、リスナーが番組にメッセージやツイートをすることで番組に影響を与えられる「参加型」であることが嬉しいです。

もちろん従来のテレビのひきこもり特集も悪くはないですが、見ていて「何か違うな...」という違和感があると、置いて行かれたような寂しい気持ちになることもありますからね。

その点、参加型だと紹介されるかは別にしても「その寂しい気持ち」を意見として送ることができるのがいいところです(笑)

NHKだから日本中全国から聴けるから

NHKラジオなので当たり前ですが日本全国から聴取可能です。

今はネットを使ってスマホからもアプリで気軽にラジオが聴ける時代ですが、ひきこもりには色んな立場や状況の方がいることを想像すると、日本全国でAMラジオがあれば聴けるという手軽さは大きいのではないでしょうか。


ひきこもりは色んな方がいると感じられるから


ひきこもりは最近ようやく40代以降の中高年にも多いということが、調査などで明らかになってきていますが、ネットを見ても声をあげている当事者は30代までの方が多いという印象があります。(個人的な感想です)

でも、この番組には10代~50代の幅広い層の方がメッセージやツイートを寄せています。
だから僕はこの番組を聴いていると、調査の数字よりも40代以上のひきこもりの方がたくさんいると感じられます。

10代~50代までの当事者の方のメッセージを通じて、ひきこもりと一言に言っても様々な状況や事情の方がいると感じられるのも良いところです。

ひきこもりというのは一方的なイメージで語られがちですからね...

実際には「外に出られない方、病気の方、辛いけどなんとか働いている方」など本当に色んな状況の方がいると思います。

さらに毎回2名ほど、生で電話出演をしてくれる勇気ある当事者の方がいるので、その本当の生の声から、さらに色々なことを感じられます。

ひきこもりが率直に自分の意見や気持ちを言える場になっているから


ひきこもりの方の多くが自分なんかが声をあげたり、意見を言ったら叩かれたり攻撃されるという恐れを抱いていると思います。
実際に僕も過去にそうでしたし、今も恐れている部分があります。

そんな恐れを抱いている方が多いので、ひきこもりの方の生の声というのは聴ける機会が少ないのだと思います。

でもこの番組に限っては番組の雰囲気作りがいいのか、司会の栗原アナの人柄のおかげかわかりませんが、比較的ひきこもりの方の率直な意見や気持ちが寄せられていると思います。

もちろん、中にはこれはちょっと...という意見もありますが、僕は変な意見もOKだと思います(笑)

僕も自分のひきこもり経験のことを他人に話しにくくて悩んでいる面があるので、ラジオでもいいので当事者の方が率直に意見や気持ちを表現できる場があるのは嬉しいです。

番組に対するネガティブな意見も真摯に受け止めるから


なぜかこの番組は「番組に対するネガティブな批判意見」もあえて紹介することがあります。

普通はテレビ番組や他のラジオ番組でもその番組への批判というのは避けたいとはずだと思いますが、あえて紹介するという姿勢に潔さを感じます。

もしかしたら「ひきこもり」という題材を扱う時点で批判をされたり、何か違うと言われることは覚悟の上なのかもしれませんね。

僕は栗原アナが申し訳なさそうに「番組へのご批判の意見は真摯に受け止めて~」と言うのがすごく印象に残っています(笑)

ひきこもりを否定も肯定もしないスタンスだから


この番組は様々な状況のひきこもりの方のメッセージに基本的には優しく受け止めて、寄り添うという姿勢です。

カウンセリングの技術である傾聴のようなイメージでしょうか?

そしてどんな意見に対しても「~はダメ」「~はよくない」のような否定をすることはありません。

僕はひきこもりを肯定しすぎるのも否定するのも「何か違う」と思ってしまう方なので、この番組の優しく受け止めて否定も肯定もしないという姿勢が心地よく感じます。

栗原望アナが司会だから


僕の栗原アナの第一印象はひきこもりの方のメッセージに対して「言葉を選びながら苦心して返答している」という感じでした。

ひきこもりの方のメッセージに経験がない人が返答するのは大変なのかな?と思っていましたが、段々とこの栗原アナの姿勢が良いな~と思うようになってきました。

例えば、ラジオのパーソナリティにありがちな兄貴キャラ的な人がひきこもりの方のメッセージに返答したら「もっと頑張れよ!」「気にすんなよ!」「それは違うだろ!」とか言いそうですが、それはこの番組に合わないと思います。

ひきこもりには幅広い年齢層で様々な状況の方がいるとしたら、栗原アナの丁寧で言葉を選びながら、わからないことは理解しようとする真摯な姿勢がぴったりですよね。

実際にTwitter上でもリスナーからの栗原アナの評判はすごくいいみたいです。

僕のツイートが番組で読まれた時の状況と気持ち


前振りが長くてすみません。やっと本題に入ります。

僕は去年の9月から番組を毎回聴いていて、同時にツイートもしまくっていたのですが、それまでは全く読まれませんでした(笑)

というわけで、今まで全く読まれなかった状況を踏まえて、その時の状況と読まれた気持ちを振り返ってみたいと思います。

そして実は1回ではなく立て続けに2回読まれています。

1回目に読まれたツイートと状況


1回目はこちらのツイートが読まれました。


たしか「おがたけさん」という方のメッセージに対する反応のツイートでした。

あらためて見直してみると、全く読まれることを意識していない内容で僕の独自の言い回しのツイートです。
だから、読まれたのに「いいね」もほとんどついてない(笑)


2回目に読まれたツイートと状況


2回目に読まれたツイートはこちらです。


たしか音の特集をやっていた時間で栗原アナが専門家の方に質問をしていた時に読まれました。

こちらは1回目とは違って率直にわかりやすく書いてます。
まあ、疑問形で終わっているので捻りは入れていますが(笑)

自分のツイートが読まれた時の率直な気持ち


当時、読まれた驚きの気持ちもツイートしていました。


みんなでひきこもりラジオは3部制で途中でニュースなどが挟まれている放送形態なんですが、僕が読まれたのは2部の19:20~19:55の時間帯でした。

たしか1回目は2部の開始直後で、のんびり聴いていたら...

「何か見覚えがある言い回しのツイートが読まれたな...」
「え?ひきこもりの生きる道@茨城さんって、自分じゃないのか?」
「えー!マジか。読まれたのかウソみたいだ...」

という感じで嬉しさよりは混乱してました「なぜ読まれたんだろう」と。

そして2回目は2部の終了の時間の5分ぐらい前だったと思います。
まだ1回目が読まれた興奮と混乱から覚めていない時でしたが

「お、また読まれたんじゃないか...こんな事ってある?」

今度は冷静に受け止めましたが、こんな短い間に2回も読まれるなんて信じられない気持ちになっていました。

人間は事前に知らされずにサプライズがあると嬉しさよりは驚きが先に来るものだと実感しました(笑)

あ、ちなみに後からじわじわと読まれたんだな...と嬉しくなりました!

ツイートが読まれた原因と今まで読まれなかった原因を考えてみる


僕のツイートが今まで読まれなかった原因と今回2回続けて読まれた原因を考えてみようと思います。

あくまで僕の主観に基づく推測と妄想なので話半分で見ていただければ幸いです。


番組の内容に沿ったツイートだから


僕の1回目のツイートも2回目のツイートも番組の内容や進行状況に沿った内容だったので、番組の内容に沿った内容だと読まれる可能性が高くなると思います。

ただ、たまに全然関係ない面白いツイートも読まれたりするので、必ずではなさそう。

栗原アナやラジオのスタッフさんとシンクロしたから


この番組がどんな体制で誰が読むメッセージやツイートを決めているのかはわかりませんが、栗原アナやスタッフさんの意向とシンクロ(タイミングが合う)したら読まれるというのはありそうです。

他のラジオ番組でもその回の内容やDJの方にハマると続けて読まれるということが起きてます。

実際に僕も立て続けに2回読まれていますし、他の人も同じ回で何回も読まれたといったツイートを見たことがあります。

Twitterアカウントのフォロワー数が関係ある?


Twitterのフォロワー数が多い方がTwitterの中では影響力がありますが、たぶん番組にとっては重要ではないと思うので関係なさそうです。

僕のアカウントもフォロワー数が2桁しかいませんしね(笑)

ツイートのいいねの数が関係ある?


いいねがたくさん付いたツイートが読まれるのでは?と思いがちですが、こちらもあまり関係がなさそうです。

僕の1回目のツイートもいいねが1つしかついてませんし、他の読まれたツイートを見ても、いいねの数が多い=読まれるではなさそうです。

Twitterアカウントのプロフィールの内容が関係ある?


これはもしかしたら少し関係があるのかも?と思っています。

Twitterにはプロフィールを見ると明らかに怪しいアカウントがありますし、NHKなので無用のトラブルを避けるために何かしらの基準を設けてチェックを行っている可能性が無きにしも非ずなのかな...と。

実際に僕も前回放送の時とプロフィール内容を変えていたので、もしや?と疑っています(笑)
(ネガティブに見える内容からポジティブに見える内容に変更しました)

たくさんツイートをしていると読まれる可能性が高くなる?


これはないと思います。

たしかにたくさんツイートしていると目立ちますが、僕は過去4回参加していて一番ツイート回数が少ない今回が読まれましたから。

それにしても1回目参加した時は読まれたくて狂ったようにツイートしてました(笑)

毎回参加しているとツイートが読まれる可能性が高くなる?


これはありそうです。

実際に毎回読まれている常連さんぽくなっている方もいますし、ツイートが読まれなくてもスタッフさんが見てはいるでしょうから「この方は毎回参加してくれている」と思われて、親しみや信頼を感じてくれる可能性はあるのかな..と。

僕も4回目の参加で読まれましたからね(笑)

ツイートよりメッセージが優先して読まれる?


ツイートは「#ひきこもりラジオ」をツイートするだけとお手軽ですが、メッセージはわざわざ番組の公式サイトからフォームに投稿しなけらばならないので手間がかかります。

そしてメッセージはTwitterより長文が送れるので、その人の詳しい内情や本当に言いたいことを送れると思います。

これらを心情的に考えてもメッセージが優先して読まれていると思います。

だからお手軽にリアルタイムに参加するならTwitter、本当に読んで欲しい内容があるならメッセージと使い分けをした方が良さそうですね。


まとめ


みんなでひきこもりラジオに対して思うこと


この番組は非常にバランス感覚を大事にしているのか偏りがなくて「ひきこもり」に当てはまる多くの人が安心して聴ける番組だと思います。

そして「ひきこもり」でない人が聴いても穏やかで優しい番組なのでとても良いと思います。

ただ、幅広い人を対象にしていると番組の方向性が良くわからなくなる時があるので、僕は回によっては「自分は対象ではないのかな..」と寂しい気持ちになることもあります。

僕は支援なんかでもそうですが、色んな人を対象にすると本当に困っている人に届かなくなってしまうことがあるのでは?と考えています。

だから基本的なスタンスは今のままで良いですが、たまにはもっと濃いテーマや深刻な問題をテーマにしてもいいのかなと思います。

例えば「ひきこもりの就活と就労」「ひきこもりとお金」とか。
読まれているメッセージの内容でこの2つに触れている場合もあるので、需要はありそうですけどね。

ただ、想像すると着地点が難しいテーマだから、公共の電波では無理かな...。
あとはその方が置かれている状況によって、全く意見が異なりそうなので揉めるかもしれませんね。

みんなでひきこもりラジオにツイートやメッセージを送って社会参加しよう!


僕はこの番組にメッセージやツイートを寄せることが、今社会と関わっていないひきこもりの方の良い社会参加のきっかけになるのでは?と考えています。

Twitterは手軽ですが、既にやっている方でないとアカウント作って~発信することに慣れて~というのは敷居が高いのでメッセージがおススメです。

メッセージだったら長文も書けますし、栗原アナに優しく読んでもらえて、リスナーからの反響(優しさにあふれています)もあるので良い刺激になって、社会との繋がりを少し感じられると思います。

自分のメッセージやツイートが読まれるかどうか?というドキドキ感も楽しいですよ(笑)

敷居をすごく下げるなら段階を踏んでやってみましょう。
①最初は何回か聴くだけにして雰囲気を味わう
②メッセージが送れそうだと思ったら、送ることを意識して聴いてみる
③実際にメッセージを書いて送る

先に番組に慣れて、イメージをしてから送る段階を踏めば、少し楽になると思います。
ただ、最初は緊張するでしょうけどね。

ひきこもりの方は是非次回の放送時にメッセージやツイートをしてみませんか?

個人的感想


最後です。ここまで長くなると思ってなかったので、書いていて疲れました。
そしてもう書くことないです(笑)

最初、この番組を知った時は、ひきこもりの方が対象+参加型というのは相性が悪いのでは?と思っていたのですが、色んな方がメッセージやツイートを寄せる、すごく盛り上がる番組で驚きました。

たぶん、ひきこもりでも「自分の状況や状態を知ってもらいたい」「自分の気持ちや意見を言う場が欲しい」という需要はあるんでしょうね。もちろん僕もそうですけどね。

今後もみんなでひきこもりラジオが末永く続いて、色んな試みをやってくれると嬉しいですね。

僕はTwitterで参加しながら聴いていると疲れてしまうので、たまにはスマホを封印して聴くのに集中するのもいいのかなと思っています(笑)



今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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