こんにちは!
怪しいPS2のワイヤレスコントローラーは本当に振動機能がないのか?
今回の記事をオススメしたい方
- 怪しいPS2のワイヤレスコントローラーのレビュー記事を読んでいる
- PS2の互換ワイヤレスコントローラーが気になる
- ワイヤレスコントローラーの中身を見てみたい
今回は以前レビューした「怪しいPS2のワイヤレスコントローラー」の振動機能の有無を確かめるために分解&追加検証をしています。
前回の記事を書いていて「本当にこのコントローラは振動機能がないのだろうか?」と疑問に感じていました。
それはコントローラーの重さや純正品そっくりの構造を考えても振動機能があるのでは?と思うからです。
というわけで、今回はまず分解して振動機能のためのモーターの有無を確かめて、それから電池を変えての検証も行っています。
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分解して中身を確認してみる
まず分解して振動機能のためのモーターがあるのか確認して、ついでどんな構造なのかも見ていきます。
分解してわかったこと
- モーターがあるのでおそらく振動機能が働くはず
- 怪しい互換品だけど、意外と構造はしっかりと作られている
注意
※この記事は分解を推奨するものではありません。
理由もなく無暗に分解すると故障の原因にもなるのでご注意ください。
コントローラーの裏面のネジ(プラスネジ)を5か所外せば中にアクセスできます。
中身はどんな構造なのかな?
すごくシンプルな構造でした。
そしてグリップの部分に左右2つの振動用のモーターがありました!やっぱりモーターは存在したんですね。
モーターは左右で重り?の大きさが違うので左側の方が振動が強いのでしょうか?
基盤のことはよくわからないですが、ファミコンやスーファミのコントローラーの時代からお馴染みの構造です。
「2019.3.11」という刻印は製造日でしょうか?
意外と最近作られたんですね。
基盤からモーターに電力供給のための配線がされているのか見てみます。
あ、左右のモーター共にきちんと配線がされていました!
ということは構造的にはこのコントローラーは振動機能が働くはずです。
せっかくなので他の部分も見てみます。
R1、R2ボタンの基盤です。
反対側のL1、L2ボタンの基盤も同じ構造です。
アナログスティックの部分の構造は思った以上にしっかりとした作りです。
コントローラーのボタンがある部分の裏面です。
これが十字キー、△□〇✕ボタン、SELECT・START・ANALOGボタンの裏側です。
表面のプラスチックのボタンと中の基盤の間にはゴムがあって、これのおかげでお馴染みの「弾力があるボタンの押し心地」になるんですね。
十字キーもほぼ同じ構造で、SELECT・START・ANALOGボタンはボタン自体がゴムです。
R1とL1ボタンです。
こちらも表面がプラスティックのボタンで中にゴムがあります。
R1とL1は構造的に壊れやすそう...。
でも純正品も似たような構造だったりします。
R2とL2ボタンは外装に完全に組み込まれていて、プラスチックのボタンの部分は外せないみたいです。
余談
元に戻す時にモーターの正しい位置がわかなくなったのと、R2とL2ボタンが特殊な構造なので元通りにするのに苦労しました...。
使う電池で何か変わる?
コントローラーを分解して振動用のモーターがあることが確認できました。
そして基盤にきちんと配線もされているので、おそらく振動機能は働くはず!
でも、今まで使っていて振動はしなかった...。
モーターがあっても振動しない他の原因は...もしや電池?
実はこのコントローラーは単4電池2本で動作しています。
というわけで、何種類か電池を試してみます。
電池の検証結果
- ニッケル水素電池では振動機能が働かないor不安定
- 振動機能を使うためにはアルカリ乾電池が必要
まずは最初に使っていた「VOLCANO NZ(ニッケル水素充電池)」です。
いわゆるエネループタイプの環境に優しい繰り返し使える充電式電池です。
100円ショップのワッツで購入したものです。
この電池を使っていると全く振動しないです。
次に「Amazon basic(ニッケル水素電池)」です。
こちらもエネループと同じく充電式の電池です。
こちらを試し見ると...「お、振動機能が動いた!ブルブルきた!」
でも何回か試していると振動したり、しなかったりで不安定です。
最後に「NEW(アルカリ乾電池)」を試してみました。
謎の銘柄だけど、よく見たらダイソーのアルカリ電池でした。
おお、すごい!この電池を使うと普通に振動する。
そしてAmazon basicの電池と違って安定して振動機能が働く!
なるほど!そうか...アルカリ電池を使う必要があったのか。
3つの電池の詳細を表にまとめてみました。
アルカリ乾電池にしたら振動機能が働くようになったのは電圧が1.2V→1.5Vになったからだと思います。
つまりニッケル水素電池の電圧1.2Vではこのコントローラーを動かすには十分ではなかったわけか。
そしてAmazon
basicの時に不安定ながら振動機能が働いたのは容量が800Ahと少し多いからかな?
実際のゲームで試してみる
アルカリ電池を使えば振動機能が使えることがわかったので、実際にPS2とPS1のゲームで振動機能が正常に働くのか試してみました。
テスト結果
- 「デュアルショック2専用」のゲームでは誤作動の可能性あり
- PS1本体で使っても振動機能は働く
- PS2でPS1のゲームを遊んでも振動機能は働く
PS2のゲームで試してみる
バイオハザード4というゲームを遊んで試してみました。
リンク
おお、普通に振動機能が働く!
あれ...でも上手く操作できない?ボタンが効かない?
そしてゲームの場面と関係なしに振動機能が働いて止まらない!
ひたすらブーンとコントローラーが唸っている(笑)
仕方がないので他のゲームでも試してみると...他のゲームでは振動機能が働いて誤動作も起きない。なぜ?
おお、そうか!
バイオハザード4と他のゲームのパッケージの裏を見て理解しました。
誤作動が起きるバイオハザード4は「デュアルショック2」専用という表記が。
そして他のゲームは「アナログコントローラーおよび、互換コントローラー専用」という表記が。
何が言いたいかというと、このコントローラーは「デュアルショック2専用の表記があるゲームでは誤作動が起きる可能性がるのでは?」ということです。
デュアルショック2は「SELECTとSTARTボタン以外のボタンに押したときの強さで256段階のアナログ判定ができる」という機能があるのですが、おそらくこのコントローラーにはその機能がないのでは?
だから「デュアルショック2専用」のゲームだと誤作動が起きるのかもしれないです。
PS1のゲームで試してみる
次にPS1のゲームでも振動機能が働くのかを試してみます。
「PS2本体の互換機能でPS1のゲームを遊ぶ」
「PS1本体でPS1のゲームを遊ぶ」
今回はこの2つ状況でテストしています。
PS1はこちらの「型番SCPH-9000」を使いました。
PS1とPS2のコントローラーは基本的には互換性があるので相互に使えるはずですがどうでしょうか?
PS1本体で使っても振動機能が使えるというのは大きいですね。
いまだにPS1の本体を使っている人には「ワイヤレスで使えて振動機能も使える」このトローラーの存在はありがたいと思います。
ちなみにPS2でPS1のゲームを遊んでも振動機能は問題なく働きました。
まとめ
まとめ
- 分解したらモーターが内蔵されていた
- 単4アルカリ電池を使えば振動機能は働く
- PS1本体で使っても振動機能は働く
- PS2ではゲームによっては誤動作の可能性あり
今回の記事の振り返り
1.分解をして振動機能のためのモーターがあるのを確認
2.ニッケル水素電池→アルカリ電池にしたら振動機能が働いた
3.「デュアルショック2専用」のゲームで誤動作が起きた
4.PS1本体で使っても振動機能が働く
前回の記事で振動機能はないと思っていたのに、まさか電池のせいで振動しなかったとは驚きでした。
ちなみにニッケル水素電池を使っていても振動以外はきちんと動作するので、振動が要らない方はあえてニッケル水素電池を使うのもありですね。
分解して意外としっかりした作りであることを確認できたのも良かったです。
でも、所詮は互換品なのでこのコントローラーを使う場合は誤作動するゲームに備えて純正品も併せて持っておくことをオススメします。
PS2/PS1でワイヤレスコンが使いたい人は試してみてはどうでしょうか?
完璧を求めず使えばなかなか使える商品です。
リンク
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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