こんにちは!
電話番号で使えるメッセージアプリ「+メッセージ」ってどうなの?
今回の記事をオススメしたい方
- +メッセージが気になる
- MVNOで+メッセージを使いたい
- LINEと+メッセージを比較したい
電話番号で使えるメッセージアプリ「+メッセージ」は、ようやく今年の秋から徐々にMVNOでも使えるようになってきました。
これでやっとMVNOの回線でスマホを使っている僕も試せる!
というわけで、今回は「MVNOで+メッセージを使ってみた体験談、+メッセージの特徴(LINEとの比較を意識した)」の記事です。
ちなみにMVMOとは自社で通信回線を持たずにドコモ、au、ソフトバンクなどから通信回線を借りて通信サービスのみを提供している通信事業者のことです。
有名なところだと「mineo」「OCNモバイルONE」「IIJmio」などがあります。
格安simとも呼ばれていて、通信料金が安く済むのが特徴です。
+メッセージとは?
+メッセージ(プラスメッセージ)は、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの3社が提供する、リッチコミュニケーションサービス(RCS)規格に準拠したサービス。各プラットフォーム向けに配信されている同名のモバイルメッセンジャーアプリケーションを介して提供される。RCS規格自体は本来オープンだが、本サービス自体は各キャリア名義で販売された Android 端末および iOS 端末のみの利用制限がある。「+メッセージ」『ウィキペディア フリー百科事典日本語版』(https://ja.wikipedia.org/)最終更新日時:2021年11月30日 14:13 (日本時間)アクセス日時:2021年12月1日 0:15(日本時間)
最初にWikipediaから引用してみましたが、イマイチわかりにくい...。
僕の認識で書いてしまうと「ドコモ、au、ソフトバンクが共同で提供していて、SMS(ショートメール)のように電話番号で送れるLINE風のメッセージアプリ」となります。
つまり電話番号だけで利用できるLINEみたいなメッセージアプリ(サービス)です。
+メッセージを使ってみた!
実際のアプリの画面を見た方が話は早い!というわけで、画面のスクショと併せて紹介します。
今回の紹介はMVNO(ドコモ回線)でiPhoneを使った場合のものです。
メッセージ
最初にメインのメッセージ画面を見てみます。
画面下のメニューのメッセージをタップすると見ることができます。
最初にメッセージ一覧が表示されて、やり取りしたことがある個人とグループと公式アカウントが一覧に表示されます。LINEのトーク一覧と同じですね。
LINEと同様にグループでメッセージのやり取りができるのも嬉しいポイント。
次にメッセージを送りたい相手やグループの名前をタップするとメッセージ画面が表示されます。
このメッセージ画面でメッセージを見たり、メッセージを入力することができます。
テキストが吹き出しだったり、スタンプがあったりLINEでも見慣れたような表示ですね。
使いやすくていいけど、似すぎている気がする...。
メッセージの吹き出しの左のチェックマークが+メッセージでの既読マークのようです。
スタンプもあって、既読機能もあるのでLINEと変わらない感じで使えそうです。
メッセージの入力部分を詳しく見てみます。
テキスト以外に送信できるものは「スタンプ、写真、音声、位置情報」ぐらいしかないようです。
LINEは色んなファイルを送信できたりするので、かなりシンプルな感じがしますね。
連絡先
次に画面下メニューの連絡をタップしてみます。
画面上の「すべて」をタップするとスマホ(この場合はiPhone)の電話帳に登録されている連絡先と同じものが出ます。
どうやら+メッセージを既に使っている連絡先(電話番号)の右側には+メッセージマークが表示されるようです。
これで自分の知り合いが+メッセージを使っているかわかるみたいです。
ちなみに僕の知り合いは2人しか使っていませんでした...。
さらに右上の「+メッセージ」をタップすると+メッセージマークがある連絡先だけを表示することができます。
+メッセージマークがある連絡先をタップしてみます。
ここから直接メッセージ画面に行くこともできます。
電話とSMSもここから使うことができますが、通常の電話料金とSMSの送信料がかかりますのでご注意ください。
実際にこの画面から電話とSMSを使ってみたところ、iPhoneの場合は標準のアプリがそれぞれ立ち上がりました。
さらに+メッセージマークがない連絡先をタップすると「+メッセージに招待する」の表示がありました。
スタンプ
画面下の「スタンプ」をタップするとスタンプストアに移動します。
ここで新しいスタンプを取得したり、自分の持っているスタンプを確認できます。
メッセージアプリでのスタンプの起源はわかりませんが、LINEでもお馴染みですよね。
+メッセージでは今のところ有料のスタンプはなくて全部無料のようです。
ただし中には無料でも一定の利用期限があるスタンプもあるのでご注意ください。
公式アカウント
+メッセージにもLINEと同じく登録した企業やサービスや行政などの情報を受け取れる「公式アカウント」があります。
驚いたのは僕が見れるドコモ版の公式アカウントは、たったの12個しかないということ...。
+メッセージがまだほとんど普及していないので、企業などが公式アカウントを作るメリットがないんでしょうね。
ちなみに公式アカウントはドコモ版とau版とソフトバンク版で微妙な違いがあるようです。
(それぞれのキャリア専用の公式アカウントがあるから)
マイページ
「マイページ」では自分のプロフィールを変更したり、連絡先を登録するためのQRコードが出せたり、+メッセージの細かい設定ができます。
僕がいいなと思ったのはプライバシーの設定で「メッセージの既読機能」をオフにできることです。
LINEでもお馴染みの既読機能は相手が見たかどうかわかるので便利な反面「お互いに相手の既読が付いたのに返信がない・返信が遅い」などが気になり、脅迫的になってしまうので人によっては嫌な機能だと思います。
LINEは既読をオフにできないので強制されますが、+メッセージはオフにして使わないこともできる!これだけでもメッセージアプリとして素晴らしいです。
ただ、個人的には使い分けしたいので、相手やグループごとに既読設定のオンオフができればもっといいんですけどねー
実際に使って気づいたこと
ここでは実際に+メッセージを使っていて気付いたことやこの記事を書く上で調べていて気付いたことをまとめています。
初回設定がキャリアや機種によって違う
+メッセージも他のアプリと同じく最初にアプリを使うための初回設定があるわけなんですが、この設定が使っている機種やキャリアによって細かい違いがあります。
機種がiPhoneかAndroidか?
キャリアはドコモ・au・ソフトバンク、MVNOか?
などの環境の違いによって「SMS認証が必要だったり、Androidの場合はそもそもアプリがキャリアによって別々だったり」します。
事情はよくわかりませんが、なぜ初回設定やアプリを統一していないのでしょうか?
ちなみに僕の環境のiPhone+MVNO(ドコモ回線)だとSMS認証が必要でした。
初回設定に関してはこちらの記事に詳しく書いています↓
【まとめ】キャリアや機種によって違う?+メッセージの初回設定方法【2021年12月現在】
余計な機能がないのでシンプルで軽い
LINEはメッセージ機能以外にも色んな付加機能があって、色々と便利な反面メッセージアプリとしては動作が重く感じることがあります。
あと、どうしても色んな機能がゴチャゴチャしているので、使いにくく感じます。
一方で+メッセージは今のところメッセージ機能だけに特化しているので、動作が軽くてシンプルで使いやすいと思います。
LINEとの違いを感じずに使える
メッセージ画面を見ていただくとわかりますが、見た目もLINEと似ているし、スタンプもあって既読機能もあるのでLINEとの違いを感じずに使うことができます。
やっぱりLINEに慣れている人が多いと思うので、違和感なく使えるのは大きいですね。
僕は試しに同じ相手とLINEと+メッセージで交互にやり取りしてみましたが、特に違いを感じずに使うことができました。
SMSより使い勝手が良い
+メッセージの見た目はLINEとそっくりですが、ドコモなどのキャリアのサイトを見ると同じ電話番号で送れるSMS(ショートメール)との比較がされています。
〇SMS(ショートメッセージ)
料金:3~33円(税込)/1通
最大文字数:全角670文字/1通(テキストのみ)
その他:インターネット契約不要
料金:3~33円(税込)/1通
最大文字数:全角670文字/1通(テキストのみ)
その他:インターネット契約不要
〇+メッセージ
料金:パケット通信料(Wi-Fiでも利用可)
最大文字数:全角2,730文字/1通(写真・動画も送信可)
その他:インターネット契約必須
料金:パケット通信料(Wi-Fiでも利用可)
最大文字数:全角2,730文字/1通(写真・動画も送信可)
その他:インターネット契約必須
こうして比べてみるとSMSは一度に送信できる文字数が少なくて、1通ごとに料金がかかってしまう事に対して、+メッセージは送信できる文字数も多く(写真や動画も送信できる)料金もお得であると言えると思います。
つまりスマホで使う場合は+メッセージはSMSより使い勝手が良いです。
LINEの場合、グループでは既読は見た人数の数が表示されるだけでしたが、+メッセージのグループの既読は名前が表示されるので「誰が見て、誰が見てないか」を確認することができます。
これは使いようによってはかなり便利かも!
電話番号を使うデメリット
+メッセージはSMSと同じく電話番号だけで利用できるのでアカウントを作る必要がないのはメリットです。
ただ、電話番号だけで利用しているデメリットも存在します。
- アカウント制でないのでスマホ以外で利用できない
- 電話番号を使うので色んな相手とやり取りするのに向いていない
アカウント制のLINEや他のメッセージアプリはアカウントがあるおかげでPCなどの他の機器でも相互に利用できますが、+メッセージは電話番号で利用するので1台のスマホでのみでしか利用できません。
他にも電話番号はLINEアカウント以上に無闇に他人に教えたくないものだと個人的には思うので、色んな人とやり取りするのには向いてないと思います。
たぶんスマホだけでシンプルに使い、既に電話番号を知っている相手とやり取りをする用途を想定して作られているのかもしれませんね。
楽天モバイルでは使えない
+メッセージはドコモ・au・ソフトバンクの3社が提供しているアプリなので、3大キャリアとその回線を使うMVNOでのみ使うことができます。(2021年12月現在)
つまり第4のキャリアである楽天モバイルでは使うことができません。
楽天が仲間外れになっているわけです。
せっかくSMSの上位版でLINEの代替アプリを目指しているのに特定のキャリアで使えないのは非常に勿体ない...。
早急に改善して欲しいです。
まとめ(LINEの代わりになるか?)
最後に今回の記事のタイトルの「LINEの代わりになるか?」を考えて終わります。
個人的な見解ですが、+メッセージはLINEとよく似ているので、LINEの代わりに使うには必要十分だと思います。
特にLINE嫌いやLINEを使いたくない人の良い代替アプリです。
ただ、既にLINEを使っている人が+メッセージのアプリを入れて移行してくれるかは疑問です。それは+メッセージならではの魅力がないからです。
でも個人的にはLINE一辺倒の今の状況は危険だと感じるので、+メッセージには静かに少しずつでもいいから普及して欲しいと願っています。
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