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ドラクエ8の通常版とアルティメットヒッツを比較してみた【PS2版/3DS版&スマホ版も紹介】

2024/10/20

こんにちは!


PS2のドラクエ8の通常版とアルティメットヒッツ版を比較してみた!

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今回の記事をオススメしたい方
  • PS2のドラクエ8の通常版とアルティメットヒッツの違いが知りたい
  • 今ドラクエ8を遊ぶならどのバージョン(ハード・機種)が良いのか知りたい
  • ドラクエ8の各バージョン(PS2、3DS、スマホ)について知りたい
PS1のドラクエ7の廉価版(PSone books、アルティメットヒッツ)は通常版のフリーズバグが修正されているアップデート版だったけど、続編であるPS2のドラクエ8は通常版と廉価版(アルティメットヒッツ)に違いはあるのだろうか?

そして今(2024年)ドラクエ8を遊ぶならどのバージョンが良いのだろうか?


というわけで、今回はPS2のドラクエ8の通常版とアルティメットヒッツ版の比較と発売当時(2004年)に僕がドラクエ8を遊んだ時の感想、今遊ぶならドラクエ8の3バージョン(PS2、スマホ、3DS)はどれがオススメ?などの内容を書いた記事です。


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ドラゴンクエスト8とは?

『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』(ドラゴンクエストエイト そらとうみとだいちとのろわれしひめぎみ)は、2004年11月27日にスクウェア・エニックスより発売されたPlayStation 2用ロールプレイングゲーム(RPG)。

ドラゴンクエストシリーズの第8作目。スクウェア・エニックスとして初めてのドラゴンクエスト本編の新作である。開発はレベルファイブが担当した。キャッチコピーは「見渡す限りの世界がある」。タイトルロゴにはティアラの装飾と馬が描かれている。

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』 
(https://ja.wikipedia.org/)

アクセス日時:2023年12月25日 01:37(日本時間)


ドラゴンクエスト8(以下ドラクエ8)は2004年11月27日にスクウェア・エニックスよりシリーズ8作目として発売されたPS2用のRPG。2024年現在ではスマホやニンテンドー3DSで移植・リメイク版も発売されている。

開発は後にレントン教授や妖怪ウォッチで有名になるレベルファイブ

ゲーム内容は従来のドラクエシリーズを踏襲しつつ、キャラクターはもちろん冒険するフィールドや世界の全てが3D化していてビジュアル面がシリーズで最大の進化を遂げている

さらにグラフィックはトゥーンレンダリング(3Dをアニメ絵のように見せる表現)で描かれていて、キャラクターやモンスターがキャラクターデザインの鳥山明のイラストそのままで3D化されているのも特徴。


スクエニ公式のYoutube動画(スマホ版のだけど)を見ると、ドラクエ8がどんなゲームかが一目瞭然!


ドラクエ8発売当時(2004年11月)の状況

2004年当時の家庭用ゲームの状況は2000年に発売したPS2が普及しきっていて、盛り上がりに欠けて停滞していた時代だった気がする。(あくまで当時の僕の印象)

そしてドラクエ8と同時期の2004年11月~12月はニンテンドーDSやPSPという新しい携帯機が発売されて、携帯ゲーム機が熱い時代の幕開けだった。

PSPとニンテンドーDS
ドラクエ8と同時期に発売されたニンテンドーDSとPSP



世の中の前評判など

当時(2004年ごろ)からネットはあったけれど、ドラクエ8の初公開は週刊少年ジャンプでの画面写真数枚がある記事だったと思う。

雑誌
雑誌で情報解禁というのは時代を感じる



その画面写真はドラクエの世界がフル3D化されていて、主人公や町の住人が鳥山明のデザインのまま再現されているのがわかるものだった。前作7は町やダンジョンが立体的になっていたけど、キャラは2Dのドット絵だったので、そこから8のフル3Dへの進化の幅がすごすぎて「これ本当にゲーム画面?このグラフィックで本当に遊べるの?」という声もあった。

今みたいにYoutubeで実際のゲームの映像が公開されるわけではなかったので、疑う気持ちもわかる。

そしてPS2で発売されたシリーズ物のRPGは3D化が合わなかったり、ロード時間やテンポが悪くなったりで評判を落としていたゲームが多かったので「ドラクエも3Dになって大丈夫か?」という意見も多かった。

PS2のポポロクロイス2作
ポポロクロイスのPS1(2D)⇒PS2(3D)の落差は物凄かった...



一方で、開発元が8からPS2でダーククラウド、ダーククロニクルという良作で3Dの綺麗なグラフィックのゲームを作っていた「レベルファイブ」になったので、ドラクエ8も良くなるという期待もされていた。

ダーククラウドとダーククロニクル


発売後のドラクエ8は概ね好評だったけれど、昔からドラクエを遊んでいる人はフル3D化が肌に合わないという感想も一部であった(視点移動が面倒、酔ってしまうなど)

僕が発売当時遊んだ感想

僕はドラクエ8を当時近くのお店で予約して発売日に購入した
そして1~2か月かけて、ゆっくりクリア後の隠しダンジョンまで遊びつくした。

ドラクエ8の当時のデータ
当時の冒険の書を見たらそこそこやり込んでいた


発売日にすごく楽しみに買い行ったこと覚えているけど、ドラクエ8は2004年11月27日発売なので既にあれから20年近く経っていることに驚きを隠せない...


感想まとめ
「3D化されたドラクエの世界を歩き回るだけで新鮮で楽しかった。グラフィックの進化は正義。ストーリーと成長システムはシンプルで良かった。3D化のおかげでイベントシーンや戦闘の演出が大幅に強化されたけど、その反面ゲームのテンポが悪くなった。」

フル3Dになったことについて

僕は8が3DになったことはドラクエがライバルのFFに90年代後半以降は続編の発売ペースもゲームの技術的にも遅れをとっていたのが「やっと追いついたか!」と好意的に受け止めていた。(FFも好きだったけど)

実際に遊んでみると、グラフィックが超進化したことでドラクエ8の世界を歩き回るだけで新鮮で楽しかった。やっぱりゲームのグラフィックの進化は正義だと思う。




ストーリーやイベントシーンについて

ストーリーは「6では2つの世界を行ったり来たり、7は石板を集めて世界を復活される」と比較すると8は「魔術師ドルマゲスを追う旅」なので、すごくシンプルに感じた。従来のドラクエと違って、既に仲間がいて旅をしている途中から始まるのも新鮮。(最初からいるヤンガスとトロデが良いキャラしている)

イベントシーンは声こそないものの、フル3Dになったおかげで登場人物たちにリアルな動きや表情が付くようになったのでより感情移入もしやすくなった。おかげで一緒に旅する仲間も個性的に感じる。

戦闘と成長システムについて

戦闘は従来と同じコマンドバトルだけど、フル3Dになったことで敵だけではなく主人公や仲間の姿と攻撃のアクションも表示されるようになった。最初はすごい!とその進化に感心したけど、敵味方の動きの演出が長いから見慣れてくるとテンポが悪く感じるようになる。人間って贅沢だ...。

最初は見入るけど、段々と飽きるのが人間...



成長システムは6と7はレベルと職業だったのが、8ではレベルとスキルになった。6と7は職業は自由度とやり込み度が高かったけど、熟練度上げが面倒なのと仲間の個性が薄くなる欠点があって、僕は苦手だった。(というか2作続けて似たシステムだったので飽きた)


8のスキルはレベルアップするともらえるポイントを好きな5種類のスキルに振り分ける(各スキルの上限は100)ことで呪文や特技や能力アップなどを習得できるというもの。スキルは転職と違いシンプルでわかりやすく、仲間ごとに違っていて、それぞれ別の特技や呪文を覚えるので、個性が出て個人的には良いと思った。

ただ、どのスキルを上げたら良いかがわかりにくく、スキルポイントの振り直しもできないから、役に立たないスキルにポイントを振ってしまうとゲームの進行が不利になる欠点はある。

新要素とロード時間やテンポについて

新要素は戦闘中のためるコマンドでテンションを上げて攻撃力アップとアイテムを合成する錬金釜とモンスターチームがあったけど、僕は3つともあまり使わなかった。新要素を使わなくても問題ないのはドラクエの良いところだと思う。


ドラクエ8は他のPS2のRPGと比較するとロード時間も速く、ゲームのテンポも良好ですごく遊びやすかったけど、3Dのゲーム特有のリアルなゆえの面倒くささや煩わしさ(移動や町の探索や視点移動、イベントや戦闘の演出の長さ)もやっぱりあると思った。もっとも面倒くささと面白さは紙一重のものなのかもしれないけれど。

ロード時間



僕はドラクエ8を遊んだことで、従来のドラクエの2Dのリアルでない記号的な表現もゲームとしては遊びやすくて悪くないものなんだな..と感じた。

音楽について

ドラクエといえば音楽をすぎやまこういち氏が担当していて質が高いことで有名だけど、ここではドラクエ8の中で僕が好きな3曲を紹介する。

音楽



広い世界へ(フィールドの曲)」は穏やかな感じで始まって、段々と曲調が壮大になっていくからフル3D化したドラクエ8を象徴していて、一番お気に入り。僕がドラクエ8を想像すると頭の中でかかる曲。

海の記録(船に乗った時の曲)」は神秘的な雰囲気を持っていて、広い世界へと同様に段々と壮大な曲調になっていくのが好き。僕はドラクエの船の曲は毎回お気に入りになることが多い。

この想いを...(過去の回想シーンの曲)」はゲーム中の過去の回想シーンや悲しいシーンに流れる曲。この曲を聞くと自分の過去のことも「色々あったなぁ...」と思い出しそうになる。

ドラクエ8にバグや不具合はあるの?

ドラクエ8は僕の記憶では、前作7のようにフリーズが多発するような深刻なバグや不具合はなかった気がするけど、ドラクエ8のバグについて調べてみました。

どうやらドラクエ8で一番有名なバグは「船落ち」というものみたいです。(その他にも細かいものはいくつかあるらしい)

【船落ち】

PS2版DQ8における裏技の一つ。
【船】入手直後から使用でき、海上を歩いて移動可能になるというもの。
 
船で岸に上陸した瞬間、暗転が晴れる前にスティックを斜め下(場所によって右下か左下か異なる)に入れておく。
成功すると、キャラクターが接岸部分の岸壁を伝って海に落ち、海の底へ沈んでは突然空中に現れまた落ちる……の繰り返し状態になる。
このまま歩く事が可能で、モンスターがいる場所ではエンカウントし、陸地に座標が合うと着陸、別マップとの切り替え地点に行くと別マップへ移動する。
またこの状態でも【バウムレンのすず】を使って、【キラーパンサー(乗り物)】に乗って高速移動することも可能。
 
この裏技を使えばストーリー進行上まだ行けない場所に行けたりする。


なんと!海上を歩いてゲームの進行を無視して色んな場所に行けるようになる裏技とはすごい。面白い!

この裏技はいつ見つかったのだろうか?発売当時から発見されていたのかな。知っていたらやってみたかった。

通常版とアルティメットヒッツ版を比較してみた

ここではPS2のドラクエ8の通常版とアルティメットヒッツをパッケージや説明書などの見た目と中身(データ)の両方で比較しています。

ちなみに通常版は2004年11月27日の発売日に新品で購入したもので、アルティメットヒッツはごく最近ブックオフで中古で購入したものです。

パッケージや説明書など見た目の比較

見た目の比較まとめ
「パッケージの表面と背表紙以外の違いは、ほとんどない。あっても間違い探しレベル。ディスクはなぜかアルティメットヒッツも通常版と同じ品番」


一番目立つパッケージの表面の違いはCEROレーティングマークが通常版は「全年齢」になっているけど、アルティメットヒッツは改定後の「A」になっている(意味は同じ全年齢対象)ことと、アルティメットヒッツは左側にシルバーの帯が入って、イラストが小さくなったデザインになっていることの2点。

見た目比較(パッケージ表)


ゲームの廉価版は安っぽいデザインになることが多いけど、個人的にアルティメットヒッツのデザインは悪くないと思う。



パッケージ裏面は遠目に見るとほとんど一緒に見える。

比較(パッケージ裏)



細かく見ると、パッケージ裏面の違いは下側の「価格、Library programs、バーコードの表記」とアルティメットヒッツには「本製品は~同タイトルと同一内容であり~」という一文が加わっている事の4点。

比較(パッケージ裏拡大)



通常版の価格が税込9,240円なのに、2年後に発売されたアルティメットヒッツが価格が2,940円と通常版の半額以下になっていることにわかっていても驚いてしまう。




ゲームを棚などに飾った時に目立つパッケージの背表紙の違いは品番(SLPM)と通常版のタイトルが表記されている部分が白に対して、アルティメットヒッツはシルバーになっていて、CEROマークも付いていることの3点。

比較(背表紙)




説明書の表表紙に違いはなしで全く同じ。2つ並べるとどっちが通常版かアルティメットヒッツかわからなくなる。

比較(説明書表)




説明書の裏表紙も一見すると違いがないように見える。

比較(説明書裏)



でも細かくよく見ると、以下の6点の違いがある。

・「故障かな?と思ったら」で始まる内容の位置がアルティメットヒッツは少し上になっている
・「解説書に従って~」の文章のフォントの色が通常版は茶色⇒アルティメットヒッツは黒になっている
・FAX番号のあとの「(24時間~)」の文章が通常版は改行後にあるけど、アルティメットヒッツはFAX番号と同じ行にある
・アルティメットヒッツには「本製品は2004年11月27日に発売された~」の一文が加わっている
・品番(SLPM)が違う
・アルティメットヒッツの方が全体的に色合いが濃い

比較(説明書裏拡大)



ここだけ、なぜか細かいマイナーチェンジが多いので不思議に感じた。



説明書は1~39ページまでのゲームの説明書の部分は全く同じ内容だけど、広告の40~43ページはアルティメットヒッツが発売された2006年の時期に合わせたものに変更されている

比較(説明書広告1)


比較(説明書広告2)



2004年も2006年も両方とも遠い過去になってしまっているので、当時の広告を今見ると懐かしい。


ゲームディスク(DVD-ROM)は見た目のデザインが全く同じだった。

比較(ゲームディスク)



さらにディスクに書いてある品番もアルティメットヒッツも通常版と同じSLPM65888だったので、驚いた。あれ?アルティメットヒッツの品番はSLPM66481のはずなのに...。

比較(ゲームディスク品番)



家にあるPS2のゲームの他の廉価版も調べてみたところ、どうやらPS2の廉価版ゲームはディスクの品番が通常版と同じことがあるみたいだ。(僕が持っている龍が如くとキングダムハーツ2FMの廉価版のディスクは通常版と同じ品番だった)


これは廉価版のディスクを製造する時にわざわざ品番を変えないのか、それとも通常版の時に製造したけど出荷しなかったディスクを廉価版に詰めているのか、どっちなんだろうか?


中身(データ)の比較

ここではドラクエ8の中身(データ)を比較したり、バグ技ができるかどうかを試しています。

中身の比較まとめ
「ゲームディスクのデータは通常版もアルティメットヒッツも全く同じだと思われる。両方とも船落ちのバグが再現できたので、アルティメットヒッツにもバグが残っている。」

PCでデータの更新日時を見てみた

これはPC(Windows10)のDVDドライブに通常版とアルティメット版をそれぞれ読み込ませて、データの更新日時やファイル容量に違いがないか確認する方法です。

両者に更新日時やファイル容量の違いがあれば「アルティメットヒッツは通常版と異なるバージョン=何かしらの修正がされている可能性がある」と言える。昔の2ちゃんねるでゲームのバージョン違いを確認する方法と言われていました。

実際に過去に記事にしたドラクエ7は通常版とフリーズバグが修正されているアルティメットヒッツではファイルの更新日時が違っていました。


ドラクエ8の通常版とアルティメットヒッツをPCのDVDドライブに入れる。

ディスクをPCのドライブに入れる



結果は...通常版とアルティメットヒッツのファイル更新日時もデータ容量も完全一致で同じだった。

データ比較(更新日時)




ディスクの品番が同じだった時点で通常版とアルティメットヒッツは同じものでは?と思っていたけど、それが証明された形になりました。

船落ちバグを試してみた

念のために船落ちバグは通常版とアルティメットヒッツでそれぞれ再現可能なのかを試してみました。

すると...通常版とアルティメットヒッツ共に船落ちバグができました。しかもスゴイ簡単!

船落ちバグ
実際に海に落ちたようになるのがまた面白い


船落ちが成功すると海に落ちたようになって、海を徒歩で移動できるようになる。この裏技は面白すぎる。

船落ちバグが再現できたことで、通常版とアルティメットヒッツは同じものだと証明できたと思う。

今遊ぶならどのバージョンがオススメ?

2024年1月現在、ドラクエ8にはPS2、スマホ、3DSと3つのバージョンがあるので、それぞれの違いや特徴と今遊ぶならばどのバージョンがオススメなのかをまとめています。

オススメまとめ
「3つともそれぞれ欠点があるので選びにくい。オリジナル版が良いならPS2版、ゲーム機を持っていないならばスマホ版、完全版を遊びたいのならば3DS版」

PS2版

PS2版ドラクエ8



PS2版簡単まとめ
「オリジナル版のドラクエ8。唯一テレビでコントローラーを使って遊べぶことができる。そしてPS2を持っていれば一番安く済む。」

対応機種:PS2

発売日:2004年11月27日(通常版)/2006年7月20日(アルティメットヒッツ)

メディア:DVD-ROM

その他:PS2本体の他にテレビ、コントローラー、電源ケーブル、映像ケーブル、メモリーカードが必要

購入価格の目安:中古が500円~1,000円ほど


PS2版の特徴
・最初に発売されたオリジナル版ドラクエ8
・唯一テレビの大画面でコントローラーを使って遊ぶことができる
・セーブデータ(冒険の書)をたくさん作ることができる
・PS2本体以外にも映像ケーブルやコントローラーとメモリーカードが必要
・PS2本体と遊ぶための一式を揃えると5,000~10,000円ぐらいかかる
・今の液晶テレビで遊ぶと画質が悪い


今回の記事のメインでもある2004年に最初に発売されたドラクエ8。

戦闘の演出が長いせいでテンポが悪いという欠点があるけど、2023年現在でも唯一のテレビの大画面でコントローラーを使って遊べるドラクエ8。

そして通常版は300万本以上売れたので出回っている数が多く、中古で安く購入できるので、PS2を持っていれば一番安く遊べる。(ブックオフでは297円だった)


ちなみにAmazonのマーケットプレイスを見たところ(2023年12月28日時点)中古のPS2本体、電源ケーブル、映像ケーブル、コントローラー、メモリーカードがセットになったものが5,000円~10,000円ほど販売されていた。ドラクエ8以外にもPS2で遊びたいゲームがある場合は、PS2本体一式が揃ったセットを購入するのもありかもしれない。

PS2本体一式
PS2本体一式を揃えるのは結構大変...



PS2を今の液晶テレビに標準の映像ケーブル(赤白黄のRCAケーブル)で接続すると、かなり画質が悪いので、個人的には「PS2 TO HDMI」というアダプタを購入してHDMIケーブルでPS2を接続するのがオススメ。(約1,000円で購入できる)

PS2TOHDMI


ただし、このアダプタを使っても画質はかなり悪い⇒少し良くなる程度なので過度な期待は禁物!(今のフルHD画質以上のゲームのように綺麗にならない)

さらにPS2 TO HDMIという商品は不良品が多いので不具合があったら返品・交換するつもりで購入した方がいいかも。(僕は4個購入して2個不良品だった)






スマホ版

スマホ版ドラクエ8



スマホ版簡単まとめ
「PS2の移植版。スマホの液晶のおかげで画質は一番キレイだけど、タッチパネルで操作するため操作性は悪い。PS2とほぼ同じ内容なのに3,800円は高く感じる。」

対応機種:iPhone6/iPad(第5世代)以上、対応OS iOS11.0以上・Android5.0以上(一部機種には非対応)

発売日:2013年12月12日(iOS、Android)/2016年8月3日(amazon)

メディア:ダウンロード(App StoreGoogle Playamazon appstoreから購入可能)

価格:3,800円(セールの時は2,600円)


スマホ版の特徴
・スマホの液晶は解像度が高いのでグラフィックが一番きれい
・いつでも気軽に遊ぶことができる
・スマホの縦画面に対応している
・タッチパネルで操作するので操作性が悪い
・オートランが使える
・動作がカクカクしている(iOS版では改善されている)
・PS2や3DSを購入しなくても遊べる
・内容はPS2版と同じなのに定価3,800円は高い
・iPadやAndroidタブレットの大画面でも遊ぶことができる
・Amazon Fire HDシリーズでも遊ぶことができる
・遊ぶスマホによっては不具合が起きる

2013年にスマホで発売されたPS2のドラクエ8の移植版。出た当時はスマホでドラクエ8が遊べてしまうのか...と驚いた記憶がある。僕は3つの中で唯一遊んでいない。

スマホで遊びやすいように縦画面に対応していたり、メニューなどの操作UIもスマホに合わせた作りになっている。ただし、コントローラー前提で作られたゲームをタッチパネルで操作するので操作性が悪く感じるかもしれない。(僕はスマホ版のドラクエ5の操作は馴染めなかった)

タッチパネルでフル3DのRPGを遊ぶのは大変...


スマホの画面は高解像度なので、3機種の中では一番グラフィックが綺麗なのはとても良い!

対応機種はiPhoneはiOS11.0以上、Androidは5.0以上に対応と10年前の基準なので、ここ数年で発売されたスマホならば問題なく遊べると思う。
(ただし、各ストアのレビューを見ていると機種によっては不具合が起きることもあるらしいので注意が必要)


さらにiPadはもちろんAndroidタブレットやAmazonのFire HDシリーズにも対応しているので、スマホよりも大きいタブレットの画面で遊ぶことも可能。

FireHDタブレット
安価で購入できるAmazon Fire HDシリーズでも遊べるのは嬉しい



今さらPS2と同じ内容のものを価格3,800円(セール時は2,600円)は高いと感じてしまうけど、ゲーム機を持ってない人がドラクエ8だけを遊びたい場合は一番安く済むとも言える。

個人的には公式の実機で動いている映像を見ると、PS2版よりカクカクしているように見えるのが気になった(iOS版は改善されているとの情報もある)



ニンテンドー3DS版

3DS版ドラクエ8



3DS簡単まとめ
「一番最後に発売された追加要素や改善点が多い完全版ドラクエ8。内容は一番オススメだけど、PS2版と比較して画質が悪くなっているのと中古で購入しても約5,000円と高価なのが欠点」

対応機種:ニンテンドー3DSシリーズ

発売日:2015年8月27日

メディア:ゲームカード

購入価格の目安:新品は5,000~5980円ほど、中古は5,000円ほど


3DS版の特徴
・追加要素や改善点が多数ある完全版
・戦闘を高速化できる
・イベントシーンに声がある
・仲間が追加されている
・クリア後の要素が追加されている
・ゲーム中で写真を撮ることができる
・戦闘がシンボルエンカウントに変更されている
・音楽が東京都交響楽団が演奏するフルオーケストラになっている
・画質がPS2版から落ちている
・3DS本体を購入すると5,000~10,000円ぐらいかかる
・いつでも気軽に遊ぶことができる
・3DSLLやNew3DSLLで遊んでも画面が小さめ

2015年にニンテンドー3DSで発売されたPS2版に追加要素が加わった実質リメイクの完全版ドラクエ8。




たくさんの追加要素や修正点があるけれど、特にイベントシーンに声が付いたことと戦闘を高速化できるのがPS2版からの大きな進化ポイント
イベントシーンに声が付くことでより物語により入り込めるようになって、演出が長かった戦闘を高速化することでゲームのテンポが格段に良くなっている。

高速化
戦闘の高速化は本当にありがたい



3DS版の最大の欠点はグラフィックがPS2より悪くなっていること。3DS版だけ見ていれば気にならないレベルだけど、PS2版と比較すると一目瞭然なほど荒くなっている。

そして3DS版は発売から8年経った現在も中古でも5,000円と高価なのも辛いところ。まだ新品がAmazonで購入できるので、同じぐらいの値段ならば新品の方がいいかも




Amazonのマーケットプレイスを見ると(2023年12月28日時点)3DS本体は中古でそれぞれノーマル3DSが7,000円~、3DSLLが11,000円~、New3DSLLが15,000円~で購入することができる。

ノーマル3DSとNew3DSLL


ドラクエ8を遊ぶなら画面が大きい3DSLLかNew3DSLLをオススメしたいけど、個人的には中古価格が高すぎると思う。ドラクエ8をやるためだけに購入するのは辛い...。

持っているドラクエ8の本を紹介

おまけに僕が持っているドラクエ8の本を紹介します。

なお、大冒険スーパーガイドブックは2004年当時に購入したものですが、その他の本は最近ブックオフで購入したものです(笑)

なお、4冊ともPS2版に対応した内容になっています。

Vジャンプ緊急増刊ドラゴンクエスト8大冒険スーパーガイドブック

ドラクエ8の発売の1か月ぐらい前に集英社から発売された1冊まるごとドラクエ8特集の雑誌。

大冒険スーパーガイドブック


内容はVジャンプに掲載されていたドラクエ8の事前情報をまとめたような感じ(映画のパンフレット的な内容)ポスターとメモリーカード用のシールも付いていた。

大冒険スーパーガイドブック(裏表紙)
裏表紙には当時のドラクエ8の広告になっている



主人公や仲間や登場人物の紹介、モンスターの紹介、戦闘の紹介、ドラクエ8の世界の紹介やキャラデザの鳥山明氏のイラスト&インタビュー、ゲームデザイン堀井雄二氏、音楽のすきやまこういち氏、開発元のレベルファイブの日野晃博氏のインタビューもあるので見どころ満載。

2004年当時ドラクエ8がどんな感じに期待されて世に出てきたのかが垣間見れるので、貴重な資料ではあると思う。

ドラゴンクエスト8公式ガイドブック上巻:世界編/下巻:知識編

ドラクエではお馴染みになっている公式ガイドブックシリーズ。8の公式ガイドブックはFFのアルティマニアシリーズで有名なスタジオベントスタッフが企画・構成・執筆を担当している。

上巻の世界編はフィールド解説や城・町紹介やダンジョン攻略やモンスターの出現リストなど実際のドラクエ8のストーリーを進めている時に役立つ内容が盛りだくさん。個人的にはクリアした後に冒険を思い出すように見るのが好き。

公式ガイドブック(上巻)



ドラクエ8は広いフィールドを自分で冒険していくのが楽しいゲームだから、この上巻を見すぎると楽しさが損なわれるかもしれない。でも、3Dだから道に迷ってしまう...という人はマップを見て進めるのもアリだと思う。



下巻の知識編は呪文・特技パーフェクトガイド、アイテムデータリスト(イラスト付き)、錬金オールレシピ、モンスターデータリスト(イラスト付き)、モンスターバトルロードの情報などドラクエ8のデータ集。やり込んだりする人には嬉しい内容だと思う。個人的にはアイテムとモンスターのイラストを見るのが好き。

公式ガイドブック(下巻)



ドラゴンクエスト8のあるきかた

あるきかたというタイトルだけど、いわゆるドラクエ8の色んな調査や検証を行っている本。今だとYoutubeの動画でよく出ているような内容

あるきかた



たとえば「はぐれメタルと100回遭遇したら何匹倒せるか?」とか「ドラクエ8のある地点からある地点までは何km(何歩)あるか?」などの内容が載っている。

読むと面白いけれど、内容がマニアックすぎる気がする。この本が公式から出ているのはすごいなぁ。

まとめ

今回の記事のテーマだったPS2版に関しては通常版とアルティメットヒッツ版の内容は全く同じ(バグも修正されていない)で、パッケージや説明書の一部が異なるだけでした。つまりどちらを購入してもOK!

ちなみにアルティメットヒッツの方が出回っている数は圧倒的に少ないです。(中古価格は全く同じかアルティメットヒッツの方が高価)

そして今ドラクエ8を遊ぶのにオススメのバージョンは「テレビの大画面で遊びたければPS2版、追加要素が多いものを遊びたければ3DS版、ゲーム機がなければスマホ版」と目的に合った好みのバージョンを選ぶと良いと思います。


どのバージョンも一長一短なので、内容は3DS版、グラフィックはPS2版をHDリマスターしたドラクエ8完全版をPS4/PS5/Switch/Steam/スマホなどで発売してくれたらいいのにな。

スクウェア・エニックスさん、是非よろしくお願いします。


今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!