こんにちは!
最近のポータブルラジオについて詳しく知りたくないですか?
「ソニーのポータブルラジオICF-51の購入を検討している」
「アナログラジオとradikoの違いが知りたい」
そんな方に今回の記事は興味を持っていただけると思います。
今回は前回の「みんなでひきこもりラジオ(NHK)でツイートが読まれた話」繋がりでの思い付きで、僕が普段使っているラジオを紹介します。
どんなラジオを使っているかというと、ソニーの「ICF-51」というポータブルラジオです。
白のせいか写真の写りが悪くてすみません...。
あと買って数年使っているので、やや黄ばみもあるかな?
このラジオ「ICF-51」の情報を検索して知ったのですが、この商品はまだ現行品らしく今でも普通に販売されているようです。
Amazonでも取り扱いがあります。
これには驚きました...。
ラジオはもはや枯れた技術だから、あまり新型が出ないのでしょうか?
Amazonによると2010年発売らしくて、もう10年以上売られているんですね。マジか!
10年と行ったらスマホなら相当進化している年月で、10年前の製品は遠い昔なのに...。
というわけで、今回はこのラジオ「ICF-51」の紹介と今やラジオを聴く方法のスタンダードになりつつある「radiko(ラジコ)」との比較をしています。
ソニーのポータブルラジオ「ICF-51」とは?
大きさや外観 大きさは手のひらに収まるほどの小ささです。まあ、僕の手は大きい方なのであまり参考にならないですね(笑)
というわけで、定規で測ってみたら縦が約6.5cmの横が約10cmでした。
前面にはスピーカーがあります。
右側面に電源ボタンとラジオの選局(周波数を調整するため)のダイヤルがあります。
最初このダイヤルが大きすぎ!と思ったのですが、使っているうちに微妙な調整がしやすいようにこの大きさなのかも?と感じました。
下の方にはイヤホンジャックもあります。
左側面には音量の調整ダイヤルがあります。
他のポータブルラジオだと電源と音量ダイヤルを兼ねているイメージがあるので、2つが独立した作りは珍しいですね。(コストダウンしていないともいえる)
上側面には左からFMとAMの切り替えスイッチ、ラジオを選局する時目安にするための周波数メモリ、ラジオ局と周波数がぴったり合った時に点灯する同調ランプがあります。
FMの周波数が90MHz以上に対応しているので、比較的最近始まったワイドFM(AM局のFM版)を聴けるのも嬉しいです。
裏面に電池を入れるスペースと伸ばすと大きくなるアンテナがあります。
電池は単4電池を使います。
受信感度やAMとFMの受信状況
このラジオはAMとFMを両方聴くことができます。(まあ、どちらか専用というラジオの方が珍しいですが)
本体の小ささに似合わない本格的なアンテナが付いているためFMラジオもしっかりと受信できます。
僕は主に家の中で使っているのですが、AMは地元の地方局、NHKの2局はしっかり受信できますが他の局は時間帯によって聴けたり聴けなかったりと不安定です。
FMはアンテナをしっかりと伸ばして窓側にラジオを置けば、地元のFM局、HNKのFM、地元のAMのワイドFMの3局が少し調整がシビアですが、受信できます。
受信感度に関しては評価が難しいですが、僕の自宅の場合は他のラジオでも同じような状況なので、立地的に受信状況が良くない可能性があります。
というわけで、このラジオのせいではないので問題なしとします。
スピーカーの性能
スピーカーは小さいですが、音量を上げれば結構大きい音が出せて、ラジオとして聴き取りやすい音が鳴ります。注意点は最大音量にするとラジオの雑音が強調されて音が割れたかような聴き苦しい音になる事です。
個人的には実用レベルなのは音量MAXの半分ぐらいまでだと思います。
そして、FMも含めてモノラルでしか音が出せないのは残念です。
(モノラルでもAMと比較した時のFMの音のクリアさは感じられます)
イヤホン使用時
僕が最初買った時のガッカリポイントだったのですが、このラジオはイヤホンで聴いてもステレオにはならずにモノラルのままです。しかも、ステレオイヤホンだと片耳からしか音が出ない...。
モノラルイヤホンを使えば両耳から聴けるみたいですが、わざわざ買うのはちょっと微妙ですよね。付属で付けてくれればなぁ。
たぶん、このラジオはデザインからしてもスピーカーで聴くことを前提としている感じなので、僕はイヤホンを使うのを諦めています(笑)
つまりイヤホンで使いたい人にはオススメしません。
電池の持続時間
ソニーの公式によるとマンガン電池使用時でAM22時間・FM19時間、アルカリ電池使用時でAM52時間・FM48時間持つらしいです。(両方ともスピーカー使用時)僕が使っている感覚だとアルカリ電池を使用してAMを週1~2時間聴いて、1年持つぐらいなのでだいだいスペック表の通りですね。
ちなみに僕は今はエネループで使っていますが、問題なく動作します。
トータルのバランスは良い
ここまで書いていて自分で気づきました。あれ?愛用品なのにあんまり褒めてない..と(笑)
正直に言うと普通のポータブルラジオなので特別に褒める部分はないです。
突出した部分がないというか。
でも、それはかえってトータルで見てバランスが良いということでもあると思います。
「ソニーらしいデザインで丸みがあってオシャレな見た目」
「小さくて持ち運びしやすいけど、AMだけではなくアンテナがあるからFMも受信できる」
「スピーカーもラジオには必要十分な聴き取りやすい音が鳴る」
など、手元にあって使ってみると「ああ、いいな」と感じられる良いラジオです。
だから発売から10年経っても売られ続けているのでしょうね。
個人的にはイヤホンは使わないけど、小さいラジオが欲しい方にオススメします。
余計な機能がないので故障しにくいのも利点だと思います。
僕が持っているのは白ですが、赤もあるみたいです。
ラジオでワインレッドみたいな色は珍しい。
ラジオとradiko(ラジコ)を比較してみる
ここで普通のラジオとラジオ好きにはお馴染みのサービスであるradiko(ラジコ)の比較をしてみようと思います。
普通のラジオは今回のメインの「ICF-51」でradikoはスマホで聴くのを前提で比較をします。
radiko(ラジコ)とは?
”日本のラジオ放送をインターネットで同時に配信するサービス(IPサイマルラジオ)”つまりはインターネット経由でPCならブラウザ、スマホならアプリを通して電波で流れているラジオと同じ放送が無料で聴けるサービスです。
2010年3月から開始なので、もう10年経っているんですね。
僕はサービス開始当時、ラジオでは電波が悪い局もクリアに聴ける!と感動した記憶があります。
ただ聴けるだけではなくて、放送終了から1週間は過去の番組が無料で聴ける「タイムフリー」と月額の課金をする事で日本全国のラジオが聴けるようになる「エリアフリー」というサービスがあるのも特徴です。
特にタイムフリーは生で聴くのが難しい深夜番組もあとから聴くことができるので素晴らしいサービスだと思います。
音質が良いのは?
一方「radiko」はスマホのスピーカー(機種による)とイヤホン共にステレオで聴けます。
というわけで単純に考えると「radiko」の方が音質が良いです。
しかも「radiko」の音声はラジオ特有のノイズ(特にAMで感じるもの)がないので非常にクリアです。
でも人によってはラジオ特有のノイズがあった方が味がある、という意見もありそうなのでそれも踏まえて好みによるとしておきます。
外で聴く場合は?
「ICF-51」はわざわざ持っていく必要があって場所によっては受信状況が異なります。一方「radiko」は常に持っているスマホでモバイル通信が可能な場所なら安定して聴けます。
ということで「radiko」の方が外で聴くのには優れていると思います。
外で聴く場合は身軽さ安定性を重視して考えています。
特定の番組を聴く場合は?
例えば僕が「ICF-51」でTBSラジオのとある番組を聴きたいとしても自宅では受信状況が悪く安定して聴けません。一方「radiko」ではネット回線があれば安定してどのラジオ局でも聴くことができます。
というわけで、特定の番組を聴く場合も「radiko」が良いと思います。
さらに「radiko」はタイムフリーを使えば放送終了後1週間は好きな時間に聴くこともできます。
リアルタイムで聴けるのは?
実は普通のラジオである「ICF-51」だけが生放送をリアルタイムで聴くことができます。「radiko」は放送を変換してインターネットに配信している関係上、2分ぐらい遅延してしまうので、厳密にいうと生放送をリアルタイムで聴くことができません。
というわけで生放送のライブ感味わいたい方は普通のラジオ一択です。
余談ですが、僕は「みんなでひきこもりラジオ」を聴く時は「ICF-51」で聴きつつ、手にはスマホでツイートして参加してます(笑)
省エネなのは?
「ICF-51」はアルカリ単4電池2本で丸2日ラジオを聴けます。一方「radiko」は聴くためにスマホのバッテリーを消費してしまいます。
というわけで専用機である普通のラジオの方が省エネに優れているといえると思います。
使い捨ての乾電池では自然に優しくないと思うなら、充電式のエネループを使う手もあります。
お金がかからないのは?
普通のラジオである「ICF-51」は基本的には本体と単4電池2本があれば、電波を受信してラジオを聴くことができます。電波は無料です。一方「radiko」はラジオを聴くためにスマホだけではなくて、自宅のインターネット回線かモバイル通信の契約が必要です。こちらは両方とも月額料金が必要で有料です。
というわけで、お金がかからずラジオが聴けるのは普通のラジオです。
ちなみに「radiko」は公共のフリーWi-Fiを使えば無料で聴くこともできますが、今回は例外とします。
ラジオをBGMとして流す場合は?
ラジオをBGMの代わりとして流す場合は、特定の局や番組である必要がなくて普通のラジオでも安定して受信できるNHKや地元局でも良いとします。そして何か別の事をしながら聴いていると想定します。
普通のラジオの「ICF-51」はずっと付けたままにできるのでBGM用にするのに優れていると思います。
スマホは電話が鳴ることもあると想定すると「radiko」は付けたままにはしにくいですからね。すこし無理やりかもしれませんが(笑)
災害時に活躍するのは?
災害時には、省エネで電池と本体があればラジオを聴くことができる「ICF-51」が強いですね。さらにラジオの電波は災害時でも使用不能になることは殆どないと思います。
インターネット回線やモバイル通信は災害時には混雑したり、不通になることがありますし、災害時にスマホのバッテリーを消費する「radiko」はあまり使いたくないですよね。
こうやってまとめてみると、だから昔から災害時ためにラジオを用意するようにと決まっているのでしょうね。
もしもの時の情報源として普通のラジオは心強い味方です!
まとめ
今回はテーマは最初は内容が書けるか心配でしたが、思った以上に書けてホッとしてます(笑)僕は自分が思っている以上にラジオというメディアに思い入れがあったようです。
思えばひきこもりが一番酷い時代の眠れない夜にラジオを聴き始めて、テレビではできないディープや話やくだらない話を聴いて、少しだけ社会と繋がったような気持ちになっていました。
そして、ラジオは音声だけを集中して聴くので「今ここ」に集中して余計な事を考えなくて済む効果もあるのかも?と個人的に思っています。
僕は「ICF-51」と「radiko」を使い分けている
スマホで聴けて便利なサービスもあり、音質も良いので「radiko」の方が上かもしれませんが、僕は2つを使い分けています。
「radiko」はタイムフリーで過去の番組を聴く時、普通のラジオで受信しにくい局を聴く時、生放送に参加する時など
「ICF-51」は地元の局を聴く時、適当にラジオを流しておく時など
普通のラジオの良い部分はお手軽なところです。
やっぱりスイッチ入れたら一瞬で聴けるというのは便利だと思います。
多機能で利便性が高い「radiko」とお手軽でアナログな「普通のラジオ(ICF-51)のあなたはどちらを選びますか?
災害時のためにラジオを備えておくといいかも
普段ラジオは「radiko」で聴く、という方も災害時には普通のラジオが大活躍すると思うので、もしお持ちでない方はひとつどうでしょうか?
僕はソニーの「ICF-51」をオススメします!
災害用の長期保存ができる電池とセットで揃えておけば、備えあれば憂いなしです。
今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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