こんにちは!
ニンジャガ3のバージョンアップ版「NINJA GAIDEN 3 Razor's
Edge」を遊んでみた!
今回の記事をオススメしたい方
- NINJA GAIDEN3REに興味がある
- NINJA GAIDEN3REについて知りたい
- ニンジャガ3REをプレイした感想を知りたい
NINJA
GAIDENシリーズを1と2と続けて最後まで遊ぶことができたので、どうせならばシリーズを全作制覇を狙ってNINJA GAIDEN3(ニンジャガ3)も遊んでみました。
僕が遊んだのはニンジャガ3ではなくて、バージョンアップ版であるWii UのNINJA GAIDEN 3 Razor's
Edge(ニンジャガ3RE)!
3はシリーズの中で唯一評判が悪いので、最後まで遊べるか不安だったけど、なんとかクリアできた...
今回は最後まで遊んでクリアした感想はもちろん、前作2と比較しての変更点、世間で不評な3の僕が感じた良い部分と悪い部分、今ニンジャガ3REを遊ぶのならどのバージョンがいい?なども書いています。
関連記事
NINJA GAIDEN3 Razor's Edgeとは?
『3』のバージョンアップ版。上記のように酷評された無印の評価を受け、僅か8ヶ月程度で発売された。Wii U版はWii U本体と同時発売のロンチタイトルで、海外では任天堂が販売を担当した[8]。タイトルの「Razor's Edge」は「カミソリの刃」の意。『2』までの要素の復活や新要素の追加など、『3』の不評点を中心に大幅な変更が加えられており、別作品とも言えるほどの変化を遂げている。「NINJA GAIDEN 3 Razor's Edge」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』アクセス日時:2023年9月14日 2:00(日本時間)
NINJA GAIDEN 3 Razor's Edge(以下RE3)は2012年にNINJA
GAIDEN3のバージョンアップ版として、コーエーテクモより発売されたWii U用のアクションゲーム。3では削除されていた2の要素(滅却、身体欠損など)が復活していたり、大幅な作り直しが行われている。また、3ではCERO D(17歳以上対象)だったのが、RE3では2と同様のCERO
Z(18歳以上対象)となっている。
後にPS3とXbox360でも発売された。2023年現在マスターコレクションでPS5/PS4/Switch/XboxOne/Xbox
SeriesX|S/Steamでも遊ぶことができる。
開発はデッドオアアライブ(3D格闘ゲーム)や仁王(ダーク戦国アクションRPG)の開発元としても知られているTeam Ninja。
ゲーム内容の紹介
ゲーム内容は前2作と同様の忍者アクションを駆使する3Dアクションアドベンチャーゲーム。
お馴染みのチャプター(ステージ)制で道中の仕掛けや解いたり雑魚敵やボスを倒すことで進行する。
ステージは2と比較して狭くなり(ほぼ一本道になった)、アドベンチャー要素は、QTE(画面の指示に合わせてボタンを押す操作)を多用する場面が多くなった。
ストーリーに重視になり、回復アイテムや武器屋ムラマサやエッセンスの廃止などシリーズの当たり前だった要素が変更されている。
コーエーテクモ公式が出している動画を見ると、ニンジャガ3REがどんなゲームなのか一目瞭然なのでオススメです。
2と同じくCEROレーティングZ(18歳以上)指定
ニンジャガ3REは2と同様にCEROレーティングがZ指定となっています。
パッケージ裏面には「暴力」のアイコンがあるので、2と同様に「出血描写、身体の分離・欠損表現、死体描写、殺傷」などの表現でZ指定のレーティングがされていると思われます。
CEROのレーティングについてはニンジャガ2の記事に詳しく書いてあるので、そちらをどうぞ。
2ではバージョンアップ版のΣ2の時にZ指定⇒D指定となって表現がマイルドになっているのに、3では逆にバージョンアップ版の3REの時にD指定⇒Z指定となって表現が過激になっているのが不思議ですね。
3が不評だったので、2の好評だった要素をできるだけ入れたかったのかな。
3と3REのそれぞれのバージョンの発売順と期間
ニンジャガ3と3REはマスターコレクションを除いて、短い期間に色んなハードで発売されていたのでその状況をまとめてみました。
3と3REの発売順と期間
NINJA GAIDEN3(PS3/Xbox360)
2012年3月22日発売
↓約9か月後
NINJA GAIDEN3 Razor's Edge(WiiU)
2012年12月8日発売(WiiUのローンチ)
↓約4か月後
NINJA GAIDEN3 Razor's Edge(PS3/Xbox360)
2013年4月4日発売
↓約8年後
NINJA GAIDEN: Master Collection
2021年6月10日発売
3と3REの発売スケジュールを振り返ってみると、PS3/Xbox360の3から約9か月後にWiiUで3REが発売され、さらにその約4か月後(3からは約1年後)にPS3/Xbox360で3REが発売されています。
ゲームに限らず後から改善された良いものが出るというのは世の中の流れですが、これだけ短い期間で改善版を出されたら、最初に3を購入した人は損した気持ちになるでしょうね...。
ニンジャガは1も2もバージョンアップ版があるけど、オリジナル版の時点で完成度が高かったので問題はなかった。でも、3は不評だったので「最初からこっちを出してくれよ!」というユーザーからの怒りを買ったと思います。
僕はPS4のドラクエ11を発売日に購入して、その2年後に追加要素モリモリのドラクエ11s(Switch)が発売するという体験をしたけど、正直あまり良い気持ちはしなかった。
ドラクエ本編はそれまで完全版が出たことがなかったのに... |
バージョンアップ版を出すなとは言わないけれど、売り方や出すタイミングを間違えて旧バージョンの購入者が損したような気持ちにさせないで欲しい。
ニンジャガ3REの紹介のような個人的感想
僕がニンジャガ3REを最後まで遊んで感じた感想(紹介もふくむ)を書いています。2との比較、3REの良い部分と悪い部分の率直な感想を特に意識しています。
ストーリーよりもアクションに重きを置いたゲームですが、極力ネタバレは避けています。
なお、この感想はニンジャガRE3の本編(難易度ノーマル)のみで、その他のモードや追加キャラクターなどの感想は含まれていません。
なぜ3ではなくて、3REを選んだのか?
3ではなくて3REを選んだ理由
・WiiU版3REを数年前に中古500円で購入して持っていたから
・Xbox360版は高価だから
・3無印の評判が悪く、RE3が改善版という情報を見て知っていたから
3が評判が悪いというのはネットの噂で知っていたけど、数年前にWiiU版のニンジャガ3REを安く購入して既に持っていたというのが一番の理由。
1、2と続けてXbox360で遊んでいたので、本当はXbox360版が良かったけど、中古価格が高いので断念。
プレイ時間と全体的な感想など
プレイ時間&状況、全体的な感想
・2023年6月29日~7月18日までの約20日、プレイ時間は14時間
・難易度はノーマル
・回復アイテムがないからゲームオーバー地獄(特に序盤と終盤は苦戦)
・QTEのせいで初見ゲームオーバーが多発
・体力が増えて、武器が強くなってから(中盤以降)は2と同じように楽しめた
・アクションの出来は悪くないけど、難易度の細かい調整を失敗している感じ
・リュウのキャラクターに違和感
・新アクション「クナイクライム」はいらない
・1と2とは別物のような感覚(でも2としっかり繋がりはある)
・リュウの葛藤が描かれるストーリーは結構楽しめた
・内容はシリーズで一番短いけど、苦戦したからプレイ時間は変わらず
・ラスボスは戦うのが嫌になってぶん投げそうになった
「なぜ回復アイテムをなくしたの?」と最初から最後まで疑問に思って遊んでいた。
リュウを動かす楽しさは健在だから、アクション面は相変わらず良く出来ているけど、難易度のバランス調整を失敗している感じ。難しいというより理不尽。
ストーリーはリュウが前作までと別人のような感じがするけど、ストーリーは先が気になる展開だったので結構楽しめた。おかげで遊んでいた期間も20日と僕にしては短い。
ゲームハードやプレイ環境の感想
プレイ環境の感想
・WiiUのゲームパッドは大きくて重いけど操作性は良い
・ゲームパッドの画面はあってもなくてもいい
・ゲームパッドは3時間遊ぶごとに充電が必要
・ステージ開始直前のロードが長い(40~50秒)
・ディスクの読み込み音はゲーム中はそこまで激しくない
・中古で購入したWiiU本体でも最後まで遊ぶことができた
WiiUの標準コントーラーであるゲームパッドは他と比較してかなり大きくて重いから「これでニンジャガを遊べるの?」と心配だったけど、慣れれば使いやすくて操作性も良かった。
WiiUはXbox360と違って、ディスクから直接データを読み込んで遊ぶからロード時間や読み込み音が心配だったけど、ロードはステージ開始直前が長いだけなのと、読み込み音も比較的静かで問題なかった。
ちなみに僕が使っているWiiU本体は6年前に中古で購入してからあまり使っていなかったので、まともに動くか心配だったけど、ノートラブルで最後まで遊べたのでホッとした。
2と比較した3REの変更点まとめ
2⇒3REの変更点
・前作から製作スタッフが一新されている
・新アクション(スライディング、クナイクライム、ムササビダイブ、断骨)の追加
・ムラマサショップの廃止
・黄金のスカラベの復活
・回復アイテムの廃止
・エッセンスの廃止
・気力ケージの仕様が変更
・NINJA SENSE(使うと進行方向がわかる)の追加
・セーブポイントがハヤブサに変更
・ステージの名称が変更(Chapter⇒Day)
・UIやメニューのデザインが変更
・巻物の廃止
・体力ケージ(ライフケージ)の最大値アップのアイテム廃止
・NINJA SKILLS(獲得したカルマ使ってリュウを強化する)の追加
・弓使用時にロックオン機能が追加
・絶技(溜め攻撃)の仕様変更
ニンジャガは1⇒2の時は全体的に正統進化した感じだったけど、2⇒3(3RE含む)はとにかく変更点が多い。
変更点が多いのはニンジャガ2の後にTeam
Ninjaの主要スタッフがテクモ(現コーエーテクモゲームス)を退社して、3では制作スタッフが一新されたのも理由のひとつだと思う。
※2008年のニンジャガの生みの親、板垣氏の退社報道はこちら(電撃オンライン)
制作スタッフが一新されたことで、ニンジャガの当たり前を見直して新しいものを作ろうとしたのかもしれないし、新スタッフの考えた「俺たちのニンジャガ」にしたかったのもしれない。
ステージの名称やUIやメニューのデザインも一新しているので、とにかく変えたいという強い意思が伝わってくる。
特に大きな変更点は2までのムラマサショップ(武器を鍛える)と巻物(新しいアクションや忍術の取得)と体力アップアイテム(九字神珠や神命珠)が廃止されて、新たにNINJA
SKILLSに3つの要素が集約されてシンプルなったことだと思う。わかりやすくなったので、個人的には良い改善点だと感じる。
ストーリー重視になってリュウが別人になった?
ニンジャガ3は隼の里にいるリュウの元を訪れた日本の防衛省の人間から「イギリスの首相官邸を制圧した謎の集団から、リュウハヤブサを呼べ!との要求があったから一緒に来て欲しい。」と言われて始まる。
さらにイギリスでリュウは謎の集団の仮面の男に死に至る呪いをかけられてしまう、という設定。
リュウは初登場シーンでお馴染みの黒装束を着ていないので、ここからして2までとは違うな...という気配を感じた。
謎の集団の野望?を阻止するために2と同じく世界中を周るストーリーだけど、今回はリュウ単独ではなくて防衛省の特務機関のミヅキ(女性)と協力して行ったり、ミヅキの娘の女の子とも絡んだりするので、リュウの今まで見えなかった一面が見られる。呪いのせいで無敵のリュウも満身創痍で悩み苦しむシーンがあるので、今回は人としてのリュウが描かれている。
ストーリーを比較すると、1と2は80~90年代のスタローンやシュワルツェネッガー主演のアメリカ映画のように無敵の主人公がひたすら戦い続けるような感じだけど、3はリュウの苦しみや葛藤が丁寧に描かれるので、日本映画や日本のアニメのような感じだと思った。
正直、3のリュウは2までのイメージで見ると別人のような感じがするけど(でも、正式な2の続きの話らしい)リュウの呪いの行く末が気になったので、個人的にはストーリーは楽しめた。
グラフィックは綺麗になったけど、暗くて見づらいシーンがある
WiiUの画質は最大1080p(フルHD)となっているけど、どうやら実際は720p相当みたいなので、2と解像度(映像の細かさ)は殆ど変わらない。でも、グラフィックはさらに一段階綺麗になったと感じる。
ただ、3は全体的に色合いが暗めのせいか、2より綺麗に見えない場面やステージ(特に序盤のロンドンが微妙)も多い。暗いせいで、リュウと敵の区別がつかなくなったり一部見づらくなるのも気になった。
3でもカットシーンよりも、自分が動かしているアクションシーンの方が綺麗に見える不思議は健在。
Z指定(18歳以上対象)だけど2より残酷さを感じない
3REは2と同じCEROレーティングがZ指定(18歳以上)対象となっていて、攻撃すると敵の身体が欠損したり出血する表現がある。
僕が2から続けて遊んでいたせいかもしれないけど、3REの身体欠損や出血は2より残酷な感じがしなかった。(あくまで個人の感想)2は最初からZ指定の表現ありきで作られたけど、3は3REから後付で付けられた表現という差もあるのかな?
言葉で違いを説明すると、2はスパッと切って鮮血が噴き出すイメージだけど、3REは叩き潰して血まみれ(血の色は黒っぽい)になるイメージ。3の方が派手。
ステージはシリーズで一番狭い、探索要素はほぼ消えている
3はシリーズで一番ステージが狭くなっていて、2では少し残っていたアドベンチャー要素や探索要素もほぼ無くなってしまった。移動して敵を倒しての繰り返しでゲームが進行する。
2は無駄に広くて何もない場所が多かったので、3は遊びやすくなったとも言える。おかげであまり迷わない。
3REのボリュームは1と2の半分以下
3REをクリアしてからあらためて確認してみたら、3REの本編の長さ(チャプター数)は1と2の半分以下だった。
たしかに感覚的にもあっさり終わった感じがあった。1と2はまだ終わらないのかよ...というしつこさがあったのに。3REはストーリー重視でカットシーンも多いから単純な比較はできないけど、ヒーローモードで苦戦せずに遊んだら相当短いのかも?
ちなみに僕は超苦戦して遊んでいたからクリアまで14時間もかかっている。
ゲームシステムや成長要素の感想
次に進むべき方向を示す「ルート感知(NINJA SENSE)」が便利!
3には次に進むべき方向を示す「ルート感知(右スティックを押し込むと発動)」という新機能があって便利!(Σ2から導入された機能らしい)
3はステージが狭くなって迷いにくいけど、それでもニンジャガシリーズ特有の「次どこに行って何をすればいいの?」という状態に陥ることはよくある。そんな時はルート感知を使えば一発で解決する。
個人的にはニンジャガ1から欲しかったと思えるナイスな機能。
回復アイテム廃止が廃止されたせいでゲームオーバー地獄
2までは回復アイテムを宝箱から入手したり、ムラマサショップから自由に購入することができたけど、3REは大胆にも回復アイテムを廃止にしてしまった。
今回から「忍法、瞑想(スキルで習得する)、断骨」の3つを行うことで体力が回復するようになったけど、これらでは必要なタイミングに回復ができない。セーブポイントで完全回復や一定の敵を倒したタイミングでの自動回復は健在だけど、ニンジャガの戦闘の激しさではとても間に合わない。
おかげで体力の最大値が少ない序盤のボスや大量の雑魚敵が出現する場面、強めのボスやラスボス戦では何度もゲームオーバーになった。プレイ時間の半分ぐらいはゲームオーバーからのトライ&エラーの繰り返しだったと思う。
正直、回復アイテムなしでクリアできる雑魚敵やボスの強さに調整されていない気がする。1と2も難しいけど、ここまでの理不尽さは感じなかった...。
なぜ、回復アイテムを廃止にしたのだろうか?
ニンジャガは回復アイテムを上手く使うことで、難しくても何とかクリアできる絶妙なバランス(ノーマルの場合)だったと思うのに...。
回復アイテムの使用はプレイヤーの判断に委ねて欲しかった。
NINJA SKILLSは便利だけど、カルマが不足気味になる
リュウを成長される要素が全て「NINJA SKILLS」というメニューに集約されたので、便利でわかりやすくなった。
ただ、アクションの習得、忍術の習得・レベルアップ、武器のレベルアップを全てカルマ(KARMA)を消費させて行うので、圧倒的にカルマが足りない。カルマは主に敵を倒して獲得する得点みたいなものなので、遊び方によって溜まる数値は変わるかもしれない。でも、何も考えずに普通に遊んだら不足すると思う。
僕は体力アップを最優先にして、次に武器レベルアップの順で優先順位をつけて、アクションは使いたいものだけを習得していた。
体力の上限アップ解放の条件が黄金のスカラベ
集めた個数に応じて報酬がもらえる「黄金のスカラベ」の復活は嬉しいけれど、その報酬に体力の上限アップが含まれているのはどうなんだろうか?と思った。
3REは回復アイテムが廃止されたせいで、体力の上限をアップさせることは1や2以上に重要。それなのに取っても取らなくても良い収集アイテムの報酬にしても良いのだろうか...。
幸い3はマップが狭いし、黄金のスカラベは比較的わかりやすい場所にあるから問題はないのかもしれないけど、少し気になった。(ちなみに僕は初回プレイで37個集めた)
ニンジャガにQTEは合わない
3REから新たにQTE(Quick time
event)という画面に指示されたボタンを押したり、連打する操作が追加されたけど、正直ニンジャガに合わないと思う。
QTEは制限時間内(数秒)にボタンを押さないと失敗扱い(ゲームオーバー)になるから、強いボスをやっと追い詰めて倒せると思ったタイミングでQTEが来て失敗すると本当に萎える。ボスと戦うことに集中していると初見のQTEへの対応は難しいし、ボス戦のQTEは嫌がらせの時間稼ぎに感じる。
QTEはただ見ているだけのカットシーンにプレイヤーを介入させるために「シェンムー、バイオハザード4、ゴッドオブウォー」などにも導入されていたけど、ニンジャガは1からプレイヤーが自分で動かすアクションを大事にしてきたから、QTEと相性が悪い気がする。
2の路線での進化はもう頭打ちだから、新しいことをして変化させたい気持ちはわかるけどね。
フリーズはしなかったけど、処理落ちは多い
3REはステージ開始前の読み込みはかなり長いけど、僕の環境ではフリーズは1回もなくて安定していた。(ちなみに2では1回フリーズしている)
ただ、処理落ちは最初のステージから敵が多い場所では発生していた。Xbox360とWiiUはそこまで性能が変わらないから、2と同様に処理が重くなる場面では仕方がないのかもしれない。
アクション部分についての感想
新アクション「ニンジャクライム、ムササビダイブ、スライディング」について
新アクションの「ニンジャクライム」と「ムササビダイブ」。
ムササビダイブは高い場所から滑空(飛んで)するアクションで場面によっては敵の頭上から襲いかかる動作も加わる。忍者ぽくて爽快感があるから僕は好き。
一方、ニンジャクライムは壁をZRとZLボタンを交互に押すことで登るアクションで、こっちは面倒だからいらないと思った。でも、壁を登る場面は多い...。
同じく新アクションの「スライディング」は2までの回避の代わりとなっている。敵にスライディングで当たると攻撃判定があるらしいけど、僕はあまり使わなかった。
スライディングは特に可もなく不可もないけど、やたら狭い所をスライディングで通り抜けさせる場面が多いのは気になった。忍者じゃなくてロックマンかよ!
この3つの新アクションはやたら使う場面が多いので、開発側が使わせたいんだろうな...というのが伝わる。
断骨と滅却の使い分けが難しい
2からお馴染みの身体欠損した敵を一撃で倒すことができる「滅却」、そして3REの新アクションで敵の強攻撃(赤く光る)を回避した後に繰り出せる一撃必殺「断骨」、この2つは強攻撃で発動するという共通点があるから、使い分けが難しかった。(滅却は敵を叩き切る演出、断骨は敵の懐に入って止めを刺す演出)
僕は最初の頃は、断骨の存在に気づかず、偶然に出た時は「滅却を使うと2種類の演出がある?」ぐらいにしか思っていなかった。でも、断骨は「タイミング良くボタンを押すと続けて周りの敵も一撃で倒せる」という特性があるので、さすがに途中から別の技だと気づいたけれども。
そんな適当な認識で最後まで遊んでしまったけど、後で調べた結果、3REでは滅却を使うと気力ゲージが回復して、断骨を使うと体力ゲージが回復するらしい...。つまり体力回復アイテムが廃止された3REでは断骨を狙った方が有利という事。ゲーム中にそんな説明あったかな?
ちなみに断骨は身体欠損した敵に確実に繰り出せる滅却と違って、敵が赤く光るタイミングを待って狙う必要があるので、すごくやりにくい。狙っていると敵からかえってダメージを食らってしまう事が多い。
僕は断骨はあえて狙わずに偶然出るぐらいで十分だと思ってしまった。2の経験者ほど、馴染みがある滅却を優先して使いそうな気がする。
敵のガードと回避性能が高すぎ&遠距離攻撃多すぎ
3REは2と比較して敵のガードと回避性能が高い気がする。特に敵が大量に出てくる場面でひたすらガードされると面倒で嫌になる。
たぶん、断骨を使ってもらいたいから固くて倒しにくい敵がいるのだろうけど、その断骨を出すには敵の攻撃待ちになるからテンポが悪くなる。ちなみに3REでは身体欠損は一定ダメージを与えないと発生しないので、固い敵には滅却も使いにくい調整になっている。
そして2でも多かったけど、3REは遠距離攻撃をしてくる敵がさらに多くなっているから最初はストレスだった。ただ、3REは弓を構えると自動で敵をロックオンするようになっているから慣れれば楽になる。
3REの殲滅戦はイマイチ
3REではステージにある水晶ドクロ(2でも登場している)に触ると狭い空間で大量の敵と戦う、殲滅戦が遊べる。
殲滅戦は2でもあって僕は好きだったけど、3REの殲滅戦は回復アイテム廃止が災いしていて遊びにくいと感じた。
やっぱり回復アイテムがなければ大量の敵と戦いにくいし、3REの殲滅戦はボスも出てくるからとても倒しきれない。おかげで僕は今回の殲滅戦を1個もクリアできなかった。
ただ、殲滅戦はクリアできなくても稼いだカルマはそのまま残るみたいなので、挑戦するメリットはある。
ラスボス戦は作業的に感じた
3REのラスボス戦では気力ゲージを溜めないといけない場面があって、それがすごく面倒&作業的なので「これやるの?」と嫌になった。
最初は刀で戦って、気力ゲージがなかなか溜まらず困ったけど、試しに他の武器を使ってみたら気力ゲージが溜まりやすくて驚いた。実は3REでは使う武器によって気力ゲージの溜まり方が変わるらしい...そんなの知らなかった。その事を理解して戦っていたら何とかその場面は乗り越えられた。
僕がゲーム中の説明を読み飛ばしている可能性もあるけど、ニンジャガ3REは全体的に説明不足(わかりにくい部分)が多くないか?
ニンジャガ3REはどのバージョンを遊ぶのがオススメ?
ニンジャガ3REにはいくつかバージョンがあるので、今遊ぶのにはどのバージョンがオススメなのかを紹介します。
結論を言うと、安く遊びたいのならばWiiU版かPS3版、PS4/PS5やXboxONE/Series
X|SやSwitchやSteamで遊びたいならマスターコレクション。
NINJA GAIDEN 3 Razor's Edge(WiiU)
リンク
・今回僕が遊んだ最初に発売されたニンジャガ3RE
・2012年12月8日発売
・中古価格は500円~1,500円
・WiiU標準のコントローラーゲームパッドは画面付きで大きくて重い
・ステージ開始前のロードが長い
僕が今回この記事を書くために遊んだ最初に発売されたニンジャガ3REでもあるWiiU版。
ステージ開始前のロードが長かったり、コントローラーのゲームパッドが大きくて重い(操作性は悪くない)という欠点はあるけど、中古で一番安く購入できる。
ブックオフ公式オンラインストア(旧ブックオフオンライン)では、297円!
引用元:ブックオフ公式オンラインストア |
一番安くニンジャガ3REを遊ぶことができる!WiiUを持っていて、ゲームパッドに慣れているのならばあり!
NINJA GAIDEN 3 Razor's Edge(PS3/Xbox360)
リンク
・WiiUのニンジャガ3REの移植版
・2013年4月4日発売
・コスチュームの追加や一部ゲーム内容の修正・調整がある
・中古価格はPS3版は800円~1,500円、Xbox360版は3,000円以上
・PS3/Xbox360共にHDDにインストールできる(PS3は一部、Xbox360はフル)のでWiiUよりはロードが速い
・Xbox360はダウンロード版もある(価格は3,672円)
・XboxONE/Series X|Sでも互換機能で遊ぶことができる
WiiU版の後で発売されたニンジャガ3REのPS3/Xbox360版。
コスチュームの追加や一部ゲーム内容の修正・調整されているらしい(詳しくはこちら)
実際に確認はしていないけれど、PS3/Xbox360版はHDDにインストールできるので、ロードはWiiU版より速いはず。PS3版は中古が手ごろな価格だけど、Xbox360版は数が少ないらしくプチレア化している。
ブックオフ公式オンラインストア(旧ブックオフオンライン)では、PS3版は990円でXbox360版は3,190円
|
|
PS3版ならば中古価格が手ごろなのであり!Xbox360版は今から遊ぶにはコスパが良くない
マスターコレクション(PS4/Switch/XboxOne/Xbox SeriesX|S/Steam)
リンク
・ニンジャガ1~3REのセット
・2021年6月10日発売
・最新の主要ハードPS4|PS5/Switch/XboxOne/Xbox SeriesX|S/Steam全てに対応
・PS3/Xbox360版の移植
・PS5/Xbox Series X|S/Steamなどでは最大4K画質で遊ぶことができる
・DLCが最初から収録されている
・Switch版のみCEROレーティングD(17歳以上対象)のバージョンがある(ダウンロード版のみ)
・Xbox Game Passで遊ぶことができる
・パッケージ版は中古価格約3,000円、ダウンロード版は4,950円
現時点でのニンジャガ3REの最終バージョン。ハードによっては最大4K画質でも遊ぶことができる。
PS5やSwitchやSteamにも対応しているので、今から遊ぶには一番ベストな選択。Switchだけダウンロード版のみでCEROレーティングDバージョンもある。
1~3REのセット販売なので、割高になってしまうのが欠点。できればバラ売りをして欲しい。
最近のゲーム機で遊びたいならばマスターコレクション!
まとめ
ニンジャガ3REは、不評だった3に2の要素(Z指定の表現、成長要素、殲滅戦など)を追加して調整したものだから、その2つの要素が合わずにちぐはぐになっている気がします。だから良い部分と悪い部分がハッキリしているのかもしれない。
不満な部分をたくさん書いたけど、体力が低くて武器が弱い序盤を乗り越えて、ボス戦でのトライ&エラーが気にならなければアクション部分はそこまで悪くないです。ただ、3REよりも先に1と2を遊ぶことをオススメします。やっぱり1と2の方が完成度が高いので。
そして、ここまで詳しく3REの感想を書いていたら、元の3はどんなゲームなのか気になってきました。もっとシンプルらしいけど。
3REを忘れたころに遊んでみたい |
今回も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!